落ちこぼれのつぶやき

思いのままに

時間のある方は以前の記事も読んでみてください。

獄中記

2014-10-23 18:43:14 | 
この本は手に入れるのに1年以上の時間がかかりました。佐藤優さんにとっては真面目に命じられた仕事をこなしただけなのに、後になってそれが悪いといわれ逮捕までされるという本当に理不尽なことになってしまいましたが、そこからが違いますよね。獄中生活を楽しんでしまうことができるなんて、佐藤さんの人生が彼を創ったそれまでの経験がそうさせたのかなと感じました。
守りたいものを持ちながら裁判を戦いつつその後のことまで考え準備したなんてなかなかできないですよね。しかも拘置所内の様々なことも記録されている。哲学や神学や宗教や政治なんて
まるでわからなくても面白くよむことができました。ただそれらがわかるようになればもっと深くこの本の理解ができるのでしょう。
ぜひ読んで楽しんでください。
この裁判の真実は現在非公開の外交関係の資料が公開されたときに明らかになりますよね。佐藤優さんの主張が真実なのかどうかについてはね。
この本は佐藤優さんがこれまでに書いてこられたものの元になっているのではないかと感じました。だからここからスタートすれば佐藤さんの本を読んでいく順序が違っていただろうと思いました。時代の物差しが変わるとき何かが起こり誰かが巻き込まれるということなのでしょうか。
つらい立場に置かれたときに助けてくれる人こそ本物の友人ですよね。
友人に対してそういう協力ができる人でありたいものだとは思うのですがなかなかね。


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