日航撤退計画、路線維持へ支援策検討…国交相(読売新聞) - goo ニュース
「沈まぬ太陽」、観てきました。
エンドクレジットが流れた後、「この作品はすべてフィクションです」と明示されますが、モデルが日本航空であるのは周知の事実です。
このような形にしていれば訴えられるリスクも減らせます。
上映時間3時間半の映画、朝一AM10:30の回で鑑賞しましたが、年配のお客さんが多かったですね。社会派映画にもかかわらず、いつもガラガラの映画館が8割方お客さんが入っていました。
ほとんど原作を読んだ人だと思いますが、関心が高いことが実感できました。
しかしこの映画、きわめて重いテーマを持っています。
生き方・価値観・人命・政治・運命…
人は何のために生きているのか

御巣鷹山事故の導入部からグイグイ画面に引き込まれていきます。
あの事故を知っている人ならもちろん、ほとんど知らない若い人でも自分が事故機に乗っているような気がするのではないでしょうか?
この種の一種「苦難モノ」、主人公に感情移入できるかどうかが感動の大きさに比例します。
恩地さんの場合、東大出身で超一流企業「国民航空」に就職、労使運動に注力します。いかに左遷されても雇用は保証されており、生命の危険もありません。
そう考えると切迫感は少なく、日々職を失うことの恐怖と戦っている現代2009年のニッポンサラリーマンよりもはるかに「苦痛」はマシであるようにも見えます。
映画では自然に勤めていましたが、労組の委員長にしても原作では皆に担ぎ出されたもの。
あくまで、社員と会社のため労働運動を行っていた恩地さんの行動動機は「善」そのものです。
現在の日本航空の惨状、この時に本気で改革が出来ていれば免れていたものだと思います。報道されているような事態にはならなかったはず。
経営者の当事者意識の無さが象徴的です。
この映画に出てくる経営者連中が今の事態を招いたようなものでしょう。
この作品は「「あなたならどうするのか?」
というよりも恩地さんの生き方を通して「人はどう生きていくのか?」を訴求する作品だと思います。
勧善懲悪を示唆する安直な映画ではないだけに考え込むところが大きいです…