
ライオンズクラブ国際協会 日本語版HPより
http://www.lionsclubs.org/JA/about-lions/our-leadership/meet-the-leaders/presidents-message.php
ライオンズの使命を信じて
ウィンクン・タム ライオンズクラブ国際会長
信念を新たにするこの季節に当たり、まずは仲間のライオンズの皆さん、その愛する人々、友人とご家族のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
この5カ月間で私たちは大きな進歩を遂げました。世界を変えるため、恵まれない人々を支援するために会員の一人ひとりが発揮出来る力を、私は常と変わらず強く信じています。
100万本の植樹という目標は早くも達成され、そのことには誇りを感じていますが、同時に慢心してはならないという気持ちにもなります。津波に破壊された日本の土地、竜巻の傷跡が残るアメリカの土地、またアフリカや南アジアの危機的な状況にある森林など、植樹は場所を問わず世界中の会員を結び付けてきました。楽しくやりがいのあるこの活動は、クラブを団結させるとともに、会員自身とその奉仕する地域社会の人々に笑顔をもたらします。10月までにライオンズが植えた木は、60カ国余りで合計370万本に達しています。これは実に驚くべきことではありませんか。
目標本数を改めてはどうかと勧める仲間もいますが、私は丁重にお断りすることにしています。なぜなら、目標は会員一人ひとりの心の中にあると信じているからです。どこまで進むか、何本の木を植えるかを決めるのは彼ら自身です。たとえ一本に過ぎなくても、植えられたすべての木が意味を持ち、すべての会員が重要なのです。
ご存知のように、植樹は確実に環境のためになる行為であり、森林の喪失という地球の重大な危機に直接対応するものです。しかし私にとって、それは未来に貢献する国際協会の強力なシンボルであると同時に、友人、家族、その他の人々に実行への参加を促す動機でもあります。
「マイクラブ・マイファミリー」の取り組みに対するライオンズの反応も、誇りとともに引き締まった気持ちを感じさせます。今年度会員は大幅に増加しており、10月までの純増数は10,000人を超えています。しかし、新たな会員を呼び込むことは簡単です。彼らを家族のように扱い、有意義な奉仕に参加させてこそ、クラブに留まらせることが出来るのです。
以上のように、この5カ月間のあらゆる成果を見れば、「私は信じる」が「私たちは信じる」へと変化したことは明らかです。それは会員の皆さんのおかげであり、ライオンズの成し得ることを一人ひとりが信じてくれたからに他なりません。皆さんの信念、またそれ以上に重要な行動は、私がライオンズクラブ国際会長として手にする中でも最高の贈り物を与えてくれています。
皆さんへのクリスマスの贈り物として、今回の特集号をお届けします。その記事は、「ライオンズは各地域社会への貴重な贈り物である」という事実を伝えています。ライオンズの偉大なる奉仕の使命を信じることで、皆さんのご家庭とクラブに暖かい家族の光が満ちますように。
