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こだわりの小市民レビュー~映画・小説・ニュースからダイエット・環境問題まで

レコーディングダイエットでフルマラソン完走。その他サブカルチャー、環境問題もあり。役に立つこだわり記事にご期待を!

責任

2011年04月01日 | 環境モノ・・・地球環境と生活環境
東海・南海・東南海地震は本当に発生するのか?「地震デマ」に惑わされない現実的な防災意識の高め方(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース

 今回の原発事故、全く収束の展開すら見えず国民全体の不安感は大きくなっています。

 対策はすべて事後処理の「泥縄式」のものばかりです。
原子炉は冷やさねばならず、冷やした水は汚染されています。

 その水をどうやって処理するのか

 数年間、数十年間冷やした核燃料をどう漏れないように封じ込めるのか
廃炉など当たり前の事で今頃何を言っているのかという話です。

 MBSラジオの「たねまきジャーナル」3月25日、京都大学原子炉実験所・小出裕章先生が出演されているのを聞きました。
 反原発派の人のようですが、今マスコミに出ている学者の中で一番信頼できるお話をしていました。

 私は仕事ができる環境におかれており、日常の活動を止めない方が個人的にも経済の仕組みからも良い事はわかっていますが、正直仕事が手につき難いですね

 なけなしの金をはたいて募金しましたが、自己満足に過ぎないことは良くわかっています。

 将来への不安は大きければ大きいほど何もできなくなります。

 来年の今頃、普通に生きていけている日本でありますように。







覚悟が必要

2011年03月27日 | 環境モノ・・・地球環境と生活環境
2号機水たまりの放射性ヨウ素、通常冷却水の1千万倍(朝日新聞) - goo ニュース

 全く先が読めない今回の原発事故。

 現在の作業によって最悪の事態は避けられているのでしょうが、何をしていても心に大きな影がある現状です。仕事ができる環境にある人は通常時以上に業務に励んで経済をまわすのが正道だと思うのですが。

 落ち込んでいても何も改善できないし、被災地はもちろん国家・地域に良い影響など何もありません。

 でも集中できません

 今仕事に集中できる人を私は尊敬します。

 未曾有の被害とはいえ地震と津波の被害は全力をあげれば復興できます。
私は阪神大震災の被災者ですが、あの時、1か月くらいは阪神地区は捨てた方が良いとさえ思いました。

 しかし、完全とはいえないまでも日本の自力・実力により復興できました。
あの時と被害規模は全然違うし、そもそも直下型地震と今回の津波を伴うプレート型地震は「地殻変動」規模のものとは本質的に違います。

 しかし

 原発事故に足を引っ張られなければ、官民とも総力を上げて被災地救済に立ち向かえたはず。

 いかにうまく原発事故に対処できてもあと数十年以上、精神的および経済的ダメージを受け続けます。
考えれば考えるほど暗澹たる気持ちになってしまいます。

 いかんですね
震災がなくても生きていくのが精一杯だったレベルの小市民としては、本当にイカンです。






 

総力を結集して

2011年03月20日 | 環境モノ・・・地球環境と生活環境
ちりから微量の放射性物質=栃木など1都5県―文科省(時事通信) - goo ニュース

 もう放射能は漏れているのだから検出されるのは当然です。

 大事な事は現在命懸けで作業している原子炉冷却化のミッションが成功させる事
昨夜、泣きながら会見を行った東京消防局の人を見て私も泣きました。

 原発推進した人を今、責めても仕方ありません。
少なくとも民主主義のルールにのっとってキチンとしたプロセスを経て決まった国策なのだから…

 しかしこれからは普通の市民でも思いっきり大きな声で意見を述べる必要があります。
この国難はきっと乗り越えることができます。

 再生する日本は世界に冠たる技術大国ではなく、世界一幸せに過ごせる国を目指すべきです。
そのためには一人一人が決して無関心にならず、当事者意識を持って意見を述べる事しかありません。






 

子きつねヘレン

2011年01月29日 | 環境モノ・・・地球環境と生活環境
子ぎつねヘレン [DVD]
クリエーター情報なし
松竹


 全く先入観なく見た映画でしたが、こんな内容だとは想像も出来なかったです。
「キタキツネ物語」のように北海道の大自然をキタキツネの家族を通して描いた動物映画だと勝手に考えて子どもと一緒に鑑賞しました。

 それがキツネの「難病モノ」だったとは
この作品の評価も全く知りませんが、訴えたい事が極めて表面的としか感じず、私にとっては心に響かないどころか不快な作品でした。

 障害がある子キツネが少年に拾われて命を永らえる…

 別にキツネが努力する訳でも、野生(自然)の力に感動させるシーンがある訳でもありません。どこに感動したらよいのかわかりませんでした。

 勝手に人間がペット的に扱っていて、ラストもそれがどうしたという印象しか持ちませんでした。

 設定自体に違和感があるので、大沢たかおの人道的獣医にも全く現実感がありません。

 また、主人公の少年があまりにも可愛くないので感情移入できません。
ボロクソ書きましたが正直な感想です。
逆の意味で動物映画好きには観てほしい作品です。








資本主義はなぜ自壊したのか

2010年12月30日 | 環境モノ・・・地球環境と生活環境
資本主義はなぜ自壊したのか 「日本」再生への提言
中谷 巌
集英社


 ちょっと前の本ですが、近年まれに見る好著だと思います

 サプライムローンや構造改革の事など…
これ以上わかり易くは書けないほどわかり易く整理されています。

 責任をとるべき具体的な個人や企業名を挙げていないので、単なる糾弾書にならず、余計に迫力を感じます。

 しかしこれから日本がとるべき方向は


 大変難しい事です。
政治任せには絶対にできないことだけははっきりしています。





バッドサイクル

2010年12月26日 | 環境モノ・・・地球環境と生活環境
まずは企業が若者の人件費を増やせ:藻谷浩介(日本政策投資銀行参事役)、小黒一正(一橋大学准教授)(Voice) - goo ニュース

 バッドサイクルが循環して今の状況になっている事は間違いありません。

 固定費削減して生き残ろうとする企業は血眼になってリストラ・経費削減に努めます。マクロな市場は小さくなっているので仕方がない事ですが、リストラがどの業界でもある程度進めば、若年社員の給与セーブが恒常的に行われています。

 私が知っている数人の20代社会人でいわゆる浪費する人は皆無です。

 無駄使いしないといえば聞こえは良いですが、こじんまりとまとまった若者は魅力も何もないし、大きな力など発揮できるはずありません。飼いならされた羊には世の中変える力などありません。

 このコラムにあるような企業が若者の人件費を増やすなどできない相談です。
もっと社会に牙を剥いて本気で向き合い、大人など無視するつもりで行動する覇気がある人間の出現が必要です。






 

決壊(下)

2010年12月23日 | 環境モノ・・・地球環境と生活環境
決壊 下巻
平野 啓一郎
新潮社


 「決壊」、下巻も一応最後まで読みました。

 読んでいてひたすら長い主人公の哲学的述懐はほぼ飛ばしました。
難しいというよりも本当に疲れるのでしんどいからです。こんな読み方をした本は説教がましい自己啓発本だけです。

 全く興味がない本は小説であれ雑誌であれ手に取る事もないので、面白そうだと直感した部類の中では珍しい本でした。かといって全く面白くない訳ではなく、エンターテイメントとして最小限の驚きは与えてくれるのですが、いかんせん主人公に魅力がありません。

 徹底的に破滅的な現代の人と人の乖離…

 犯罪を通してそれらのことを描きたかったのかとは思いますが、後味の悪さだけが残ってあまり得られるものがない作品でした。





校庭芝生について

2010年12月21日 | 環境モノ・・・地球環境と生活環境
大阪・岸和田で起きた中学校校庭の芝剥がし事件は、野球は土の上でという“日本の常識”が生んだトラブルだ(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース

 今回の「岸和田芝生剥がし事件」をなかなか正確に分析した記事です

 しかし、ここまで詳細を分析したのなら「なぜ芝生が生え揃うまで時間がかかるのか」を調べて欲しかったですね

 それはこの学校がいわゆる「鳥取方式」で芝生化したからです。

 「張り芝」といって30cm角くらいの芝生を床土の上に置いて植え付けるのが最も一般的な芝生の植え方です。
「鳥取方式」は使う芝生を節約する事と学校参加型のイベントにするため、親指大のポット苗芝生を4株/m2ほど植えつける方法です。

 土壌改良したりして耕した床土に素人がたくさん踏み込んでバラバラに苗を植えるので、凸凹になって当然です。
皆で一緒になって育てようという強い意志がなければ綺麗な芝生には育てにくい方法です。

 予算面もありますが、技術的なことはもちろん、人を前向きに動かせるノウハウがあるリーダーが存在していればもっと違う結果になったと思います。






火車

2010年12月09日 | 環境モノ・・・地球環境と生活環境
火車 (新潮文庫)
宮部 みゆき
新潮社


 1992年の作品、今日読み終えました

 18年も前の小説なので携帯がほとんど登場しないなど時代を感じさせますが、もっとも古く感じるのはクレジットやローンにまつわる悲惨な話…

 まじめな人ほどはまりやすい地獄、幸せを夢見て殺人まで犯すほどの地獄…

 その描写は凄惨の一語に尽きます。

 しかし、巷に過払い利息を取り戻すCMが氾濫する現在、そんなまじめな人はもういないと思えるし、取り立てる業者もこの本に描かれていることまでできないのではないかと思います。

 そういう点では日本はマトモなったのかもしれませんが、逆にゴールデンタイムのTVCMや電車内広告にその手の法律事務所があふれかえる現状はやはり異常です。

 この小説は犯罪小説として今読むとちょっとあまいところが散見するので、一押しではありませんが人間の闇が見たい人には好奇心を満たしてくれるかもしれません。






クレイジーパワー

2010年10月29日 | 環境モノ・・・地球環境と生活環境
クレイジーパワー 社会起業家―新たな市場を切り拓く人々
ジョン・エルキントン,パメラ・ハーティガン
英治出版


 社会起業家は「新たな市場を切り開く人」と定義できますが、海外の事例を知りうるこの本は非常に新鮮でした。まわりくどい翻訳文もあまり気にならず読めました。

 本当の意味でのグローバル化は、人類の問題を解決に導く普遍的な手段が成立してこそ始まるのだと思います。社会の中で担うべき役割は、誰が決めるのではなく自分自身が決めるものでしょう。

 「自分はこんなものだ」
という決め付けだけはやめたいのですが、とかく自信喪失ばかりの現状…

 どんな人でも生まれたからには何らかのミッションがあるはずです。
人の役に立つほど気持ちいいことはありません。それが仕事ならどんなに良いでしょうか
 
 とにかく何か始めたいですね