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函館深信 はこだてしんしん-Communication from Hakodate

北海道の自然、そして子どもの育ちと虐待について

網走監獄博物館友の会に入ろう-支えよう、もっと知ろう

2008-07-25 | Abashiri Prison Museum-網走監獄関連
私が、網走の自然とともに愛してやまない『博物館 網走監獄』が、創立25周年を迎える。そして、博物館友の会を発足させた。
『博物館 網走監獄』は、映画などで有名になった網走番外地-網走刑務所で昭和59年まで使われていた舎房を網走刑務所を見渡せる天都山中腹に移築し展示している。
 また、日本でただひとつの、行刑(刑務所、刑を科す行政)資料を展示している博物館でもある。

 ここの博物館にいくと、つい最近までいかに日本に人権というものがなかったか、囚人がいかに過酷な条件の下におかれていたかが、よくわかる。
最近は、人権に逆風が吹いていて、「刑務所でこんなぜいたくな食事が出ている」なんていうふうに取り上げられることが増えている。日本全体が余裕がなくなり、人を嫉妬したり人を攻撃することで満足を得ようとしていて、息苦しい。
 しかし、移動の自由、生活、食事の自由、コミュニケーションの自由と、さまざまな自由を謳歌できる現代にあって、拘置所、刑務所は、数少ないさまざまな自由が束縛される場所だ。自由が束縛されるということの苦しさを、現代人はわからなくなってしまっているのではないかと私は思う。

 私は、2002年、ちょうどうつ病のひどい時に、『博物館 網走監獄』を訪れ、大きな感銘を受けた。
 暗い獄舎の中から見た初夏の風景は、ちょうどうつ病でとじこもった私が見ていた風景と重なり、しばらくそこから離れることができなかった。
 私もたましいの囚人だったのだ。
 網走監獄から快復へのエネルギーをもらった。
 みなさんも、ぜひ一度訪れていただきたい。

 『博物館 網走監獄』友の会
 個人会員は、年間2000円
 法人会員は、年間  1万円
 入場料年間無料、イベント参加、館内ショップ商品割引など、さまざまな特典が受けられる。
『北海道遺産』の指定も受けている、北海道の難所の道路を掘り起こすと囚人の骨が出たと言われるほど、囚人の力で道路開拓が行われていることを考えても、北海道に住む人は、一度は訪れてほしい。
この『博物館網走監獄』を支えるため、そしてもっと知るため、友の会の会員が一人でも多く集まることを願っています。

『博物館 網走監獄』友の会の詳細・入会は、
『博物館 網走監獄』ホームページ → 「監獄友の会 更に詳しく」に掲載されています。
また、そちらのお問い合わせフォームより、友の会入会申し込みもできます。

【博物館 網走監獄】ホームページ
   http://www.kangoku.jp/index.htm   ←コピーしてアドレス欄に貼り付けるか、検索に『網走監獄』と入れると、ホームページに行けます。

※私のうつ病だったころのお話は、カテゴリー「自分」の「ボクが『こんなふう』なわけ」に詳しく書いています。

網走川にかかる鏡橋と花壇

2008-07-04 | Abashiri Prison Museum-網走監獄関連
川の向こう岸にある網走刑務所に向かう道にある鏡橋。

『囚人たちが、監獄に向かう己が姿を川面に映し、「あぁ、もう二度と罪は犯すまい。」と誓ったところから、鏡橋(かがみばし)と名づけられたそうでございます。』とは、私の大好きな『博物館網走監獄』のガイドさんの口上(説明)でございます。

網走刑務所前のニポポの欄干

2008-06-04 | Abashiri Prison Museum-網走監獄関連



『ニポポ』は、北方少数民族に伝わる、祈祷用の人形が原型と言われています。
北海道の木彫りというと、木彫りの熊が有名ですが、網走では『ニポポ』が一押しで、あちこちに『大きいニポポ』、『小さいニポポ』があります。
網走刑務所でも、ニポポの木彫りを作業としてやっているそうです。
刑務所の向かいに、展示販売所がありますので、ぜひ買ってくださいね。
この欄干を、刑務所で作ったのかどうかは、あとで聞いてきます。

網走刑務所正門

2008-05-30 | Abashiri Prison Museum-網走監獄関連


網走に来て、1年2ヶ月、その間網走監獄博物館には4度行ったが、本物の網走刑務所には行ったことがなかった。
網走刑務所の前に、観光バスなどが停まっていると、(つらい思いをして刑に服している人たちがいるのに。。。)と、なんとなくいやな感じがしていた。
網走刑務所のことを知りたければ、『網走監獄博物館』に行けばよいではないか。
本物の、刑に服している人たちがいる網走刑務所には行かないでよいではないか。
そう思っていた。
先日、初めて網走刑務所正門を訪れた。
ただ、門だけ。そして、その正門は『監獄博物館』にあり何度も見ている同じものなのだが、やはり本物は違う気がした。
歴史と汗と涙がしみている重々しさを感じた。







服役している人たちを写真撮影することは肖像権の侵害、プライバシーの侵害になります。けっして撮影されないようにお願いします。

北海道の道路開拓の歴史をになった人たち-網走

2008-05-13 | Abashiri Prison Museum-網走監獄関連
私の部屋に、網走監獄博物館のポスターが貼ってある。
いろいろな種類のポスターがあるが、私が好きなのは濃い緑色の中心に『明治の姿そのままに。。。博物館網走監獄』とあるもの。
そのポスターには、こんなことばもある。
「君は見たか 北の開拓百年物語」

網走監獄博物館は、監獄の歴史と共に、北海道の開拓の歴史、それもあまり目につかない暗い歴史を、私たちに教えてくれる場所でもある。
ついこの間、私の強い勧めで網走監獄博物館に行ってきた職場の青年が、監獄博物館をじっくり3時間かけて見たと知らせてくれた。
そして、こう語った。「あそこの展示を見たら、道路に対しての認識が変わりました。」と。

網走から北見市常呂方面へ進んだ網走湖畔から少し行った二見ヶ岡に、
『国道創設殉難慰霊の碑』がある。その碑文にも、道路開拓には多くの囚人の汗と血が流されたことが記されている。
このような尊い命と引き換えに、今の利便があることを多くの人に知ってほしい。

そのためにも、網走監獄博物館はがんばっているのです。

支えよう! 博物館網走監獄を!

網走の人権テーマパーク

2008-04-05 | Abashiri Prison Museum-網走監獄関連
『博物館網走監獄』のことが大好きで、全国に紹介したいと思っている。
けれど、ブログにあまり写真を載せていない。
その理由は、写真にしてしまうと、あの監獄の雰囲気・重さが伝わらない気がするからだ。
多くの観光客の方が目をみはるほど、博物館内にあるマネキン人形は、一体一体が表情も違っていて丁寧に作られている。ただ、それを写真で紹介するとどうも軽くなってしまう気がして、躊躇する。
『博物館網走監獄』そのポスターにも書かれている通り、そこは北海道の囚人を使った開拓の歴史を印す博物館でもある。

ご来場の際はぜひ約2時間おきに行われる館内ガイドツアー(無料)に参加していただきたい。専属ガイドさんがくわしく説明してくれます。




獄窓の初夏

2007-10-23 | Abashiri Prison Museum-網走監獄関連
2002年私はうつでした。
その時に気分転換で訪れたのが女満別空港・網走でした。ただ飛行機に乗りたかったのです。今はもう廃止された網走市内の定期観光バスにただ一人の乗客として乗り、最後に着いたのが網走監獄博物館。
 ただ一人の乗客を案内したバスガイドさんが、ただ一人の客の案内を監獄博物館に依頼。私一人に監獄のガイドさんがついてくれ、小一時間案内してもらいました。
 その時、実際に昭和59年まで使われていた舎房から見た初夏の風景。ここに囚われていた人は、この平穏な初夏をどんな気持ちで眺めたのだろうと思うと、胸が苦しくなりました。
 しかし、監獄での体験は私のうつから抜け出すきっかけを与えてくれました。
 2007年、網走に異動してきたのも、この体験からなのです。