ハチの家文学館

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今年最後のお不動さん護摩焚き

2019年12月28日 16時12分28秒 | 慈しみと悲しみと

毎月28日は不動明王の縁日。不動明王は大日如来の命を受け、忿怒の相で右手に剣、左手に縄を持ってすべての厄災から衆生を守り、煩悩を断ち切り、諸願を成就させる密教の重要な仏である。

自宅近くのハチが眠る真言宗普光寺で、今年最後のお不動さん護摩焚きに参列して1年の無事を感謝した。護摩木に書いたのは「身体健全」。

不動明王のご真言は「ノウマク サンマンダ バザラダン センダンマカロシャダヤ ソワタヤ ウンタラタ カンマン」。

真言とは秘密の言葉とされ、私たち衆生には意味が分からない。密教では意味が分からなくてよいそうで、唯ひたすら唱えるだけで仏のこころに通じると教えられている。

護摩焚きの間、参列者全員で般若心経とこのご真言を何度も何度も唱和する。ご住職が叩く大太鼓の音がお腹に響くのを感じながら私もお腹の底から思い切り発声してすっきりした。子息の副住職が焚く護摩木の炎は、不動明王の化身となって護摩木に書かれた祈願に応える。

信仰心を持つことはとても大切なこと。仏像写真家として「一仏一心」の気持ちでみ仏に接して来た。これまでお会いした数百体に及ぶすべてのみ仏に合掌礼拝。




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