goo blog サービス終了のお知らせ 

風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

鳥海山秋景

2016-10-20 | 東北
 18日夜、東北旅行から帰ってきました。
 日本海まわりで竜飛崎まで行き、三陸海岸を経由して3000km強、8泊9日でした。
 本日から毎日、その模様を掲載して行きます。

 出発日10月10日の山形県庄内平野は予想外の好天で、鳥海山がはっきり見えました。
 予定にはないことでしたが、鳥海山の秋景色と庄内平野の田園風景を求めて寄り道してきました。

①山形県鶴岡市郊外。
 東北地方第2の高山、鳥海山(2236m)です。
 秀麗な姿から出羽富士ともよばれています。
 山頂部の雪が少し見にくいですが、この日鳥海山は初冠雪です。


②出かける時は曇り、途中で一時小雨にも降られたのに、鳥海山麓は青空に白い雲が浮かんでいます。


③藁ボックリと鳥海山。
 この風景を求めて右往左往しました。


④最初に探した場所がここ。
 稲は実っているのに、前方の鉄塔と右上の電線が邪魔です。


⑤いっそ、電線も鉄塔も入れ込んでと思いましたが、これではダメですね。





⑦こちらは背中側の庄内平野です。
 ほぼ正面は月山ですが、山頂部は雲の中です。


⑧次に行ったこの場所もダメ。
 農道へ車を乗り入れるのは作業車の邪魔になるため、この時期、御法度です。
 この電線の向こう側に行くため、公道をウロウロしました。


⑨その甲斐あっていいポイントが見つかりました。
 車を置くスペースもあります。


⑩気配を感じて振り返ると、ハデな列車がやって来ました。
 秋田発の特急いなほ10号新潟行きです。





⑫藁ボックリが規則正しく並んでいます。


⑬伊勢平野では見られなくなった風景です。








⑯鳥海山の麓、コンバインが動いて稲の収穫です。


⑰こちらは秋田県にかほ市象潟(きさかた)から見た鳥海山。
 山頂部は雲がかかってきました。


⑱なかなかスッキリとは姿を見せてくれない鳥海山とのうれしい出会いでした。

蔵出し 今日の2枚+2枚 大内宿

2016-10-19 | 東北
 福島県下郷町、大内宿です。
 ここはかって、会津若松と日光今市を結ぶ会津西街道の宿場町として栄えました。
 明治期に入り新日光街道がこの町を避けて開通したため、このような宿場形態が残ったものです。
 1993年10月中旬、朝8時過ぎの写真です。
 この当時はまだあまり知られておらず、人がまったくいませんが、観光地となった今では、この時間でもある程度にぎわっているものと思われます。

①文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。










蔵出し 今日の2枚+2枚 朝霧の会津若松城

2016-10-18 | 東北
 福島県、会津若松城です。
 地元では鶴ヶ城とよばれています。
 代々会津松平氏の居城として、鶴ヶ城の名にふさわしい壮大で優美な城でしたが、戊辰戦争を経て明治政府の手ですべて破壊されてしまいました。
 現在の城は1965年に再建されたものです。

①この写真では屋根は黒瓦ですが、2011年に明治期以前の赤瓦葺きに復元されています。








④朝霧がだんだん薄れてきました。

湖の風景 東北 その7 恐山、栗駒山の湖沼など

2016-10-10 | 東北
 今回が東北地方最後の湖沼となります。
 古い写真をスキャンしているのがあるため、画像が悪いのが混じっていますがご了承ください。

①青森県下北半島、恐山の宇曽利山(うそりやま)湖。
 背後の三角形の山は大尽山(おおつくしやま)(828m)。


②強い酸性の湖です。


③火山性ガス(亜硫酸ガス)が低く漂っています。


④五所川原市、十三湖。
 日本海につながる汽水湖。
 ヤマトシジミの産地。


⑤岩木川が十三湖に流れ込むところ。
 たくさんの水鳥が集まっています。


⑥津軽半島の付け根に七里長浜という長大な砂浜があります。
 それに平行していくつかの湿原が次々に現れます。
 その中のひとつ、ベンセ湿原。
 正面に端正な岩木山が見えるのだが、逆光とかすんでいるためカメラでは写りません。





⑧青森県深浦町、白神山地のふもと、十二湖のひとつ。
 まだ紅葉には早かったようです。


⑨秋田県田沢湖。
 水深423mは日本一。
 ここのシンボルは金ぴかの像だが、私の趣味に合わないので写しません。





⑪秋田県大潟村。八郎潟の干拓によって作られた村。
 かっては日本第2の広さの湖だった八郎潟の名残の用水路。


⑫秋田県東成瀬村、須川湖。
 背後の大きな山容は栗駒山(1626m)。








⑮山形県蔵王山の火口湖、お釜。





⑰福島県只見町、田子倉湖。


⑱田子倉ダムによる人造湖だが、自然湖の趣が漂っています。


 今日からしばらくの間、東北地方を旅してきます。
 すべて予約投稿で記事を発信します。
 安易な「蔵出し」が多くなりますが、よろしくご了承ください。