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夏の思ひ出3(畑は楽園?)

2019年10月13日 | 日常生活
(続き)ここまで、私の、夏休みという機会を借りてのアセンション実験プロジェクト、とは大袈裟ですが、ささやかな試みについて振り返ってみました。

夏の畑の草刈りは、私にとっては、畑という環境を観察するのに最良の機会であることは間違いありません。それこそ、文字どおり草の根を分けて、畑の中をつぶさに見ることが出来るわけです。

畑で作物を作る人は、そこまで見ないかも知れません。まあ、どちらかというと、通常は、関心は、どうやってどのぐらい収穫を上げるか、という方へだけ向かうのではないでしょうか。

その点、私は、自分が作物の世話をしていないだけに、収穫というものにはそれほど拘泥せずに畑を見られます。そして作物の事もさることながら、畑というものが、どういう状況にあるのか、それをある意味、虚心に見ることが出来ると言っていいかも知れません。

さて、母には、実家の畑には除草剤はやらないでくれるよう、重ね重ね言ってあります。そのせいか、やはり、周囲の田畑と比べて、何だか全く雰囲気が違うんです。

まず、昆虫の姿が、圧倒的に多いです。以前、糸トンボについては書きましたが、トンボも蝉も、蝶々の種類も数も多いです。ある日、通常の倍ぐらいの大きさの巨大な黒い揚羽蝶が、ゆさゆさと飛んでいるので、おお凄い、新種か、と思ったら、なんと揚羽クン、飛びながら交尾をしているのでした。「もー、ヤダ(苦笑)」だけど、それは、彼らがここの畑を子育ての場に選んでくれた、ということなんですね。

鎌で、カンカン、草の根を起こしておりますと、草の中から、色んな見たこともない芋虫が出て来ます。恐らく通常は害虫とされ、駆除の対象となるであろう彼らは、実際は、おとなしく雑草?を食べる種であるようです。まあ、毛虫、芋虫の多くは、実は、そうなのかも知れません。

だいぶ前の秋でしたが、母が入院した時、私は、父の世話の為に実家にいた事がありました。畑の大根の芽が出ると、もう、凄い勢いで、その葉っぱが虫に食われるんです。いやぁ、このままでは一本も無事には育つまい、と思いながら、虫に食われた芽を摘んで来ては茹でて、お浸しにして食べておりました。けれども、食われた以上に芽は育って、かなりの数の株が、いつまでも具材を提供してくれて、母によれば、その年は普通に大根を収穫出来たようです。家庭の菜園などでは、虫害は、それほど心配しなくていいように思いました。

あるいは、今年、実家に着いて最初に畑を見た時に、土が平らに均した所に、草が生え始めている所がありました。母は、そこには枝豆が植えてあると言いました。ところが、私がいる間に、その草がどんどん伸びて、そこは完全に草むらに成りました。作物の所は草は取らなくていい、と言われておりましたが、見かねて、そこの草を取ったんです。すると豆の枝も伸びていたので、それは残し、取った草は下に敷きました。

結果、後日、立派に育った枝豆だけが残ったようです。それを見た母は(暑い盛りに)水もやらなかったのに・・(なぜか、よく育ったものだ)と怪訝そうでした。

つまり、要は、雑草は作物(この場合枝豆)の生育に必要な養分を奪うわけではなく、逆に、周囲の土中の水分を保持して、枝豆に水分を供給し生育を助けた、ということのようなのです。

ここでも、草ぐさを雑草雑草と目の敵にして取り去る事の是非があるように思うのです。

さて、実家の母の、夏には百日紅の花が咲き乱れる、ささやかな楽園には、今も、色んな蝶やトンボや他の虫たちが棲み、あるいは、訪れて来ていることでしょう。

そして、今年もまた、栗や柿の収穫の季節になろうとしています。

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