珍虫ナナフシは驚異の力持ち

踏んづけそうになった。
夜明けのベランダ。

まるでツィッギー。
小枝のようなナナフシ。
七つ節があるわけではない。
「七つ（たくさん）節がある」から、と、ものの本で教えて貰った。
ウンチクついでに書けば、ナナフシは大変な力持ち。
自分の体重の４０倍もの重いものを運べる。
自分の体重を換算してみれば、凄さがわかる。
５０キロの人で２０００キロ（２トン）。
私なら７２キロなので約３トン近いものを運べる。
軽トラをエッチラオッチラ運んでいけるのだ。


ちなみにアリは持ち上げられるのは自重の５倍。
引きずれるのは２５倍。
いかにナナフシのパワーが凄いか、分かるだろう。
この力学から、ドイツの研究者が着目。
産業ロボット、６脚ロボットを試作研究している。
昆虫や野鳥から産業に応用しているものは数多い。
フクロウの羽から音の静かなパンタグラフ。
カワセミが水中に突っ込む口ばしの抵抗力を応用した車体。
いずれも新幹線が応用した。
トンボの羽の動きを見て軍事用ヘリコプターを開発。
人は自然の生き物から、沢山学んでいる。
昆虫恐るべし。