日々・ひび・ひひっ!

五行歌(一呼吸で読める長さを一行とした五行の歌)に関する話題を中心とした、稲田準子(いなだっち)の日々のこと。

カスペ「お客様は神様かよっ!?」を見て。

2007年05月29日 | TV・映画などの日々
何気にTVを見たら、
フジテレビで、
「お客様は神様かよっ!?」という
番組をしていた。
思わず、録画してしまう。

内容よりもまず、
このタイトル、やられた、と思ってしまった。

この前、自分が書いた五行歌に、
このニュアンスのある歌を作っていたから。

もう、本には送らないことにしたので、
ここに出して、成仏させちゃう。      

       『お客様は神様です』と言った
       三波春夫を
       逆恨みしたくなる程
       お客様は
       神様状態です


もともと、次の締切に送付するのは
見送ろうと思っていたけれど、
グズグズすると、こうやって、
どんどん出せなくなっていくのかも。

いや、
それもまた、いいのかもしれない。
と、思い始めたりもして。

     ★

今、録画を見てきました。

以前、『ヘキサゴンⅡ』のことについて
書いて、
その後に、
ブラックホールにはまったように、
クレームが続いたとき
ふと、
「これもまた、
お笑い系というか、バラエティというか、
そっちのほうに持っていくことも
可能なのかもしれない」
と、よぎったことはよぎったけれど、
「でも、どうやったらできるんだ????」
と、
ドまじめな頭と、沈みがちな感情では、
ちっとも具体的に
想像できなかった(当たり前か・笑)

録画を見てみて、
「あぁなるほどなぁ。こんな風に作るのか」と
感心してしまった。

もちろん、そのクレームのアホ臭さに、
笑ったりもして。

想像できなかった者としては、
企画して、具現化した
テレビ局の方々に、思わず敬意を持ったりする。

でも笑いながら、
心のどこかで、胸が痛かった。

提供する側・される側、
どちらの立場にもなりながら、
涙がチョチョ切れる感じが、
胸の中でしていた。

マネキンの仕事をしていなかったら、
多分私は
例えバラエティと知っていても、
見なかっただろうと思う。
関係ないという意識から。

「見る」という行為をした自分は、
底知れぬ危機感を抱えているんだな、と
改めて自覚する。

すべての人間を、
安易に怖がりそうな自分に対する危機感を、
笑って発散しようとしている。

発散して、同時に。

私には出来ないような、
クレーム処理の戦いを、
粘り強くしている人たちを見て、
なんだか元気が出てくる気持ちよさを、
必死で詰め込んだりもしていた。

続編をやったら、多分また見ると思います。

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