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酒のツマミになる話題をセッセセッセ。独断偏見は”味付け”です※文中の敬称は略。

地中海珍道中12~スペイン決勝進出

2013-06-28 | 日記
0-0のまま延長PK戦に突入した。
コンフェデ杯準決勝は、南欧対決となるスペインVSイタリアの激突だった。

私は、運のいいことに一方の当事者、地元スペインのバルセロナのBAR(バル・居酒屋)にいた。
会社員をやめて独立する前の「旅行です」という35歳の若者と飲んでいた。
埼玉に在住していて、ペンキを塗る仕事。
ガウディ見たさにバルセロナにきたそうだ。
「(ガウディの)あの感覚は、すごい」とサグラダ・ファミリアはもちろん、市内各所のガウディ建築を見た、という。

店の前にはサッカーファンと思しき若い男女が、所狭し、と飲みながらTV中継を見ている。
こちらは、サッカー中継を見るより、居酒屋で飲みながら中継を見ている若者を眺めている。

期待した。

スペインがもし、勝ったら、どうなるんだ?
大騒ぎになるのでは?と心配し、期待もした。
日本は早朝にもかかわらず、長女が中継を見ていたかメールしてきた。
「やったスペイン!さいこー!スペインの盛り上がりすごいやろーなー」

結論は残念というか「????」だった。

スペインが7-6でPK戦を制した瞬間、確かに手を叩いたり、叫んだが、それも一部の酔客だった。
極めて、静かだった。
陽気な普段のラテン民族丸出しの感じからは、それほど期待したものではなかった。

日付変更線寸前だったこともあり、帰宅電車が気になったのか。
試合終了とともに、さっと席を立ちだした。

陽気なスペイン人よもっと騒いでくれ、と思ったほどの静けさ。

地元の知人の話がよみがえった。

スペイン代表は人気がない。
ライバルのFCバルセロナとレアルマドリッドの選手が同じユニホームを着ることが許せない、ということだ。

日本でいえば阪神と巨人が、日本代表のユニホームで戦うようなものと例を挙げる。
だが、侍ジャパンでは、そういうこともなく、日の丸を背負うと異常な盛り上がりを見せる。

マドリッドとバルセロナは巨人阪神の数十倍もライバル心を持っているのだそうだ。
だから、代表戦よりも、リーグ戦の方が盛り上がる。
代表戦よりもリーグ戦。

レアルマドリッドに、とてつもない金額で入団するブラジルのストライカー、ネイマールがいる。
そのブラジルとスペインが決勝戦となる。

随分、盛り上がることだろう。

残念ながら、決勝戦の時にはバルセロナにいない。
フランスのパリに移動している。