その他にも檀上先生には大切な事を教えて戴きました。一言で言うと、≪音楽理論と演奏が結びつく事で生きた演奏理論が生まれる。≫と言う事です。
演奏理論は現在では演奏家には当たり前の知識とは思いますが、当時20代の私には何もかもが新鮮で、驚異的な事でした。
ビラロボスが用いるrit.とrall.の使い分けとか、アーティキュレーションやフレージングについて、等多くの事を檀上先生から学びました。
私的な話で恐縮ですが僕はかなりの本を読んで勉強をし、又事あるごとに色々な音楽家(作曲家、色々な楽器の演奏家等)の話を聞いたりしましたが本当に自分の求めている事を教えてくれたのは檀上先生だけだと思っています。残念ながら先生は他界され、先生の教えを書いた本も出版される事は有りませんでした。先生の教えが広く行きわたっていれば日本にはもっといい演奏家が生まれていたのではないかと思っています。
世の中には多くの音楽理論書が出版されています。その中には良い演奏を求める人にはとても有益な正しくそして役に立つ記述もあるのですが、その数は少なく、又一冊の本の中で大切なことに触れているのは数行のみという本も有ります。後はどうでもいい事ばかりが書いて有ったり、中にはかえって害を及ぼすような記述が有ったりします。
膨大な記述の中から取捨選択できる能力が必要です。以前このブログにも書きましたが、出版されている楽譜に書いてある、指使いのほとんどが有害な物ばかりです。又音符その物についても、酷いアレンジで到底実演にはそぐわない楽譜まで出版されています。多分出版社には人材がいないからと想定されますが、それはまあ致し方ないとすれば、こういった楽譜を手にするギタリスト諸氏の中には発言力のある人もいるかと思います。そういう方がきちんとアドバイスをしたらいいのではないかと思います。
スーパーで売られているお惣菜等市販のものは一切口にせずすべて手作りします。というのならいいのですが実際はなかなかそんな訳にはいきません。それが楽譜となると普通はそうそう手作りと言う訳にはいきません。
まあそれで私の人生訓では無いですが今までの経験からアドバイスを書いておきます。
楽書などで何らかの記述が書いて有ったら、決してそれを鵜呑みにせず何故そうなのか、正しいのか、間違っているのではないかと言う読み方が大切です。
先程の指使いでしたら書いてある以上間違いだろうから一応参考にしながら他の指使いを探す事です。
世の中を見る目も同じです。ただし、すべて猜疑心で凝り固まって物を見ると言うのでなく、物事を正しく見抜く為にはただ鵜呑みにせず真実かどうかを考える態度が大切と言う事です。真贋の森に迷い込まず正しい道を見つけて欲しいと思っています。
演奏理論は現在では演奏家には当たり前の知識とは思いますが、当時20代の私には何もかもが新鮮で、驚異的な事でした。
ビラロボスが用いるrit.とrall.の使い分けとか、アーティキュレーションやフレージングについて、等多くの事を檀上先生から学びました。
私的な話で恐縮ですが僕はかなりの本を読んで勉強をし、又事あるごとに色々な音楽家(作曲家、色々な楽器の演奏家等)の話を聞いたりしましたが本当に自分の求めている事を教えてくれたのは檀上先生だけだと思っています。残念ながら先生は他界され、先生の教えを書いた本も出版される事は有りませんでした。先生の教えが広く行きわたっていれば日本にはもっといい演奏家が生まれていたのではないかと思っています。
世の中には多くの音楽理論書が出版されています。その中には良い演奏を求める人にはとても有益な正しくそして役に立つ記述もあるのですが、その数は少なく、又一冊の本の中で大切なことに触れているのは数行のみという本も有ります。後はどうでもいい事ばかりが書いて有ったり、中にはかえって害を及ぼすような記述が有ったりします。
膨大な記述の中から取捨選択できる能力が必要です。以前このブログにも書きましたが、出版されている楽譜に書いてある、指使いのほとんどが有害な物ばかりです。又音符その物についても、酷いアレンジで到底実演にはそぐわない楽譜まで出版されています。多分出版社には人材がいないからと想定されますが、それはまあ致し方ないとすれば、こういった楽譜を手にするギタリスト諸氏の中には発言力のある人もいるかと思います。そういう方がきちんとアドバイスをしたらいいのではないかと思います。
スーパーで売られているお惣菜等市販のものは一切口にせずすべて手作りします。というのならいいのですが実際はなかなかそんな訳にはいきません。それが楽譜となると普通はそうそう手作りと言う訳にはいきません。
まあそれで私の人生訓では無いですが今までの経験からアドバイスを書いておきます。
楽書などで何らかの記述が書いて有ったら、決してそれを鵜呑みにせず何故そうなのか、正しいのか、間違っているのではないかと言う読み方が大切です。
先程の指使いでしたら書いてある以上間違いだろうから一応参考にしながら他の指使いを探す事です。
世の中を見る目も同じです。ただし、すべて猜疑心で凝り固まって物を見ると言うのでなく、物事を正しく見抜く為にはただ鵜呑みにせず真実かどうかを考える態度が大切と言う事です。真贋の森に迷い込まず正しい道を見つけて欲しいと思っています。