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Tokai SPRINGY SOUND ST-42 1978

2017年06月12日 08時15分10秒 | Weblog


このギターは私が最初に手にしたフェンダー
系ストラトギターとなった、

まず先にこのギターの仕様を紹介しよう。

ブランド:Tokai
モデル名:SPRINGY SOUND
型  番:ST-42
製  造:1978年
ボ デ ィ:セン3ピース
ネ ッ ク:メイプル1ピース
指  板:メイプル
ペ グ :ストラト用廉価版
シリアル:800XXXX

1977年から1982年まで販売されたこのモデ
ルには下記の型番が存在する。

ST-42
ST-45
ST-50
ST-60
ST-80
ST-100

型番数字X1000=ギター価格であり、価格が
高くなるに比例して、下記のように豪華仕様
になっている。

・ST-50より、「Tokai」と刻印されたクルー
 ソンタイプのペグが標準装備。

・ST-60より、枯れたサウンドとして人気が
 高い「Eスタンプ」ピックアップを搭載。

・ST-80より、塗装はすべてラッカー仕上。

・ST-100のみ、豪華ゴールドパーツ搭載。

また、シリアル№については、単に製造番号
という意味合いとは別に、左1桁で何年に製
造されたかを窺い知ることができる。

・7=77年
・8=78年
・9=79年
・0=80年
・1=81年
・2=82年

なお先日紹介したTokai LoveRock LS-50
は000XXXXであるので、80年製造であること
がわかる。

シリアル№は、77年から78年前期はネックの
デタッチャブル部分に黒インクでスタンプさ
れる仕様であった。

その後、ネックとボデイをジョイントする、
金属プレートに刻印される仕様へと変更され
た。

77年~78年前期のギターには型式を示すもの
がどこにも無く、前述の仕様で判断するしか
ない。

78年後期からは、ボデイのネック接続部分に
スタンプ~ネックの最終フレットに刻印~
ネックの接続部分に型式シール~、と様々
に変化していった。

このギターの型式がST-42と判断したのは
下記の点である。

・ピックアップには「Eスタンプ」無し
・ペグはクルーソンではない廉価版
・シリアルはデタッチャブル部にスタンプ

実はこのギターを買って、その直後に大変後
悔している。

ヘッドが経年劣化で塗装が痛み、ヒビが入っ
ており、ピックガードがオリジナルではなく
別のモノに交換されていて、さらに、価格が
相場に比べるとかなり高い事が後で分かった
のである。

価格がこの仕様に見合わないと気付いたのは
購入して、いろいろ調べてからの事なのだが
物欲に駆られて、何も調べず不用意に購入し
た私の落ち度なので、今は猛反省している。

しかしこの事を機に、このモデルの型式およ
びそれぞれの仕様を徹底的に調査することと
なり、その後同タイプを購入する際に大変参
考になったので、その勉強代かなと思うこと
にしている。

その後、前回のTokai LS-50 で紹介した、
お茶の水にある、駅近くの路地裏ギターショ
ップで、前持ち主にネックをスキャロップ仕
様に改造された79年製のST-60を発見。

これを購入し、ST-60のピックガードとそれに
付随するアッセンブリーをすべてST-42に移植
して、現在の仕様となる。

今はこのストラトが大変気に入っていて、数
本の中でも一番手にとって弾くギターとなっ
ている。



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