風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

雨上がりの海 その1

2017-03-26 | 三重県・海・伊勢湾
 三重県津市北部の海岸です。
 雨が上がり、黒雲の切れ目から時おり日が差してきました。
 低気圧の影響で海はうねりがやや高くなっています。
 あまり期待もせず、雨上がりの少しスッキリした海の風景でも撮ろうとやって来ました。
 ところが、光と影、海と空とが、これまで見たことがないような、特異な光景を展開してくれました。
 私にとっては思わぬ、心に感じた風景となり、写した写真も多いため、3回に分けて掲載します。

①低気圧は東の海上に過ぎ去り、強い西風が吹いて来ました。


②津市街方向を見ています。
 三重大学の風力発電実験装置や大学キャンパスなどが見えています。
 それよりもこちら側によく日が当たっています。
 海は背後の濃紺色とは対照的に、白く輝いています。








⑤釣り人がひとり。
 雨上がりを待ってやって来ました。
 そのむこうを、ハマシギの群れが通過して行きます。


⑥朝から雨。
 今日は漁は休みでした。





⑧まだ雨が降っているような黒雲が残っています。





⑩遠くに、中部国際空港に降りる着陸体制に入った飛行機が見えています。


⑪銀色に光る波打ち際のかなたは、津市西郊の長谷山のシルエットです。


⑫強風で波頭がしぶきとなって飛ばされています。





⑭次々に押し寄せる白いうねり。
 単調ですが、私にとっては写していて飽きない光景です。








⑰広い海と空の広がりです。


 その2に続きます。

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4 コメント

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Unknown (時々絵日記)
2017-03-26 13:32:15
こんにちは
強く特徴ある雲が広がる空はそれ自体でも存在感がありますが、
その空の色を映す銀色な海も迫力があって、1枚目から引き込まれました。
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特別な海 (いせえび)
2017-03-26 14:56:36
こんにちは。
ここは以前にもご紹介したことがありますが、有名被写体とは縁遠いごく普通の身近な海です。
しかしこの日は、天候と海と空との模様がすばらしく、私にとっては特別な海となりました。
4時半からやく2時間、北西の風が強く吹く防波堤に過ごしていました。
ただひとりいた釣り人は、あいつあんなところで、何を写しているんだというような顔で見ていました(^^;)。
私の思い入れの強い写真に共感をいただき、ありがとうございました。
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空と海のドラマが! (ちひろ)
2017-03-26 20:48:31
いせえびさま、こんばんわ。
自然現象が演出する空と海のドラマの展開、主人公はいせえびさまとごんたクンと釣り人一人。
黒雲に覆われた海のサスペンス、想像が豊かになります
黒雲の上には真っ青な空と太陽、夢と希望が待っています。
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海と空のドラマですね (いせえび)
2017-03-26 21:24:05
ちひろさん、こんばんは。
この防波堤は勝手知ったるところですが、高さもあり、海岸部に近い50 mの部分だけは、幅50cmという狭さで、また2時間という長時間の撮影でした。
残念ながらこの日の夕方は、高度恐怖症の犬のごんたはお伴に出来ませんでした(^^;)。
ここで2~3回夕景を撮っていますが、このような気象条件に出会ったのは初めてです。
「黒雲の上には真っ青な空と太陽、夢と希望・・」が普通なのですが、今回はこの黒雲がこのドラマの最大の立役者です。
この黒雲のおかげで、海と空とのドラマが出来たものと感謝しています(^^;)。
この独りよがりとも思っている写真を楽しんでいただきありがとうございます。
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