中田人材経営サロン

元ソニー人事部長であり、青山学院大学客員教授の中田研一郎より、企業の視点と個人の視点で「キャリア」「生き方」を語ります。

表のコミュニケーションと裏のコミュニケーション、基本は語学力

2008-03-29 00:57:09 | パブリシティー
日本企業は中国人を採用するときに、日本語は能力として要求していることか大半である。
そのため人材の選択の幅が著しく狭くなる。
中国人も英語なら自由にしゃべれる人が多いので、
アメリカ系企業だったら翌日からコミュニケーションで悩むことはない。

表のコミュニケーションと裏のコミュニケーション、やはり両方必要だ。
実は中国の会社はコーポレートカルチャー的には1970年代の感じである。
200~300人の大宴会、例えば忘年会が大好きで、会社の旅行も人気がある。
コミュニケーションとして大事だ。現在の日本の若い社員は
このような行事には冷淡だが、中国人大好きである。

給与体系として年功序列は不評だ。
業績連動型報酬がなければモチベーションにつながらない。
研修制度を充実することも重要なことである。
OJTでシンガポールや日本やアメリカに行かせる。
中国企業ではまずボスを入れて、部下はそのボスに採用させるとチームができる。
上位ポジションから優秀人材を入れないと、いい組織はつくれない。
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次回は「ヘッドハンティングによる中国海外組人材の獲得困難性」です。

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