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七里ガ浜ホーム

2016年01月24日 07時03分37秒 | ハチパパのひとり言

今夜から明後日にかけて、日本列島が大寒波に襲われるという日、鎌倉から江ノ電に乗って鎌倉高校前駅ホームに向かう。江ノ電は、長谷駅まではよく利用するが、鎌倉高校前駅まで18分の電車旅は久方ぶりで、人家すれすれの江ノ電からの眺めはスリリングでもあった。また湘南の海が見え隠れして楽しい。

約束の午後1時に略全員集合、駅ホームから墓地脇の石段を数分上ると七里ガ浜ホームが見えてきた。この辺りから江の島はすぐ目の前で、湘南の海と三浦半島が大きく見渡せる。あまりの寒さにサーファーたちの姿はさすがになかった。

七里ガ浜ホームは、社会福祉法人聖テレジア会の病院、教会に隣接する鎌倉市特別養護老人ホームである。入居者は約100人、平均年齢92歳で女性が8割男性が2割、介護レベル5段階中の平均が4.2で殆どの人が車椅子生活をしているとのこと。

実際に車椅子の清掃をしていて、食事カスが車輪にこびりついていたり、髪の毛が車輪軸の奥まで巻ついていたりしていた。施設職員だけで車椅子の清掃まで手が回らず、こうしたボランティア活動を心から喜んでもらえた。

参加者は家庭裁判所調査官、審判予定の少年とその親、学生ボランティアと我々少年友の会会員の総勢23名。少年は18歳から19歳でこうした奉仕活動を通して社会的協同作業を体験し、人としての生き方などを学び取ってもらう取組である。

同じグループで清掃した少年は、車椅子の車輪を取り外して細部まで丁寧にクリーニングしていたし、終わっていない他のグルーブへ自主的に応援していた。ちょっとイケメンの子でお母さんとのやり取りも優しい感じがしたし、非行の内容は知らないが私にはきれいな眼をしたしっかり少年としか見えなかった。

少年たちはこれから家庭裁判所で審判を受けるが、自省自立して一生懸命生きてほしいと思う。28/1/23

 

 

 



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