キングジムは、文具・事務用品の製造販売会社で、小型ラベルライター「テプラ」で有名です。
「ポメラ」とは、いったい何なのかと言うと、どこにでも持ち運べるコンパクトな携帯型ワープロです。
いえいえ、作成できる文書はテキストファイルだけなので、正確にはワープロではなくて、テキスト入力専用機です。
テキスト入力用に、キーボードを備えています。以前の製品は、キーボードは折りたたみ式でした。キーボードや画面が折りたためるから、製品全体が非常にコンパクトです。
そして、乾電池で駆動するので、どこにでも持ち運べ、どこにいても文書作成ができます。リチウムイオンバッテリーを搭載の製品もあります。
『いつでもどこでもすぐ「メモる」』
これが、この製品のコンセプトです。キーボードで文字を入力して記憶する機能に特化した、メモや文章の作成専用機なのです。
そもそも、ポメラという製品名自体が、「ポケット・メモ・ライター」の頭文字をとったものです。

キングジム社から2008年にこの「ポメラ」が発表されたとき、私は非常に大きな衝撃を受けました。その感動を今でもはっきり覚えています。私が当時、実現して欲しいと強く望んでいたのは、「まさにこれだ。」と感じました。欲しいと思っていた機械がまさに製品化されたと、そういう感がありました。
そのために、販売直後に、すぐにAmazonで購入しました。
ポメラを入手できて使い始めたときは、本当にうれしかったですね。
なぜ、私がそれほどまでに「ポメラ」に思い入れがあるのか。
それは、野口悠紀雄著の「パソコン『超』仕事法」という一冊の本に大きな影響を受けていたからです。
野口悠紀雄氏は、「超整理法」という著書で有名な大学教授です。今の人は、知らないでしょうけど。
同氏の著書「パソコン『超』仕事法」では、文書作成においてパソコンが果たす威力について、説得的な著述をされています。
パソコンの登場によって、文書作成方法に革命が起きた、との分析をしています。
どういうことかというと、それまで(パソコン登場まで)は、文書を作成するには、何を書こうとするのか、ある程度の全体構想が必要でした。ですから、文書を作成するに当たっては、どうしても構えていました。
ところが、パソコンの登場によって、これが大きく様変わりします。
パソコン(ワープロ)の文章編集機能のためです。編集機能のおかげで、パソコンで作成した文章は、いくらでも後から書き直しがききます。
文書作成においては、
1 最も書きたいことをまず簡単なメモの形で書いておく
2 これをもとに、加筆修正等をしていく
3 こうして、文章を前後左右に広げていく
こういう文書作成のスタイルも、可能となりました。
このことを的確に解説した記述部分を、「パソコン『超』仕事法」から引用抜粋します(文庫版「パソコン『超』仕事法」106ページです)。
《・・・以下、部分引用》
ワープロなら、思いついたことをまず書きとめておける。あとからいくらでも編集できるからである。順序はどうでもよい。文章の形になっていなくともよい。このため、仕事を開始するバリアが非常に低くなる。「とにかく始める」というのは、知的作業においては、大変重要なことだ。
「始めること」が、なぜそれほど重要か?それは、仕事を始めていれば、無意識のうちにも考えが進むからである。この意味で、パソコンはアイディア製造機だ。
「始めること」が、なぜそれほど重要か?それは、仕事を始めていれば、無意識のうちにも考えが進むからである。この意味で、パソコンはアイディア製造機だ。
《・・・・以上、引用終わり》
「ポメラ」は、上記記述にある、「とにかく始める」ことを可能とするツールでした。
『いつでもどこでもすぐ「メモる」』ことができる、コンパクトなデジタルツールだからです。
購入以来、「ポメラ」は、ずいぶんと重宝しました。特に、乾電池で動くことが画期的で、非常に便利でした。その後も2回の買い替えで、合計で3台を所有しました。
今でも、ポメラはキングジムから販売されており、根強い人気を保っています。
文書を書く機会の多い方には、おすすめのデジタルツールです。
それでは、また次の記事で。
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