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ベン・アフレックとマット・デイモンが、
脚本を書くことでつかんだ自分たちの幸運をおすそ分けしようと始めた
脚本コンテスト「グリーンライト・プロジェクト」の第1回優勝作品

【夏休みのレモネード】

1976年、夏。シカゴ。
青い空と青い海。
どうすれば天国へ行ける？
アイルランド系カトリックの少年ピートと、
白血病に冒されたユダヤ教の少年ダニーが繰り広げる
一夏の「天国へ行こう大作戦」

レモネードを飲んだ後のように、爽やかな余韻を残す映画でした。
甘酸っぱく爽快で、涙の隠し味が効いている・・・。
子供の水のように柔らかい感性と大胆な行動力が、眩しくて微笑ましい。
小さな男の子が、「生」と隣り合わせにある「死」を受け入れながら、
「宗教とは何か？」という難問に対する幼いなりの答えを見つけていきます。

この映画、「丁寧な仕事」という言葉が非常に似合います。
何よりも、人物の描き方が秀逸で、
子役はもちろん、大人たちの演技が素晴らしい。

露骨に「哀しい」とか「寂しい」とかを前面に出してないところが
観る人の感性を刺激するのかもしれない。

本当に「家庭」っていいものだな・・・とも思ってしまいました。
父性があり、母性があり、子供が大勢いることの幸せ。

まだご覧になっていない方は是非！


●監督・脚本：ピート・ジョーンズ
●撮影：ピーター・ピアジ
●音楽：ダニー・ラックス
●出演：アイダン・クイン、ボニー・ハント、
ケヴィン・ポラック、エディ・ケイ・トーマス、アディ・スタイン