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パートナーのこと

2020年05月18日 06時00分00秒 | ハチパパのひとり言

コロナの影響で、夫婦互いのパートナーの存在を、今まで以上に意識した人も多かろうとデジタルアンケートをとった結果が朝日新聞に載っていた。

男女239人から回答を得て、まず「人生にはパートナーが必要か?」の問いには、144人(60%)が必要と答え、81人(34%)が合う相手がいなければ必要ないと答えている。個人的には必要と答えた人が60%というのは少ない気がするが、合う相手がいなければ・・・という人は、全員がパートナーの必要性を決して否定しているものではないと思う。

この比率は、男女の別、年令の層によっては変わってくるだろうし、子どもの有無とその年齢によっても判断は変わることもあるだろう。アンケートでは様々な意見が掲載されていたが、すぐに離婚せず、話し合いのうえ別居してみて仕切り直しというようなクールな選択肢もあるようだ。

私は、離婚や遺産分割等の家族問題の調停委員として、家庭裁判所に6年間勤務していたが、修復出来たケースは数えるほどしかない。ちなみに離婚申立の最も多い理由は、「性格の不一致」で、そもそも「合う相手」などいないと思った方がいい。

新聞に載っていた「家族のためのADRセンター離婚テラス」代表小泉道子さんの言葉、「相手は変えられない。変われるのは自分だけ」に共感を覚えた。

また、カウンセラー岡野あつこさんの言葉「離婚するかどうかの判断は、『損か得か好きか嫌いか』シュミレーションをすることです」も実に明快でいいアドバイスと思った。

私たちは夫婦で145歳、老老介護の四文字が脳裏をよぎる。前妻が27歳で息子二人を残して逝ってしまって20年間父子家庭をやってきたが、もしも独身のままでいたらと思うとゾッとする。今のパートナーと一緒になって29年目、カミサンの性格は私とは対照的で明朗活発、凸凹夫婦は最上のパートナーに恵まれたと言える。

パートナーは良くも悪くもいないよりいた方がいい。その方が人生面白いし生き甲斐を感じると思う。



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