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解説などによると、1948年生まれの彼は、ロサンゼルスの富豪の家庭で育ちました(何とビバリーヒルズにはドヒニー通りという通りがあるぐらいの名家!)。ハイスクール時代にサーフィンミュージックなどに夢中になり、その頃出入りしていたクラブでまだ無名のジャクソン・ブラウンやJDサウザー、グレンフライらと交流があったそうです。
その後、後に一斉を風靡するアサイラム・レコードの第1号アーティストとして契約、73年にアルバム「NED DOHENY」でデビューします。しかし何と言っても彼の名声を一気に高めたのは76年発表の「HARD CANDY」です。モシャ・ブラカのまぶしいばかりの美しいジャケットが象徴するウエストコースト的な清清しい音楽・・・でも以外に黒っぽい音も聴かせたアルバムだったのは皆さんご存知の通りです。
その「HARD CANDY」の次が本作であります。前作のソウルっぽさをさらに発展させた感じのアルバムに仕上がっています。
- To Prove My Love
- Think like A Lover
- Labor Of Love
- Thinking With My Heart
- Guess Who's Looking For Love Again
- The Devil In You
- Funky Love
- If You Only Knew
- Sweet Friction
1はほとんど歌詞のない曲ですが軽快なリズム隊のノリにホーンセクションがうまく絡み、コーラスや電子楽器のハリも良くて、アルバム全体を象徴する質の高い音楽性を見せつけます。
2は、前作「HARD CANDY」収録の名曲「I've Got Your Number」に似た感じの前奏・リズムですが、サビのファルセットとその後繰り返されるテーマが抜群にカッコイイこれまたホーンが効いていますね。このアルバムで一番好きな曲です。
3もミディアムテンポの曲です。コチラもネッドの美しいファルセットヴォーカルが堪能できます。サビの後のギター?サックスソロもカッコイイ
4は感じが少し変わります。ヒュールイス&ザ・ニュースのようなゆったりとしたアメリカンソング、コーラスにはJDサウザーも参加したます。
5は、ラテンリズムの好曲です。ここでもコーラス隊とホーン隊が大活躍。ラテン風のピアノはD.フォスターが弾いています!この曲と次の曲はジェフ・ポーカロがドラムを叩き、また、この曲も含めてほとんどの曲にパーカッションで、スティーヴ・フォアマンが参加しています。
影のあるバラードの6、ミディアムテンポの7、8、軽快な9と水準以上の曲が続きますが、後半はやや間延びした印象・・・
彼のアルバムは、「HARD CANDY」(76年)以外に、カムバック盤「life after lomance」(88年)、「love like ours」(91年)、「Between two worlds」(93年)を持っていますが、多分このアルバムが最も好きな1枚になりそうです。それにしても、彼のCDは日本だけの発売が多いですね。AOR四天王とも呼ばれるヒトだけになんか変な感じがしますが・・・イノセントなボーカルとややアンバランスなソウル感覚が魅力的な大好きなアーティストなんですがね~
彼のアルバムは70年代にリリースされた3枚しか聴いてないんですが、どれも良い作品ですよね~
とりわけ、このアルバムは彼のソウル/R&B的なところが強く感じられる作品で僕も大好きです。
最近入手することができた1stもナイーブな感性が感じられる素晴らしいアルバムなんで、機会がありましたらぜひ・・・
ファーストがなかなか見つからなくて・・・
shintanさんの記事を見て、ますます欲しくなってきました!これからもAOR系の作品紹介よろしくお願いします。