goo blog サービス終了のお知らせ 

こだわりの小市民レビュー~映画・小説・ニュースからダイエット・環境問題まで

レコーディングダイエットでフルマラソン完走。その他サブカルチャー、環境問題もあり。役に立つこだわり記事にご期待を!

心にナイフをしのばせて

2011年01月13日 | 不条理モノ・・・いかんだろうそれは!
心にナイフをしのばせて
奥野 修司
文藝春秋


 昭和44年に神戸のサカキバラ事件に近い少年犯罪があったとは知りませんでした。

 全く予備知識無しで読んだので最初は小説だと思っていましたが、ノンフィクションでした。

 淡々と被害者家族の悲しいその後を語り、つくづく犯罪の非道さと少年法の理不尽さを思い知らされますが、加害者が更生?して弁護士になっていたという最後はノンフィクションながら、小説以上のビックリ感がありました。

 それはもちろん極めて不快な後味が悪いビックリ感ですが…

 社会的な問題提起力を持った本作ですが、気分が悪くなって絶望感を持ってしまう本です。
本当にこんな加害者のような人間がいるのでしょうか???
ありきたりの言葉ですが鬼畜の仕業だとしか思えません。






名もない毒

2010年12月22日 | 不条理モノ・・・いかんだろうそれは!
名もなき毒
宮部 みゆき
幻冬舎


 淡々とした調子で読ませる犯罪小説。

 主人公は意図しない形で逆玉婿入りしたサラリーマンですが、普通の人ゆえに感情移入しやすいですね。ただし経済的な安定がなによりの我々市民にとっては、生活困窮がありえない設定はちょっと引いてしまいます。

 しかし、準主役といえるトラブルメーカーの女性の働きは目覚しいですね。

 もう終わりか、もう終わりかと読んでいながら最後まで出番があります。
カリカチュアしているもののこんな精神構造をしている人は本当に存在しているはず。
身近にいる場合、接する人がノイローゼになる事間違い無しです。





それでも4800万!

2010年12月05日 | 不条理モノ・・・いかんだろうそれは!
ソフトバンク・新垣、25%減で更改=プロ野球・契約更改(時事通信) - goo ニュース

 2年間全く働かなくとも4800万の年棒、全く良いご身分です。

 この選手、オリックス入団拒否(交渉拒否)→担当スカウトの自殺、どうしてもそんな暗い目で見てしまいます。そんな目で見てしまうからかもしれませんが、プロスポーツ選手としての姿勢や態度も怠惰ですがすがしさに欠けるように思えます。

 今の選手のそんなものを求めてもダメなのかもしれませんが、特にこの選手には「品格」など微塵も感じません。

 全く応援などする気になれない選手の一人です。




同じ事を日本の大会でしたら・・・

2010年11月27日 | 不条理モノ・・・いかんだろうそれは!
なぜ?…吉田、勝利パフォーマンス止められた(スポーツニッポン) - goo ニュース

 同じ事を日本の大会でしたら偉い事になるでしょう・・・

 大会の運営者はスムーズな運営のためだと説明するでしょうが、日本の選手にははなはだ失礼な話です。もっと怒らないといけないのではないでしょうか

 私が小学生の頃、住んでいた市と中国のある都市が姉妹都市になりました。
ものすごく品質が悪いノートを30円くらいで買って喜んでいました。

 その当時は田中内閣で日中国交正常化、パンダも来たりして国中が中国歓迎ムードでした。もちろんほんの一部の人しかかの国の実情は知らなかったでしょうね。
 巨大な国ゆえに、「日本から受けた被害を忘れて新しい関係を築き上げよう」というムードはあったように思います。

 40年後、今のような状況になっているとは想像できなかったですね。





逆ギレ勧誘電話

2010年11月26日 | 不条理モノ・・・いかんだろうそれは!
契約断ると「車でひき殺す」…マンションの悪質勧誘急増(朝日新聞) - goo ニュース

 これは人事ではありません。

 以前も書いた事がありますが、この手の犯罪者は職場に電話してきてひつこく勧誘します。

「興味が無いので結構です」と答えると「なぜ興味を持たないのか」
「勤務時間中なので結構です」と答えると「そんな事はわかっています」

 電話を切るとリダイヤルしてきて、「人の説明を聞かないで、あなたは失礼な人だ」と逆ギレしてきます。

 もちろん失礼極まりないのは電話をかけてきた方であり、理不尽極まりないふっかけなのですが、なぜか自分が悪いように思わせる負のセールストークは恐ろしいものです。

 白黒つけようとあってしまえば向うの思う壺です。
この記事にあるような目にあいます。

 私などもそんな迷惑電話は声を荒げて断れば終わりだろう、と軽く考えていましたが、会社に何度も電話がかかってきて本当に悩まされました。会社内での助けが無ければノイローゼになるか、犯罪行為の被害者になっていたかもしれません。

 相手はなかなか名乗りませんが、少しでも被害にあいそうな場合は電話にも出ないほうが良いです。ましてや絶対にあってはいけません。





なぜ君は絶望と闘えたのか

2010年11月16日 | 不条理モノ・・・いかんだろうそれは!
なぜ君は絶望と闘えたのか―本村洋の3300日 (新潮文庫 か 41-2)
門田 隆将
新潮社


「君はなぜ絶望と闘えたのか」(新潮社)を読みました。

 光市の殺人事件からもう10年以上経ってしまいましたが、あまりにも悲惨すぎて言葉もありません。

「鬼畜」という悪い言葉がありますが、そんな人間が存在する事は事実です。多分に感覚的ですが増えているように感じます。

 ひとりひとりの人間すべてにそんな怪物を生み出している責任があるのでしょう。
ダメなものはダメと言う倫理観を実行するしかありません。
 まじめに生きることが結局は良い世の中を作る近道です。

 しかし、気が狂うほどの絶望の中で人間の理性を生かし続けた本村さんは本当にすごい人です。
うわべだけではない地獄を見た人の強さがここにあります。





逆ギレ迷惑電話

2010年09月23日 | 不条理モノ・・・いかんだろうそれは!
投資マンション 悪質勧誘急増中 逆ギレ、動揺させ面談強要(産経新聞) - goo ニュース

 これは私もやられました。

 昨年5月、会社にかかってきた勧誘電話の話。

先方:「ワンルームマンションの投機を募集していますが、お話を聞いていただけませんか?」
 私:「関心がないので結構です」→電話を切る

先方:「先程、〇〇から電話させてもらいましたが、上司の××です。誤解されているようなので再度電話しました」
 私:「マンションの勧誘だと聞きました。関心ないので電話を切りますよ。」→電話を切る

先方:「なぜ話を聞いてもらえないのですか?」
 私:「話は聞きましたよ。今勤務中だし、もう電話かけてこないで下さい」
先方:「それなら話の内容をもっと説明させてください。勤務中である事など分かってますよ!(逆ギレ気味に)」
 私:「とにかくもう結構です。迷惑なのでもう電話をかけてこないで下さい」→電話を切る

*ここで私はかなり怖くなったので、次は会社の同僚に電話に出てもらいました。

先方:「〇〇さん(私のこと)いますか?」
同僚:「〇〇はいません。折り返しこちらから電話させますのでお電話番号をどうぞ」
先方:「さっきまで〇〇さん(私のこと)いたのに!いるんでしょう?怒っている人が電話なんかかけてくれる訳ないでしょう!いつ帰ってくるんですか?」
同僚:「〇時くらいです」→電話を切る

 ざっとこんなやり取りでしたが、現在に至るまで電話はかかってきません。

 言葉尻に付け込んで有無を言わせず、強引に詐欺まがいの商談を進めるのに怒りよりも恐怖を感じました。1年以上経ったにもかかわらず、極めて不快な気持ちが続いています。

 なぜだか、会ったり話を聞かないとこちらの方が悪いような気にさせるトーク…
振り込め詐欺をしているのはこんな連中なのでしょうね。怒れば怒るほどこの種の脅迫セールスの術中にはまります。悪は許せませんが、少しでも恐怖を感じたら周りの人に相談した方が良いと思います。






大きな情報隠蔽があるはず

2010年09月23日 | 不条理モノ・・・いかんだろうそれは!
墜ちた“特捜のエース” 面倒見よく緻密…強引な面も 郵便不正 押収資料改竄(産経新聞) - goo ニュース

 一般市民が最後の「正義の砦」と認識しているであろう検察

 今回の事件はそれをすべて失墜させるものです
巨大な権力で隠蔽されたり闇に葬られる巨悪を暴いて鉄槌を下すべき役割の検察がこんな事をすればもうおしまいです。

 最後に頼るべき正義が信用できなければもう法治国家とはいえません。
信用を取り戻すのは大変です。

 国民すべてに活気もなくなるし、「どうせ無理だろ」というあきらめ感も蔓延します。
いい加減今が限界状態です。さらにあきらめ感が増大すれば、いかにおとなしい日本国民といえどどうなるのかわかりません。

 個人的には今の惨状を招いた小泉改革(今となっては大混乱と一部企業の火事場泥棒的収益増を招いただけの偽改革)関係者と企業を徹底的に裁いて欲しいと思っていたのですが、こんな状況でそれを期待できるはずがありません。

 メリハリついた対応が検察当局でできるのかどうか?
検察が自分の力で何とかしなくては、行政の暴走も食い止めることができません。日本の民主主義を守るためにも正念場だと思います。

 それにしてもこの事件、大きな情報隠蔽があるような気がします。
表面的には検察当局の不正と「では誰が指示したのか」ですが、大きく受益している「黒幕」がいるはず。

 いい加減「悪いやつほどよく眠る」を許してはいけません。







では誰に責任があるのか!

2010年09月11日 | 不条理モノ・・・いかんだろうそれは!
村木元局長の復職明言 長妻厚労相「局長級ポストで」(朝日新聞) - goo ニュース

 村木元局長は結局、スケープゴートだったようですね。
それなら誰が嘘の証明書にはんこを押すことを許可したのか…

 うやむやにされて終わりなのでしょうか?
それを許してはいけませんが、事件を追及する報道番組はほとんどなく、そんな前の事件ではないにもかかわらず詳細に関心を持つ人が多いようには思えません。

 誰かが知っているはずです。

 その人間から責任者を引きずり出して真相を解き明かして裁かなければ、税金を横領した犯罪者が許されてしまうことになります。

 そもそも障害者団体向けの郵便料金を家電量販店がDMに適用するのを認めたのは事実であり、はんこを押した実務者だけが裁かれている現状を認めてはいけません。

 「悪いやつほどよく眠る」

のままでは政権交代した意味がありません。







 

長寿社会の実態

2010年09月02日 | 不条理モノ・・・いかんだろうそれは!
「91歳」遺体事件 長女「父の年金、引き出して生活」(朝日新聞) - goo ニュース

 結局のところ、これが長寿社会の実態なのでしょう…

 石原東京都知事をはじめ、いわゆるモラルを大事にする方々は嘆いていますが、私のような傍観的なブログばかり書いている人間でもこれはあまりにも没義道な事だと思います。

 肉親を看取って、送り出すのは人間が数万年以上?続けてきた当たり前の事です。
 
 その本能が磨り減ったのは、表面的には貧困をあらわしていますが、もっと根幹のところでこころの消失を証明しているような気がします。

 「命の尊厳よりもカネ」という価値観がこの様な事態を招いていると思います。