SPACE BATTLESHIP ヤマト 映画 - goo 映画
「ヤマト」、年末に見てきたので少々前の感想になりますが、SF映画として評価すると…
△ですね…
ダメな点は、
1.ラストシーン
地球を救う最後の希望なのにメンバーがすべて日本人なのは日本人以外すべて滅びたという事でしょう。
光速を超えるワープを繰り返し船内時間1年でも、地球では何万年も過ぎているはずという「相対性理論」無視はまあ理論自体が間違えていたという事にしましょう。
しかしラストシーン、映画の終わらせ方があまりにも安易です。もっとひねらないと映画としての価値がありません。
2.唐突な展開
あのキスシーンは一体何なのか

恋愛関係となる象徴的な出来事ショートカットして表現しようとしたのでしょうが、唐突&安易な表現過ぎます。
SFではなく、キムタクラブロマンスを観に来た女性客向けサービスであってもこんなシーンで喜ぶ客は少なくとも映画好きとは思えません。
3.説得不足
地球人類を救おうという切迫感が不足していました。
同じジャンルの「インディペンデンスデイ」とは雲泥のできです。
コックピットのセットもかなりチープで予算が足りない裏事情を見せ付けられているようでした。こんな程度の画面つくりでは臨場感がありません。
良い点は、
1.ガミラスの設定
意識態生物という設定やイスカンダルとの関係設定はなかなか面白かったです。
てっきり顔を青く塗った伊武雅刀がデスラーを演ずるのかと思っていましたが、意表をつかれました。
SF映画好きとすればこれはかなりポイントを上げても良いと思います。
合計良い点1点、悪い点-1点×3、×に近い△という評価です。
ボロクソ言われるほど酷いできでもなく、1,000円以上かけて見る値打ちはあると思いますが、決して期待してはいけません。
東宝特撮映画(この作品も東宝マークがでるので入れてもいい

)として認めても良いですが、宝石箱のような「海底軍艦」との違いに時代を感じさせられました。