バレンタイン前後まで、怒涛のように仕事を入れて、
二月の後半は、坂田師匠のところだけで、今月は終わり。
明日28日は、AQ歌会へ伺う予定。
正直言って、今年は、
伺うことに迷いがあった。
★
ひとつは、
夫への後ろめたさ。
いえいえ、「家を空けること」自体は、
むしろ喜ばれておりますが。
マンションのローン返済をする銀行を、
今年の5月末か、6月始めに、
決めてしまうのだが、
その時までに、もう少し貯金しておいて、
繰り上げ返済をしてしまいたいと、
貯金をしているのだが、
この不況で給料が下がり、夫のお小遣いを減らし、
私の仕事も、(元々1・2月は少ないが)予想よりも少なく。
……と、いうなかで、
交通費・宿泊費がかさむ遠方の歌会へ行くのが、
多少、心苦しい。
っていうか、夫への気持ちを抜きにしても、
貯金に回したいという気持ちもあって。
ふたつめは、
「関西新年合同歌会をはじめとする、
近隣の歌会には伺わないようにしているのに、
AQには行くか?
それは失礼にあたらないか?」
という、葛藤があって。
自分の歌会以外の、
歌会らしい歌会に出席するのは、
実は去年のAQ歌会以来のことだ。
それって、どうなんだろう、と。
おまけに今回は、
『五行歌インタビュー』の依頼も舞い込んで。
インタビューを受ける資格があるほど、
五行歌に対するモチベーションが、
そんなに高くない状態で。
また、作者の顔写真がアップされるというのも、
抵抗がないわけではないわけで。
悩んだ。
★
とりあえず、
AQのことは置いて、
かなり早い段階で、連絡のあった、
『五行歌インタビュー』はお断りすることにした。
で、返信を書き始めたわけだが、
どうも、文章が、ぐじぐじする。
相手を思って、丁重に……という、
遠まわしな表現からではない。
どうも、自分の奥底に揺らぎがあって、
そこに揺さぶられて、文章が湿っぽくなっている。
書きながら、迷っている。これは決断しきっていない。
そして、そういう自分に、イラっとくる。
迷いに迷って、
「これは経験だと思ってお受けしよう。
お受けして、ダメなら、
『もう二度と受けるまい!』、
よかったら、
『あぁ~面白かった!』ってことで、
どっちかをちゃんと刻みつけておこう」
というところで、決めた。
そうすると、自動的に、AQ歌会出席決定となる訳で。
そうなると、次は、
「関西の大きな歌会ですら、お断りしているのに」
というところだ。
年賀状でも、
出席するものと思われていた方々からの、
「お会いできるのを楽しみに云々」的な、
何気ない自筆の一言に、胸がチクチク痛んだ。
誰の顔も見たくない、と思って、
出席をしていない訳じゃない。
むしろ、阿島智香子さんがお亡くなりになられたのが、
新年歌会の歌の提出の期限直前だったので、
「いつでも会えると思ったら、大間違いなんじゃないのか。
人と出会える、ひとつひとつの機会を、大切にしなければ、
ならないんじゃないのか」
というところで、迷ったりはしたのだが。
理由は、漠然としている。
具体的に原因を追求したいとも思わない。
そういう意欲も湧かない。
明確なのは、
「自分が疲れている」という感じだ。
自分が疲れていること、エネルギー切れしている状態で、
人と何気ない会話をすると、
今までなんともなかったものが、
ものすごく嫌な響きに聞こえてきたりする。
ましてや、歌の思いを語る、歌会では、
必要のない冷戦を生む。
原因を把握している間は、まだいい。
原因を人に転化してしまうと、収拾がつかなくなる。
自分次第でナントカなるものが、
誰かのせいになり、『歌会』というシステムのせいになり、
『代表』という役割のせいになる。
そう思うことで、一瞬は楽になるが、
あっという間に跳ね返ってくる。
疲れが倍増してくるのだ。
なので、
不義理で責め立てられたり、不安に思われても、
自分の欲する自由な振舞いをするところから始めないと、
どうにもならなくなっている。
あ!……!
自由な振舞いをするところから……じゃ、いっか。AQへ行ったって。
水脈を、見つけた。
多分、行きたいんだ。
AQへ行きながらも、AQをスルーして、どこかへ。
そういう感覚がする。
そういうのを目印にして、どこかへ。
あぁ、そういうことなのか。
流れ出てきた。
これは行くべきだという岸辺だ。
気持ちが定まった。
さて、次は、金銭的な後ろめたさ。
★
出費を抑えるしか、これはもうないでしょう。
気合が入ると、おしゃれがしたくなるところを、
美容院いかない。アクセ買わない。服買わない。
っていうか、今回は、行くとすれば、着物と去年から決めていた。
着物を着ていく年と
鎌倉への墓参りへ行く年と、
交互にしようと思っていたからだ。
着物なら、着付けから否が応でも気合を入れないといけないし(だはは)、
おしゃれをしているという感じが持てる(いや、実際してるんだけど)。
それでも、誘惑はあった。
「帯締め、帯揚げ買いたいなぁ~。
百貨店の呉服市、大B反市、お安くなっているのかしら~」
と、いう感じで。ま、乗り越えたけど。
今、立ちはだかっているのは、雨。雨なら、無理はしない。
大丈夫なような気はしている。
だって、直前まで決めていた、桜の小紋を断念したもの。
着るたびに、雨や雪に見舞われ、
クリーニングに泣き濡れる、あの桜の小紋。
紬に、変更したから、降らないと思うんだけどなぁ。
また、新幹線代は、片道ずつ別の日に買った。
クレジットカードの締め日をまたいで、
一度にごっそり持っていかれないように。
リボや、3回以上の分割は嫌い。利子なんて、払いたくない。
ホテルも、お安いところを探し、
さらに、ポイント還元して。
毎回楽しみにしている、
行きの新幹線の中の駅弁もやめて、
前日に作ったお弁当を持参する予定だし。
押さえるところを押さえて、
その頑張りで、せめて気持ちの帳尻を合わせる。
と、いうわけで、明日です。
きっと、光が川面に直下して、
揺らめいたり、煌いたりするぐらいのひとときですが、
楽しんでこようと思っています。
二月の後半は、坂田師匠のところだけで、今月は終わり。
明日28日は、AQ歌会へ伺う予定。
正直言って、今年は、
伺うことに迷いがあった。
★
ひとつは、
夫への後ろめたさ。
いえいえ、「家を空けること」自体は、
むしろ喜ばれておりますが。
マンションのローン返済をする銀行を、
今年の5月末か、6月始めに、
決めてしまうのだが、
その時までに、もう少し貯金しておいて、
繰り上げ返済をしてしまいたいと、
貯金をしているのだが、
この不況で給料が下がり、夫のお小遣いを減らし、
私の仕事も、(元々1・2月は少ないが)予想よりも少なく。
……と、いうなかで、
交通費・宿泊費がかさむ遠方の歌会へ行くのが、
多少、心苦しい。
っていうか、夫への気持ちを抜きにしても、
貯金に回したいという気持ちもあって。
ふたつめは、
「関西新年合同歌会をはじめとする、
近隣の歌会には伺わないようにしているのに、
AQには行くか?
それは失礼にあたらないか?」
という、葛藤があって。
自分の歌会以外の、
歌会らしい歌会に出席するのは、
実は去年のAQ歌会以来のことだ。
それって、どうなんだろう、と。
おまけに今回は、
『五行歌インタビュー』の依頼も舞い込んで。
インタビューを受ける資格があるほど、
五行歌に対するモチベーションが、
そんなに高くない状態で。
また、作者の顔写真がアップされるというのも、
抵抗がないわけではないわけで。
悩んだ。
★
とりあえず、
AQのことは置いて、
かなり早い段階で、連絡のあった、
『五行歌インタビュー』はお断りすることにした。
で、返信を書き始めたわけだが、
どうも、文章が、ぐじぐじする。
相手を思って、丁重に……という、
遠まわしな表現からではない。
どうも、自分の奥底に揺らぎがあって、
そこに揺さぶられて、文章が湿っぽくなっている。
書きながら、迷っている。これは決断しきっていない。
そして、そういう自分に、イラっとくる。
迷いに迷って、
「これは経験だと思ってお受けしよう。
お受けして、ダメなら、
『もう二度と受けるまい!』、
よかったら、
『あぁ~面白かった!』ってことで、
どっちかをちゃんと刻みつけておこう」
というところで、決めた。
そうすると、自動的に、AQ歌会出席決定となる訳で。
そうなると、次は、
「関西の大きな歌会ですら、お断りしているのに」
というところだ。
年賀状でも、
出席するものと思われていた方々からの、
「お会いできるのを楽しみに云々」的な、
何気ない自筆の一言に、胸がチクチク痛んだ。
誰の顔も見たくない、と思って、
出席をしていない訳じゃない。
むしろ、阿島智香子さんがお亡くなりになられたのが、
新年歌会の歌の提出の期限直前だったので、
「いつでも会えると思ったら、大間違いなんじゃないのか。
人と出会える、ひとつひとつの機会を、大切にしなければ、
ならないんじゃないのか」
というところで、迷ったりはしたのだが。
理由は、漠然としている。
具体的に原因を追求したいとも思わない。
そういう意欲も湧かない。
明確なのは、
「自分が疲れている」という感じだ。
自分が疲れていること、エネルギー切れしている状態で、
人と何気ない会話をすると、
今までなんともなかったものが、
ものすごく嫌な響きに聞こえてきたりする。
ましてや、歌の思いを語る、歌会では、
必要のない冷戦を生む。
原因を把握している間は、まだいい。
原因を人に転化してしまうと、収拾がつかなくなる。
自分次第でナントカなるものが、
誰かのせいになり、『歌会』というシステムのせいになり、
『代表』という役割のせいになる。
そう思うことで、一瞬は楽になるが、
あっという間に跳ね返ってくる。
疲れが倍増してくるのだ。
なので、
不義理で責め立てられたり、不安に思われても、
自分の欲する自由な振舞いをするところから始めないと、
どうにもならなくなっている。
あ!……!
自由な振舞いをするところから……じゃ、いっか。AQへ行ったって。
水脈を、見つけた。
多分、行きたいんだ。
AQへ行きながらも、AQをスルーして、どこかへ。
そういう感覚がする。
そういうのを目印にして、どこかへ。
あぁ、そういうことなのか。
流れ出てきた。
これは行くべきだという岸辺だ。
気持ちが定まった。
さて、次は、金銭的な後ろめたさ。
★
出費を抑えるしか、これはもうないでしょう。
気合が入ると、おしゃれがしたくなるところを、
美容院いかない。アクセ買わない。服買わない。
っていうか、今回は、行くとすれば、着物と去年から決めていた。
着物を着ていく年と
鎌倉への墓参りへ行く年と、
交互にしようと思っていたからだ。
着物なら、着付けから否が応でも気合を入れないといけないし(だはは)、
おしゃれをしているという感じが持てる(いや、実際してるんだけど)。
それでも、誘惑はあった。
「帯締め、帯揚げ買いたいなぁ~。
百貨店の呉服市、大B反市、お安くなっているのかしら~」
と、いう感じで。ま、乗り越えたけど。
今、立ちはだかっているのは、雨。雨なら、無理はしない。
大丈夫なような気はしている。
だって、直前まで決めていた、桜の小紋を断念したもの。
着るたびに、雨や雪に見舞われ、
クリーニングに泣き濡れる、あの桜の小紋。
紬に、変更したから、降らないと思うんだけどなぁ。
また、新幹線代は、片道ずつ別の日に買った。
クレジットカードの締め日をまたいで、
一度にごっそり持っていかれないように。
リボや、3回以上の分割は嫌い。利子なんて、払いたくない。
ホテルも、お安いところを探し、
さらに、ポイント還元して。
毎回楽しみにしている、
行きの新幹線の中の駅弁もやめて、
前日に作ったお弁当を持参する予定だし。
押さえるところを押さえて、
その頑張りで、せめて気持ちの帳尻を合わせる。
と、いうわけで、明日です。
きっと、光が川面に直下して、
揺らめいたり、煌いたりするぐらいのひとときですが、
楽しんでこようと思っています。
カラーコーディネイトもばっちりきれいにきまっていました。帯揚げの色がすごくきれいな水色でそれも言いたかったのですが、云いそびれました・・・。(ってか、全体的にあまりお話できなかったような気が・・・(^^;;)
インタビューもきっとうまくいってることでしょう。^^
また来年よろしくお願いします。
そして、まだ、
ブログを更新できなくて、
あちきもうずうずしてるでやんす~。
紬効果は、歌会の日だけでした……。
翌日は……あぁ翌日は、翌日は……(後日アップ予定ですぅ……)。
帯揚げの色、ありがとうございます。
茶系統をあわせると、秋っぽかったし、
だからと言って、桃色は、
どうもこの紬の雰囲気から比べると、
子どもっぽく、バランス悪くで、
これにしたんですが、
悩んだかいがありました
しづくさんも、
羽織のしぼり?ちりめん?が、
派手でなく、地味でなく、
素敵でしたよおかみさん
(そして私は女中さん・笑)
今回は、いろんな人に話しかけようと、
心がけてたのですが、
そういえば、しづくさんとは、
たまさんの歌のこととか、
井上雄彦氏の去年の展示会のこととか、
ちょっと中心からズレた話題に終始してしまった気がします
ちゃんとちゃんとの歌の話は、
また来年に持越しですね(笑)
インタビューの感じは、
如呂如呂さんからお聞きされたかもしれませんね。
そんな感じです(どんな感じや)。
まとめるの、大変かもなぁ~(ひとごと~)
こちらこそ、来年もよろしくお願いいたします。