地方の商工会議所に勤める中小企業診断士のブログ 「お酒と読書と、中小企業支援の話」

田舎の商工会議所が行う中小企業・小規模事業者への支援。そのリアル。息抜きに楽しむお酒と読書の話。

賑やかな廃業。こんな廃業ならいくらでも。

2024-02-01 08:48:00 | 商工会議所
昨日、地元の飲食店が一軒閉店。
最終日に立ち寄りました。

20才で起業し、結婚を機に閉店して東京へ転居されます。
起業当初はお姉さんと二人でお店をされていて、美人姉妹ががんばっている飲食店(笑)として人気でした。
お姉さんが結婚と出産でお店を離れられ、このたび妹さんも めでたく卒業となりました。

昨日は最終日ということもあって、店主の友達がたくさん来られていて賑やかでした。
若くて元気で壁を作らない子たちがカウンターに座る私にも絡んできて、とても楽しい時間をいただきました(笑)

「皆さんは○○さんのお友達なんですね。私は開店のときからお手伝いしていた商工会議所の者です」と言うと、
「商工会議所!お偉いさんやん!」
…無知にも程がある(笑)
可愛らしく一生懸命な女の子(介護職らしい)に、商工会議所がいかにお偉いさんとは対極の位置にあるかを説明したくなりました

後ろでお友達が盛り上がっているなか、店主に「お姉さんと二人でやってた頃が懐かしいですね」と言うと、涙ぐむ顔になられたので話を変えました

閉店の理由もめでたいものだし、借入も完済できる。人生の新たなステージへ上がるための廃業。彼女にとってこの3年間はとても良い経験になったと思います。途中、苦労も多くされました。
偉そうな言い方になってしまいますが、
この3年間の経営者としての経験が、彼女という人間をあらゆる面で成長させたということを、昨日直接話して気づきました。

遊びたい年頃に毎日朝から夜まで がんばりましたね  東京へ行ってもお幸せに😊