碧川 企救男・かた のこと

二人の生涯から  

碧川企救男の欧米見聞記②

2007年02月21日 16時50分46秒 | 碧川
世界大戦講話条約取材のためヨーロッパに向かった。その見聞記を記す。 彼はユーモア溢れるタッチで見聞記を記しているが、そのタイトルは「初見参」である。そして「北蜂生」と署名している。言うまでもなく「弥次喜多道中」にヒントを得ている。 彼はこの見聞でヨーロッパ世界の新しい動きを目の当たりにする。そしてヨーロッパにおける女性の社会進出の状況を、日本に伝えたが、とくに妻である碧川かたは企救男からの便りに大きな刺激を受けた。彼女は女性の社会進出、とくに婦人参政権獲得運動に、以後その生涯をささげることになる。 この文を記すにあたって、碧川企救男のご遺族に大変お世話になったことに深く感謝申し上げたい。 . . . 本文を読む