陽が傾いてきたので、崖を登って小幌駅まで戻ることにしました。
ロープが三本下がっていてどれにぶら下がればよいのかわからなかったので、なたを腰に差して下りてきたベテランそうな女性の方に「私みたいな体格でも登れそうなのはどれでしょうねえ。」と尋ねたところ、「そりゃあ、真ん中のロープでしょう。」と即答をいただき、その通りに選び、登りました。崩れやすそうな足場でしたが、なんとか登れました。
ちょうど、夕陽が当たり、岩肌がピンク色に染まっていました。
崖の上から見るオアラピヌイの立岩もすてきで、思わず「ありがとう!」とつぶやいていました。
その先にもまだ難所があり、ロープであんだハシゴが斜面にかかっていました。
ちょうど難所を過ぎたところで、取材にきていたお兄さんに遭遇。
できるだけ避けてガードしていたのに、最後にぶつかってしまいました。
他の人に言っていたのを小耳にはさむに、11月4日(水曜日)テレビ朝日系列の『秘境』シリーズの番組の取材だったようです。
崖の下から小幌駅に戻ると、気持ちがたいへんスッキリして、なんだか憑き物が落ちたように感じました。
オアラピヌイの立岩の浜より小幌駅へ戻る