ハチの介護日記・・・遠吠え

いま午前3時、ハチの遠吠えが始まった。犬が遠吠えするのは本能の呻きなのだろうか、

犬が野生だったころは、群れからはぐれてしまったとき、本来の群れの位置と自分の位置を把握するために、お互いが遠吠えをし合ったと言われている。

そしてその遠吠えが、次第に寂しさを和らげるためへと役目を変えていったとも言われる。一匹になったとき、寂しさに耐えきれなくなり、「寂しいよ」と遠吠えをしたのだろうか。

その声を聞きつけたほかの犬が「大丈夫だよ。俺はここにいるよ。君は1人じゃないよ」と、慰めたりしたともいわれる。

「ハチ、お父さんここにいるよ」「ハチはいい子だね」などと、ハチの耳元で囁きながら添い寝してやるとなきやんだ。いつも一緒にいるのにと思うが、そこは犬同士のこと亡くなった友達のことを思い出しているのかもしれない。

ハチはホントにいい犬だと思う。穏やかで、いい顔してる。ハチのどんな呻きにも、優しく応えてあげたいと思う。