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酒のツマミになる話題をセッセセッセ。独断偏見は”味付け”です※文中の敬称は略。

地中海珍道中10~明け方まで花火

2013-06-24 | 日記
バン!ドカン!パチパチ!

バルセロナ市街中で市民が爆竹を鳴らし、打ち上げ花火をしている。

夜から朝方の3時ぐらいが最も激しかった。

夏を迎える祝祭日サンファン祭。
昼間と言っても21時半位まで明るいから、昼と夜の狭間が分からない。
昼過ぎから知人の邸宅でバーベキューパーティーを楽しんだ。
なので日中の様子は分からない。
それでもバルセロナ郊外のタウン内でも時折、風に乗った音が聞こえた。

バルセロナから列車で40分の閑静な別荘地。
カルデデウ。

軽井沢か富良野か?そんな雰囲気の地域だった。

ベジタリアンの知人イスマ夫妻が、肉、ソーセージのバーベキューでもてなしてくれた。

暖炉でポテト、パン、肉を焼く。
香ばしい。

日本の男と違い、本当にマメに動く。
家人には決して見せられません。
しかも、本当に野菜しか食べない。
食べたあとは、パラグアイから連れてきたレトリバーと何かのミックス犬を散歩に連れ出した。

実に大人しくて賢い。
まあ、ほとんどリードに繋がれることはなく犬にとっても最高の環境だ。

名をハナという。7歳。

聞くと賢くてなつくのが分かる。

やかましいから声帯手術、走り回るからケージに入れる日本のペット事情に怒る動物愛好家のイスマが、拾ってきた犬だった。
パラグアイの路上に捨てられ、怯え、寄生虫に食いあさられ、毛は抜け、痩せほそったハナを病院に連れて行った。

25回もの注射で、ベッドの上に身体中から黒いものが落ちていた。
寄生虫の死骸だ。
まさに命の恩人。
パラグアイから横浜、埼玉を経て、バルセロナにやってきた幸福なペロ(スペイン語で犬)と温かい話題。
アットホームな宴にほっこりした気分にさせてもらった。

グラシアス!