人は皆、一度や二度、
歩いていてアリを踏みつけそうになって、
思わず足の着地点を変えた記憶があるでしょう。
今日、5ミリほどの小さなアリが、
一匹台所のあたりを歩いていた。
指にそっと乗せて玄関に出て、
フーッ!と息を吹きかけた。
何度やってもその小っちゃなアリは飛ばされない。
別に身構えているわけでもない。
息を吹きかけた瞬間に飛ばされないように身構えるだけだ。
瞬間といっても息を吹きかける口と、
指の間は数センチもない。
吹きかけた風が、アリに到達するまでの時間は0.0何秒もない。
これは驚くべき能力だ!
こんなすごい能力を持っているアリだ。
歩いている人間に踏まれて死んじゃうようなアリなんていないのかも
知れない。
今日からあまり気にしないで歩いてもいいのかも?!
私は普通アリのことを「アリンコ」という。
たぶん関東では子供だけでなく大人でもそう呼ぶ人は多い。
子供のころまで京都の地方で育った私は「アリコ」と
言っていたように思うのだが・・・。
痴呆が進むと幼い頃のことを思い出すようになるらしい。
昔のことを思い出せない私は、まだ若いってことか!!