風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

だんだん田・収穫のとき その2

2018-08-30 | 三重県・山・中勢
 松阪市飯南町深野の「だんだん田」です。
 ほぼ半分の距離を歩いて来ました。
 12時を回っており非常に暑いですが、もうひとがんばりです。
 あっ、がんばりはないですね、楽しんでいるのです、写すのをそして暑い夏を(^^)。




②ところどころに設置されている案内板によれば・・深野の棚田は室町時代中期から江戸時代初期にかけて開拓されてきたと言われています。
 幾重にも積み上げられた自然石が織りなす風景はまさに石の芸術です・・とあります。


③また赤とんぼです。
 今度は棚田のシルエットを背景にします。


④はさ(稲架)掛けが見られます。


⑤こうしてゆっくりと天日干しにしたほうが米は断然おいしいです。
 私もこどものころ、はさ掛けを手伝わされたことがあります。
 3~4段に掛けられた丸太のはさに梯子をかけ、縛った稲束を二又にして順次掛けて行きます。
 その当時、はさ掛けは11月の初めころにしたと思います。
 今はずいぶん早いです。


⑥下のほうの棚田にも、もう一台コンバインが稼働していました。


⑦一見蛾のよう見えますが、羽根を閉じて止まっているので蝶です。
 よく見かけるセセリチョウです。





⑨たまたま庭先でお会いした方に少し話をお聞きしました。
 ここの米はほとんどが自家消費用なので、面倒でもはさ掛けをする家もある。
 このような棚田でも田植え機や稲刈り機、コンバインは必要。
 棚田の畦はコンクリートで石積みに囲まれているので、今年の暑さで枯れた稲もある・・等々。


⑩マツバボタン。


⑪ゼフィランサス。





⑬見事な石積みです。
 石垣は何と約120段、総延長は何と約120km、積まれた石の数は何と何と301万個。
 何とばかりです(^^)。





⑮ガードレール利用のはさ掛けです。





⑰茶畑もあります。
 飯南の深蒸し茶として出荷されるほか、自家消費用も多いようです。


⑱10月には深野棚田まつりがあり、夕暮れ時約4000個の行燈が棚田まわりに立てられるそうです。
 ぜひ写しに来てほしいと勧められました。

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