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海の物語・・ホームマリンアクアリュウム

海水魚飼育を中心に飼育方法や意見交換の場。小型水槽嗜好。ECOSYSTEM ECOMINIで挑戦中 

番外編 :ミラーマン その2

2013-05-19 15:11:11 | ミラーマン
エコ水槽は放っておいも問題ないのでネタがなくなり 番外編でお茶をこのごろ濁しています。お許しくださいね。



先般 ミラーマンのことをご紹介しましたが、ミラーマンは 1971~1972年に放映された番組なので今から42年前のいささか気の遠くなるような過去の番組です。現在私は57歳、当時私は高校1年でしたので現在45歳ぐらいのご年齢の人でなければおそらく
見てもわからない番組ではなかったかと思います。

当時は、怪獣が出てきてやっつけて、地球の平和が戻り、めでたしめでたしという・・・子供向の番組という鑑賞眼でしかとらえれらなかったと思います。しかし現在見てみるとストリーが明らかにウルトラマンより複雑で、演技の上手いベテランの役者さんが勢ぞろいの豪華キャスト番組であったとことも事実です。

色々な番組の最終回というのは気になるものですが、このミラーマンの最終回も大変秀逸な最終回です。大人のにおいの漂う、決してなんでもかんでもハッピーエンドで終わらない、哀愁のただよう最終回で名曲「戦えミラーマン」がバックにながれ、涙腺が思わずゆるんでしまいます。

貴重な最終回なので長くなりますが、ぜひとも皆様にご紹介したく思います。

最終回はインベーダーが最終手段惑星Xを地球に激突させ地球と地球人を滅ぼすとともに、みずからはその地球の周回軌道に惑星のかけらが残れば、やがて地球と同じ環境が得られ事実上は地球をうばったことと同じになるのでインベーダーはその邪悪な計画を実行します。しかし防衛隊とSGM(御手洗博士との研究者)の抵抗で惑星引力装置で惑星Xを破壊することができる段階にまで至ります。インベーダーは最強の怪獣を2頭送り込みその装置の破壊とミラーマンの抹殺をたくらみます。

そこで・・・



インベーダーの送った怪獣と戦おうとして変身した主人公 鏡京太郎は御手洗博士の娘である 朝子にその変身シーンを見られてしまい朝子がミラーマンは鏡京太郎であることをここではじめて知ってしまいます。朝子は鏡京太郎を慕って思いを寄せることから大変なショックを受け、怪獣と戦おうとする京太郎を阻止します。





実は京太郎の体にはインベーダーが京太郎を拉致し、戦いに多大なエネルギーを消費すると大爆発するエネルギー自爆装置を埋め込んでおり、2頭もの怪獣を相手にしては自爆が免れない危険がはらんでいるのを朝子もミラーマンの過去の戦いでも知っておりミラーマンの死は京太郎の死でもあることから必死で止めにかかります。

だが、鏡京太郎は自分は地球を救う使命で生まれてきたのだから今いかなくてはならないと・・・朝子に平手打ちをしてでも朝子をはねよけて変身し怪獣と戦います





二頭の怪獣の死闘が始まり引力装置を破壊しようとする怪獣を寄せ付けず必死でミラーマンは戦いますがミラーナイフやスライサー、シルバークロスなどの武器の総力戦でやっとのことで仕留めるのですが自らも行き倒れに・・・


ミラーマンの運命やいかに・・・




ミラーマンの活躍でインベーダーの星惑星Xを破壊することに成功し、神はミラーマンを見捨てることなく、なんとか無事で地球の危機も救うことができた。ミラーマンの使命が終わったことに感謝し御手洗博士は京太郎を朝子のところに連れて行こうとします。

すると京太郎の父があらわれ、御手洗博士に 京太郎をインベーダーに破壊された二次元の世界の再構築のために京太郎を二次元の世界に返してほしいと懇願します。博士は涙をこらえ声を振り絞って わかりました お返しします と約束します。


そしていよいよ 別れの時が。



夕焼けの光が美しい海岸をバックに 京太郎は朝子に別れを告げに来ます。二次元の世界に戻るために。




涙が止まらない朝子。それをやさしくいたわり 君のことは一生忘れないよ となだめる京太郎。




別れのキスを。




ペンダントの光を変身に使うときは二次元への片道切符。ペンダントを空中に投げその光の中に京太郎は吸い込まれ二次元の世界にもどってゆきます。




残ったペンダントを形見のごとく拾い上げ、そっと胸に引き寄せる朝子




しかし、京太郎はきっと二次元の世界で自分とともに生きているのだと言い聞かせ、朝子の涙は柔らかな微笑みに変わってゆくのでした。




さようならミラーマン。ありがとう。SGMのメンバーも京太郎の二次元の世界の帰還の無事とそこでの健闘を祈るのでした。



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おなじようなラストシーンは 400年前の武士が現代にやってくる映画の「満月」でも見られますが、ミラーマンのほうのラストシーンの方が臨場感がありラストシーンに限って言えば個人的にはミラーマンのほうに軍配をあげたいと思います。


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いまは相応なご年齢になられましたが主人公、鏡京太郎(石田信之さん)御手洗朝子(沢井孝子さん)と同等に脇をかためる名ベテラン役者さんのご紹介もしておきましょう。(WIKIにそれぞれリンクしていますのでもっと知りたい方はそちらでどうぞ)




御手洗博士役の 宇佐美淳也さん

当時キャラの中では一番ご高齢です。事実1910年にお生まれで1980年に69歳の若さでお亡くなりになりました。振興キネマ時代に活躍の二枚目スターでおられ、当時では時代劇や現在劇のボス役などで活躍されておられたようです。ミラーマンでは御手洗博士役の重鎮として画面に威厳を漂わせておられました。




SGM村上チーフ役の 和崎俊哉さん

SFより時代劇のほうによく拝見する役者さんのような気がします。浪人役とか代官役とか。渋い二枚目で1938年のお生まれとかですからミラーマンの時は33歳です。なんだか40歳ぐらいに落ち着いて見えます。東映の十三人の刺客にも出演されていました。ジャンボーグAにも出演され、とにかくかっこいい二枚目さんでした。




SGM藤本隊員役の 工藤堅太郎さん

「夕日と拳銃」の主人公を皮切りにウルトラQや数々の番組に出演する当時と今でも人気のある俳優さんです。二枚目アクションを得意とし乗馬の技術はすばらしく、また次郎長の子分「灰神楽の三太郎」などのひょうきんな三枚目役もこなす全天候型の役者さんです。いまは俳優養成所の教授となっておられるようです。



SGM安田隊員役の 杉山元さん

他の役者さんがアクションを基本とされるのでややおとなしい役柄でしたが、科学者で分析役を一手に引き受けるかたわらジャンボフェニックス号も操縦する研究者として活躍。ちょっと走り気味な藤本隊員に落ち着きを与えるような味のある役者さんでした。





SGM野村隊員役の 市地洋子さん

昭和時代の美人です。なにか控えめなところにも女性の美しさを漂わせる当時の人気女優さんでおられたことは間違いないです。他の
役でご活躍の印象は少ないのですが隠れファンも多く、ニコニコ動画をみると野村隊員のファンがかなりいることに驚きます。



昭和の世代でしか味わえないミラーマンの世界でした。



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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Radish Head)
2013-07-05 12:22:32
『ミラーマン』は1970年代前半ホンコンも放送されていました。懐かしい!
わたしは今46歳です。
返信する
Unknown (よしひろ)
2013-07-07 04:14:30
Radish Headさん:コメントありがとうございます、

ホンコンでも放送されていたんですね。


またDVDなどでご覧になられると当時とは異なり
色々な発見がありますよ。

大人の視点で鑑賞すると面白いです。
また、時折エピソードをご紹介いたします。


お付き合いいただければ幸いです。
返信する
Unknown (Radish Head)
2013-07-07 11:54:48
よしひろさん、返事ありがとうございます、
It's more than 50% of 日本のアニメと特撮have been brodcasted in Hongkong(セリフ広東語吹替).
In 1970s, It's also many of 日本のTVドラマ have been on HK TV.
返信する
Unknown (よしひろ)
2013-07-07 16:29:51
Radish Head - san, thanks for the reply.

Glad to hear the TV programs of Japan have been
boradcasting in Hongkong.
If so,Mirrorman is the international TV program!

At that time,Hongkong was a part of England,was n't
it? So nowadays,most of TV programs are
censored by Chinese government??

I worry about it,though.
返信する
Unknown (Radish Head)
2013-07-09 12:25:47
Yoshihiro-san. Thanks again.

Japanese TV-dramas have became less on HK TV after the boom of HK's home made TV-dramas in later 1970s. However, anime and tokosatsu are still popular until now.

TV-dramas that I've seen: [森田健作の青春/男(series)], [われは海の子], [中村雅俊の俺は(series)], [われら青春], [ボクは(series)], [山口百恵の赤い(series)], [Gメン75], [子連れ狼], [小さな恋のものがたり], [刑事くん], [金メダル...], [コートに...], [青春ド真中], [...総理大臣], ...etc(over 50 items!).

Tokusatsu: [シルバー仮面], [ウルトラ(series)], [仮面ライダー(series)], [戦隊(series)], ...etc; Anime: [マジンガー(series)], [ヤマト1&2], [コン・バトラーV], [ボルテスV], [ガンダム], [マクロス],....etc. I think, 60-70% of Japanese anime and tokusatsu have been on HK TV.

英国領の時代はホンコンの黄金時代でありました。^^
It's no need to be censored by China until now. HK is still very "independent".^^

Have a nice day.
返信する
Unknown (よしひろ)
2013-07-13 10:17:58
Radish Head-san,

Sorry for my late reply.

Very happy to hear HK is independent.

Mirror Man is one of my nostalgic TV programs,and the actors & actress are very enthusiastic to act without thinking the programs for children.

Have a nice week end!


返信する
Unknown (Radish Head)
2013-07-15 16:32:56
Yoshihiro-san,

Don't worry about it. Everybody is busy.

[Mirrorman] is one of your nostalgic TV-programs, ...me too.

Hongkong is still very "independent". However, it's not a real independent state. It's pity that HK became a part of China in 1997. 悲しかったね。

Have a nice day!
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