これはこれで、非常に便利です。
その具体的手順は、
⇒ こちらの記事をご覧ください。
このように、Wordファイルをいったん作成すれば、Wordの機能でパスワード付きPDFを作ることができます。
一方、既存のPDFファイルに、パスワードを設定したいこともあります。例えば、紙に印刷された文書をスキャンして、PDFにした場合などです。既存のPDFにパスワードを設定するには、専用の有償アプリが必要、と理解していました。
ところが、フリーのアプリ(ツール)があるんですね。昨日、偶然に知りました。
「PDFtk」というツールです。
Windows版とLinux版とがあります。
今回、Linux版をインストールして、実際使ってみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/ec/097f389c20e70d477a1b559544c71551.jpg)
インストールするのに、次のコマンドを打ち込みました。
$ sudo snap install pdftk # version 2.02-4
この1行だけで、インストールが完了します。
インストールができたら、次のようなコマンドを打ち込みます。
pdftk [PDF元ファイル名] output [出力ファイル名] user_pw [パスワード]
これで、すでにあるPDFファイルから、パスワード付きの新たなPDFファイルが出力されます。これも、1行だけです。
具体的には、次のように記述します。
$ pdftk goosyun.pdf output hogesyun.pdf user_pw HOGEHOGE
これで、パスワード付きPDFができ上がります。
新たに出力された「hogesyun.pdf」を開こうとするとパスワード入力が求められます。
つまり、設定されているパスワード「HOGEHOGE」を知らないことには、開くことができないわけです。
上記のコマンドを利用すれば、たとえ多数のPDFファイルであったとしても、パスワード設定作業の自動化ができます。繰り返し構文を使ったシェルスクリプトで、作業の自動化が可能ですから。
いやぁ、Linuxのコマンドって、便利ですねえ。
それでは、また次の記事で
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《2023年10月8日追記》
大量のPDFの、パスワード設定自動化のシェルスクリプトを作りました。
⇒ こちらの記事をご覧ください。