日々・ひび・ひひっ!

五行歌(一呼吸で読める長さを一行とした五行の歌)に関する話題を中心とした、稲田準子(いなだっち)の日々のこと。

2007年全国大会in阿蘇⑮~完結編~

2007年10月30日 | 五行歌な日々
飛行機の関係だけでの宿泊だったから、
夜の熊本市内を冒険しようだとか、
翌日の観光は全く考えていなかった、
私ら4人に、
この月ふたつさんと、角田さんとの
お食事の時間は、
本当にスペシャルなオプションとなった。

熊本空港へのシャトルバスのバス停を確認がてら、
ビジネスホテルから300メートルほど離れた、
斜め向かい側の居酒屋さんへ。

歌のお話やら、
ここ一年の全国大会の準備の裏話やら、
3時間ほどお話しする。

で、そこで聞いた話を、
ここで吹聴するのは、
「私がするのは、違うのかな?」
と思わなくもないけれど、
とても感動した工夫があって、
全国大会へ行かれた人の中の、
ひとりでも多くの方に、
なんだか知ってほしくって、
書いてしまう。

グループ歌会のネームプレートだ。

このネームプレートのおかげで、
グループ歌会時に、
改めて自己紹介をし合わなくて済んだ(全体ではやってる)。

それは、グループ歌会の司会をした私としては、
とても時間短縮になり、
意見や、作者を当てるときに、とても役に立った。

三角柱を横にしたこのネームプレート、
1個だとなんでもないけど、
参加者の人数分の
約140個(欠席者がいたからこのくらいと思うけど)あったら、
かさばってしまうのは、想像に難くないと思う。

パソコンとプリンターで、
ひとりひとりのお名前を作っていくのは簡単だけど、
そこから。

平べったいままのA4用紙のまま、
ホテルに持ち込むとして、
そこから。

     ★

現地でウラを両面テープで張り合わせるというのも、
考えたのだそうだけど、
そうなると、
両面テープのゴミ(はくり紙)が出てくる。

そこで、考えられたのが、
ネームプレートの端と端の中央に、
切り込みを入れるという工夫。

その切り込みにしたって、
S字にしたほうがいいのかしら?と、
月ふたつさん、
うんうんうなって、考えて。

すると、角田さん(だったと思う)が、
真っ直ぐに切り込みを入れるだけでいい、
と、教えてくれて。


黄色い○のところに、切り込みを作って、重ね合わせると出来上がり。

グループ歌会終了後に、
司会者の人が、
持って帰ってくださってもいいと言っていたので、
私はたまたま、
グループ歌会の席上に置きっ放しにしなかったのだけど。

この工夫はどうしても書きたかったので、
捨てずに大阪まで持って帰ってきた。

一見、なんでもないことなんだけど、
こういう、
なんでもないことを見つけるまでの紆余曲折。

こういう、小さなことをちりばめながら、
とても快適な全国大会にしてくださったのかと思う。
(もちろん、今までのホスト役のところも、
いろいろ知恵を出し合って、工夫をされているのでしょう)

本当に、頭が下がるし、
感謝に耐えない。

熊本の皆様、
快適に過ごさせていただきました。
本当に、ありがとうございました。

     ★

ビジネスホテルの前は、
水前寺公園で、
近くに近代文学館(?)もあると、
月ふたつさんからは教えてもらっていたが、
もはや、観光をする気力はなく(笑)

ぐっすり寝て、
(少なくとも私は。いびきをかくぐらい……すまん!)
翌日は、朝のTVを久しぶりに見ながら、身支度をした。

熊本空港について、集合時間だけ決めて、
おみやげを物色。

夫から熊本ラーメンはリクエストされていたが、
どこの熊本ラーメンか、わからなくなっていた。

一応買ったけど、
「間違ってたら、どうしよう……」と
ビクビクしてしまい、
福岡の明太子をはじめ、
「おいおい、それは熊本ちゃうで」と、
ツッコミたくなるようなものまで、気を使って買ってしまった(笑)

(家に帰ってから、夫に聞くと、
『こむらさき』のラーメンで、
私がカンで買ったラーメンと一致していて、
あまりに嬉しかったため、
夫のメタボな腹太鼓をアフリカンな感じで叩きまくって、
奇声を上げながら、喜んだ・笑)

そして、飛行機は、
ギャグのお約束事のように、
10分遅れで(もうええっちゅーに・笑)、大阪へ。

家に着いたのは、午後3:40だった。

明日(31日)は、東大阪歌会の歌の締切日。
……早い、早すぎる(笑)

     ★

気がつけば、11月19日(月)。
全然、11月のことをブログに書いていないじゃないか(笑)

日常は楽しいことも辛いことも、
平等に押し流していく。

11月は仕事とブログのコントラストの日々です(おいおい家事は?・笑)。

『五行歌』11月号も、まだパラパラとしか、
読めていないし、
篠田耐江さんの歌集のお礼もまだ。

樹実が、『五行歌秀歌集』のことを書いているし、
ほしかわさんは、特集になっている。

うー、じっくり読みたい!!

来年は、東京だと聞く。

また、夫を説き伏せて(笑)、行きたいなぁと思っています。

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4 コメント

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ネームプレート (須賀知子)
2007-11-20 15:52:40
稲ちゃん、お久しぶり!!
私も持って帰ってきましたよ。
一枚の紙からあ~ら不思議、ネームプレートが
ほんとに良く工夫されていました。
早速、アイディアを頂戴して、使わせていただきました。
先日のきんきサロン・芦屋の合同歌会で!!
うふっ、気がつかれたかしらね。

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長篇に感激;_;です。 (月ふたつ)
2007-11-20 16:26:26
いなだっち様
ずっと読ませていただいとりました。
全国大会の事、こんなに連日に渡って書いてくださって
開催県冥利に尽きるとです。
島原はあいにくお天気に恵まれず、
私が吸い寄せた(と、角田氏は言う)濃霧に視界をとざされて
私が愛してやまない天草諸島も有明海も
仁田峠にど迫力で迫る 普賢岳の平成新山も
見えなかったというのに
その霧さえタノしんでくださってまたいろいろ感じてくださって、
この旅を企画実行したツノッチ(前出の角田氏)にとっても
なによりのリアクションだとおもいます。

あのフランスのお二人がああまでして登りたかった
妙見岳…私にも未知の山で(実は下見の時もここには行ってない)
今度島原に行くことがあったら
ぜったいロープーウエイに乗ってみよう!と思っています。
歩いて登ろうという発想はハナっからないです。ハイ。

ネームプレートは、香川照之をなんかいいんじゃないと思っている
赤星さんがせっせと作ってくれたものです。
こんな小さなところに気がついてくださってほんとうにうれしいです。
そして、その経緯にまで思いを巡らせていただけるなんて。

A4の紙…立体化まではよかったけれど。
そう、今大会の企画・準備の大半は、
たくさんのA4の平面上で進められ
実行委員各々の経験の蓄積による想像力を総動員して、
それにあたったわけだけど、
じっさいに空間、時間と立ち上がっていった時、
やはりはるかに想像を超えたはじめての世界がそこにはあって
それが、きっと私たちにとっての今大会の一番の「意味」で、
「エキス」で、
ここから、あたらしい切り込みをまた探していこうと思います。

さいごに、ガールズ ^_^ ! とご一緒したことは
今大会中、個人的に、このうえもなく嬉しい時間になりました。
島原の夜、十徳屋での夜、話はいろいろぶっ飛んでも
やっぱしブーメランのように歌に還ってくるところが
「あぁ、歌友なんだぁ、いいなぁ五行歌」と
共有できた時間にほおずりをしています。よろしくお伝えくださいネ。

月ふたつ


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須賀さま(^_^) (いなだっち)
2007-11-23 11:00:33
そうですよね~。
あのネームプレートは、
なんかあったとき、真似させてほしいものだと、
私も思ってしまいました

合同歌会お疲れ様でした

ネームプレートを使うほど、ということは、
とても多数の方が参加されて、
盛会だったのですね

あぁ~、忘年会は行きたいなぁ~

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月ふたつさま(^_^) (いなだっち)
2007-11-23 11:37:10
こちらこそ、長編のコメント、
とても嬉しかったです。

昨日の朝、『目覚ましTV』を見ていると、
料理のミシュランのほかにも、
『ガイド ミシュラン』なるものもある、
というのを知りました。

ふと、あのフランス人さんたちを思い出しました。

「ひょっとしたら、妙見岳も、
『ガイド ミシュラン』に掲載されていて、
それを見て、行こうと決めていたんだろうか。
……いや、まてよ。
フランス人さんたちだったから、
ひょっとしたら、調査員だったりして……!!!」

とか、ひとり勝手に妄想して笑ってしまいました。

ロープウェイで登ったら、
「これが『星』を獲得した景色かぁ」と、
月ふたつさんも、しみじみしてみてください(笑)

ネームプレートは赤星さんだったんですね。

十徳屋でも、お話したかもしれませんが、
ウラ歌会で、
「美少年」の話のきっかけになったのは、
あの赤星さんの「香川照之」の歌です。
間接的でしたが、
赤星さんには、あらゆる角度から、
この全国大会に花を添えてもらったんだなぁと、
改めて思いました。
どうぞ、よろしくお伝えください。

全国大会のことがきっかけで、
熊本の皆様が、
今までも楽しかった歌会に、
さらに深さや絆がまして、
個々の平穏な日常生活の活力源になることを、
願ってやみません。

私も、何度かお会いしていましたが、
月ふたつさんとじっくりお話が出来てよかったです。

またいつか、どこかでお会いしましょうね!
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