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ノーベル賞学者も驚く「人体」の神秘

2018-01-14 | 日記

健康番組程下らないものはない。
数多あるが、はっきり嫌いだ。
タレントを使い「ほー!」「ええ-!」。
ADがスタジオで歓声をあおる図が見える。
まるでネットショッピング。
話のネタ程度でいい。

スタッフが銀座や六本木などで、たまたま飲んだ医者を連れてきたり、紹介されたり。
時たま「脱税」「ニセ医者」「経歴詐称」などで新聞沙汰。
あの人気のドクターが?となる。
で、あの健康話はどうだったの?
それは放映しっ放し。

それだけで、こちとらはストレスがたまる。


【上はポンペイ遺跡の人体】

だが、「人体の神秘」は、とにかく驚きの連続。
それほど面白い。

昨年10月からシリーズ放映しているNHKスペシャル。

「人体 神秘の巨大ネットワ-ク」。
毎週日曜夜、今年の3月まで全8回の大型シリーズだ。

今まで、体内の全ては脳が指令するものとばかり思っていた。
実際には、そうではなかった。

目からうろこ。
感心するばかりだ。


MCがタモリとノーベル賞学者の山中伸弥
医学用語を連発されれば、お手上げだが、それがない。

第1回は「腎臓」。
尿を作る機能がほとんど、と思っていた。

ところがそうではなかった。
腎臓からメッセージを脳に届ける。
他の臓器にもメッセージを出す物質がある。
その仕組みを知れば、高血圧さえ、いとも簡単に治した。

人は亡くなるとき、腎機能が低下。
尿毒が脳に回って死に至る、と思っていた。
腎臓が各臓器にメッセージを送れなくなったら、すべての臓器が機能しなくなる。
腎臓は二つあるから、一つぐらいとってもいい。
とんでもないことだった。

新聞の死亡欄で使っていた「多臓器不全」というのは、まさにこのことだったのだ。



第2回では「脂肪と筋肉」。
脂肪は筋肉と会話を交わす、という驚くべきもの。
さらに脂肪細胞が脳に指令を出していることも分かってきた。
「もう、エネルギー満杯ですよ」
脂肪細胞が食欲を抑えるメッセージ物質を運んでいた。
脂肪が少なすぎても、多すぎてもいけない。
メッセージ物質が脳に届かなくなるのだ。

さらに筋肉が病気をなくす力がある?
筋肉の働きが、記憶力の増強、がん予防と関わる?
メタボがなぜいけないのか?
これを見るとよーく分かる。

「骨」では、なぜ歩くことが健康と若さを保つのにいいのか?
自転車競技のトップアスリートが、骨の老化で骨折する。
それは骨は衝撃を与えると強化する。
歩くこと、走ることが骨にいいことが分かってきた。

これらを書き記すと、いくら紙幅があっても、足りない。

いやはや、ノーベル賞学者IPS細胞のトップが感心するほどの驚き。

「ミクロの決死圏」という、SF映画があった。

潜水艇が人間の体内に侵入して、病原菌と闘う。
そんな内容だった記憶がある。

それが、今では医術CGが細胞の動きをリアルに映す。
免疫細胞の戦闘ぶりさえ再現。
「腎臓」「脂肪と筋肉」「骨」ときて、今夜14日の第4回(日曜夜)は「腸」に迫る。

腸に関しては「驚きの連続 腸内細菌」2015年3月2日付↓)で記している。
https://blog.goo.ne.jp/gooyuhueriami/e/e7bc80398c3ebe48e96c87db1e6f0263

そのことにまた、触れるのだろうか?

とにかく、百聞は一見にしかず。

なんだか番組宣伝っぽくなってしまった。



 


2 コメント

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Unknown (ボス)
2018-01-12 16:28:27
初回から見てます、なかなか為になる番組ですね。

分かりやすく解説しているのも良いです
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Unknown (こちウワ男)
2018-01-13 00:09:54
ボスさん、本当に驚くことばかりです。老人が足を骨折すると、命にかかわることが、よく分かりますね。シリーズ内に「眼」がありませんね。脳のところでやるんでしょうか?毎週、待ち遠しい番組です。
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