夢千夜 1000dreams

漱石「夢十夜」へ挑戦する

1327夜

2020-09-04 16:53:55 | Weblog
場所は横浜。時代は不定。六十代の女性。若い自分。三十代の男性。この女性はいつも上半身裸である。家にいるときはもちろん、町に出るときも同じである。六十代にしてはグラマラスである。みな慣れているし、実力者でもあるので誰も咎めない。自分はこの女性の友人だが、それ以上の関係はない。女性と私が女性の家に帰ると、かつて女性と同居していたが、何かの理由で別れた男性が帰ってきて、自分の過ちを詫び、復縁を哀願する。女性は簡単に復縁を許したようである。男性はキッチンにいた私のところにきて、仕事の話があると言う。藤原という実力者がパラリンピックを横浜に誘致する計画を持っていて、その手助けを男性と私に依頼してきたという。私はキッチンの窓から見える横浜の街を見ながら、藤原は暴力団と通じていて何かよからぬことを画策していて、私と男性はうまく利用されるような気がするが、私は男性が持ってきた仕事の話に惹かれ、断るのを躊躇している。

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