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風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

津軽路を北へ② ベンセ湿原・十三湖

2016-10-31 | 東北
 青森県津軽半島の屏風山広域農道を走っています。
 ほぼまっすぐな信号の少ない快適な道です。
 ベンセ湿原から十三湖(じゅうさんこ)へ向かいます。
 10月13日の写真です。

①広域農道沿いは数多くの沼や池が次々に姿を現わします。
 そのひとつの小さな沼。





③水面を銀色に揺らし、一陣の風が通り過ぎて行きます。





⑤小さな沼に水鳥が休んでいます。





⑦どうしても岩木山方向にばかりカメラが行きますが、これは反対側のベンセ沼です。


⑧日本海からの風がススキを揺らす蕭条たる湿原です。





⑩一帯はベンセ湿原の湖沼群です。











⑭道路沿いに次々に現れる沼のひとつ。
 びっしりと蓮が占めています。


⑮十三湖へ流れ込む小さな川。


⑯十三湖です。
 白神山地を源とする岩木川などが流れ込む汽水湖です。


⑰茫漠とした絵になりにくい湖です。


⑱津軽民謡「十三(とさ)の砂山」でも知られています。
 吉幾三さん作詞作曲の「津軽平野」の中でも、「十三みなとは 西風強くて・・」と唄われています。
 北前船の時代には十三湖は、天然の良港、十三湊としておおいに栄えたところです。

津軽路を北へ① 岩木山・りんご園・七里長浜

2016-10-30 | 東北
 青森県津軽路を、竜飛崎に向かって日本海沿いに北上します。
 10月13日の写真です。

①鶴田町、津軽富士見湖です。
 朝8時、雨が上がってきました。
 木製の橋が見えています。


②白鷺が一羽、湖面をよぎって行きます。


③鶴の舞橋。
 全長300m、木製の橋としては日本一だそうです。


④岩木山のふもとは広大なりんご園が広がっています。
 りんごの見事さに車を止めました。
 背後の岩木山はかすんでいます。








⑦りんご園へ少しお邪魔します。


⑧りんご農家の方です。
 仕事の邪魔にならないようにして、撮影の許可をもらいました。
 少し話しも聞けました。


⑨収穫しやすいように、上へ伸びる枝を切り、木を低くしています。


⑩下には銀色のアルミシートを敷き、下から日光を反射して、りんごがまんべんなく色づくようにしてあります。
 この品種は「ふじ」です。


⑪アルバイトの女性が何人か収穫作業をしています。
 お礼を言ってりんご園をあとにしました。


⑫つがる市から見た岩木山(1625m)。
 飼料用の稲わらロールです。





⑭津軽半島の付け根の日本海側に、七里長浜という長大な砂浜が続いています。
 日本海は荒れ模様です。


⑮南側、岩木山方向。


⑯北側、これから向かう十三湖方向。


⑰ドドーンという大音響とともに波濤が砕けます。
 はて私は、どこから写しているのでしょう。


⑱海に突き出した突堤の上、安全なところから写しています。
 行き止まりは逆L字型に曲がっていて、木造漁港という小さな船だまりです。

大湯川滝めぐり② 中滝 錦見の滝 銚子の滝

2016-10-27 | 東北
 秋田県鹿角市、大湯川に沿って国道103号を十和田湖方面に上って行き、国道104号と交差する付近の滝などをめぐります。
 まずは103号沿いの中滝です。
 10月12日の写真です。

①昨日ご紹介した止滝を10分ほど川に沿って上って行くと、この中滝です。
 中滝は落差12mの段瀑ですが、上段の滝はこの位置からは見にくいです。
 広い滝壺を持っています。
 まわりの木々は少し紅葉しています。


②すぐ上を国道が走っており、国道からもこの滝を見ることが出来ます。











⑥これは止滝の落ち口付近です。


⑦国道103号から104号へ少し入った付近にある錦見の滝です。


⑧落差11m。
 歩いて2分ほどで、車いすでも入って行けます。


⑨滝壺はなく、すぐ下は小川になっています。





⑪滝は板状節理の岩盤を落下します。








⑭錦見の滝から車で2,3分のところにある銚子の滝です。
 落差18m、車を下りればすぐ滝です。
 手持ちの写真集「日本の滝」に載っているのよりも圧倒的に水量が多く、轟音が響き渡ります。


⑮本来は段瀑のはずですが、水量が多いため直瀑にしか見えません。


⑯広い滝壺があります。


⑰滝から吹く風で、しぶきと雨がカメラにぶつかってきます。
 風圧で傘はあおられっぱなしです。
 常にレンズをぬぐってばかりいます。


⑱4000分1秒で撮ってみました。
 滝から勢いよく落下した水は水面で跳ね上がり、湯気のように沸き立っています。


⑲まわりは柱状節理の断崖です。


⑳これより滝の正面には、しぶきがかかって行けませんでした。


 予想外のすばらしい滝で、車の中の安全地帯に戻っても、しばらくの間車を動かさず、滝に見とれていました。

 雨が降っているとはいえ、この日まわった5つの滝は、写している時点ではすべて私ひとりでした。
 もったいないような滝めぐりでした。

大湯ストーンサークル 大湯川滝めぐり①

2016-10-26 | 東北
 朝起きれば雨。
 急遽予定を一部変更し、大湯ストーンサークル、正式名大湯環状列石と大湯川上流のいくつかの滝(今回ご紹介するのは小根津戸の雄滝と止滝)をめぐることにしました。
 10月12日の写真です。

 大湯環状列石は秋田県鹿角市十和田大湯にある、縄文時代後期の配石遺跡です。
 大湯環状列石は青森市の三内丸山遺跡などとともに「北海道、北東北を中心とした縄文遺跡群」として、世界文化遺産暫定一覧表(暫定リスト)に記載されています。

①この環状列石を取り囲むように集落が配置されており、遺跡からは土器、土偶、鐸型土製品などが多く出土し、環状列石は祈りと祭りの場であったとされています。

















⑦これから大湯川上流の滝をめぐります。
 まずは小根津戸の雄滝です。
 小根津戸の雄滝まで約10分ほどの渓流沿いの歩きです。
 上流部がどのようになっているか分からず、熊除けの鈴を鳴らしながらの歩きです。


⑧紅葉はまだまだ早いです。








⑪滝が見えてきました。


⑫落差44m、変化のある見事な段瀑です。
 この場所しか写す位置がなく、同じようなアングルの写真ばかりです。








⑮落差8m、止滝です。
 国道103号沿いの駐車場から徒歩2分という容易なアプローチの滝です。


⑯この滝はこれまで国道から看板は見ているのですが、車を止めたのは初めてです。





⑱期待していなかっただけに、思いがけずいい滝でした。

 
 この後、もう少し滝めぐりをします。

田沢湖~八幡平渓流

2016-10-21 | 東北
 秋田県仙北市にある田沢湖から国道341号で八幡平に向かいます。
 10月11日の写真です。

①快晴の田沢湖畔。
 コスモスやススキが風に揺れています。
 田沢湖は深さ423m、日本一です。








④湖は青く澄み切っています。


⑤私の好みに合わない金ぴかの像ですが、田沢湖のシンボル辰子像です。
 背後は秋田駒ヶ岳です。
 湖面標高は249mなので、まわりの木々はほとんど紅葉していません。


⑥アオサギが一羽。


⑦そっと近づきますが、ある距離まで近づくと飛び立ってしまいます。





⑨湖畔のホテルのバラ園のバラです。





⑪秋田駒ヶ岳は標高1637m、秋田県の最高峰です。
 全国にいくつかある駒ヶ岳と区別するため、秋田駒ヶ岳とよばれています。


⑫秋田駒ヶ岳の麓に、いつも混雑している”秘湯”として有名な乳頭温泉郷があります。


⑬鎧畑ダムのダム湖、秋扇湖。


⑭玉川ダムのダム湖、宝仙湖。
 木々まだ青葉が多いです。
 昨年は2日後の13日に来ましたが、紅葉の最盛期でした。





⑯玉川の上流部。
 硫黄採掘用のかっての軌道橋。
 この朽ち果てた軌道橋の向こうから、熊除けの鈴を鳴らしながら、きのこ採りの人が帰ってきました。





⑱このへんの紅葉は相当遅いようです。