巨匠バカラック「遥かなる天国」へ

本日は冷たい雨がシトシト。
だから、というわけではないが「雨に濡れても」を追悼の意味でも聴いてみたくなった。
曲を作ったバート・バカラックが９日、ロスの自宅で亡くなった。

享年９４。
映画ファンには耳に残る曲だった。

 
６９年にアカデミー作曲賞を獲得した「明日に向かって撃て」のテーマ曲。
軽快なテンポの曲はドラマのテンポともピッタリはまっていた。

ポール・ニューマンと当時は無名のロバート・レッドフォードとの息の合った演技とともに、脳裏に刻まれている。
女優キャサリン・ロスもよかった。
１８９０年代西部での実話の強盗コンビ。
ハリウッド映画らしい軽妙な会話が、ラストの悲惨な結末を救った。
話が映画になってしまったので、軌道修正。

バカラックの映画主題歌は他にも「何かいいことないか子猫チャン」「アルフィー」「007/カジノ・ロワイヤル」などがある。
カーペンターズ、ディオンヌ・ワーウィックらに楽曲を提供。
「小さな願い」「Close To You（遥かなる影）」「ウォーク・オン・バイ」「サン・ホセへの道」「ベイビー・イッツ・ユー」・・・。
誰でも、一度は耳にした曲ばかりだ。

ニューマンもワーウィックもカレン（カーペンターズの妹）も、そして巨匠が鬼籍に入った。
古き良き時代が流れていくが、名曲名画は永遠に残る。