
春場所は荒れる場所といわれる。
何のことはない。
タニマチが大盤振る舞いするだけの話。
力士は1日一番、数分の勝負だけ。
後は、ミナミやキタの新地でタニマチに連れられ女、酒、バクチ。
その昔、旭道山(後に公明党から参院議員)という美男力士がいた。
奄美出身の筋肉質な力士で、決して大きくはないが、スピードとパワーあふれつ好力士だった。
その力士が時折、ふと漏らした。
「稽古したいのに、夜になると連れ回されるんですよ。何とか、ならないものでしょうか」
ちょうど十両昇進後、間もない頃で、力をつけるときだった。
タニマチは、大阪の谷町筋に角界のスポンサーが多かった頃についた名前といわれる。
旭道山所属の大島部屋(元大関・旭国)は、いち早くモンゴル力士を入門させた部屋。
そのモンゴル力士の頂点が朝青龍。
何かとタニマチに問題がある。
週刊文春でもモンゴル利権で叩かれている。
違法地上げ事件でにぎわせているのが、「スルガコーポレーション」(岩田一男会長)。
スルガが地上げを依頼した光誉(朝治博社長=59)は、故宅見勝組長と親しく、その関係で同組2代目入江禎山口組総本部長とつながる。
そのスルガはモンゴル利権に乗り出しているといわれ、その看板に朝青龍を担いでいる。
ウランバートルで「フォーシーズンズ・ガーデン」という巨大マンション、学校、病院などのビッグプロジェクトを仕掛けている。
朝青龍がたびたび、モンゴルに帰るのも、モンゴル場所を相撲協会の許可も得ず、進めていたのも、全部スルガがらみなのだ。
それを知った北の湖理事長が激怒した、
との話も伝わる実にきな臭い話しなのだ。
そのためには、今場所、ぜひとも朝青龍と白鵬の横綱決戦で、モンゴル場所に弾みをつけたい。
白鵬が負ければ、朝青龍が負ける。
なんとも、うまく出来ているのではないか。
ちなみに光誉という会社は、元大関・若島津(歌手・高田みずえ夫人)のタニマチ。
大阪・東住吉区針中野の宿舎ビル(針中野光誉マンション)にでかい「光誉」の看板がある。
興行の世界と闇の世界。
つながりは、きれいごとではなく深いものがある。
それが、八百長につながらないことを祈るばかりだ。
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