十三夜の月 ~日々和々~

日々和やかに過ごしていきたいですね

やれやれ

2018年03月10日 | 日記

 2月28日(水)に仕事で札幌に行き、一泊して翌3月1日(木)に帰ってくる予定でしたが、暴風雪予報により、28日夜の時点で1日のJR特急函館行きは全便運休が確定。
 実は、28日午後の段階で1日午後からやばそうだという感じだったので、予定を繰り上げて1日午前の列車に振り替えようと思っていましたが、まさか始発から止められるとは予想外の展開。
 それでも、根性なしのJRと違い高速バスは走ってくれるはずと、寒いのを我慢してチケット売り場に先頭で並び午後一のバスが取れたので、まあその日のうちに帰れるならよかろうと思っていたのですが、発車時刻に合わせてターミナルに行ったら、私が取った便以降の全便運休の掲示が。
 これで帰る手段が絶たれ、否応なしにもう一泊が決まりました。

 とは言え、一泊分の着替えと現金しかなく(カードを持ち歩かないので)、このあと最悪長丁場になる可能性もあるかと思えば、贅沢もできません。
 幸い、狸小路近くに設備のよいカプセルホテルがあったので、そこで泊まることにしました。カプセルホテルは久々ですが、個室でないと寝られないなんていうデリケートなタイプではありませんし、大浴場は広いしレストルームにはマンガがたくさん揃っているし、それなりに快適に過ごせました。何より、コイン充電器が私のガラケーにも対応していたのが助かりました。

 翌3月2日(金)も、JRは午前の便が運休でして、高速バスは始発から2便が運休、以降は満席ということで、JRの午後の便で帰るしか選択肢がない状況でした。
 13時台の特急は指定席が満席だったので、動き出しの1本目の自由席にはどう考えても座れるとは思えず(普段履きなれない革靴で何だかんだけっこう歩いたので足が痛くて、座っていきたかったのです)、ぎりぎり空席があった14時台の指定席を取ってひと安心。
 まだ何があるかわからないと思いつつ、13時台の特急が発車したのを確認してもうひと安心。
 やっと帰れる~、という気分で改札表示を眺めていました。

 ところが、発射時刻に近づいても、なかなか表示が出ません。
 これはおかしいと、近くにいた駅員に聞いたら、「14:45のスーパー北斗16号は運休になりました」・・・・ずっと待合で様子を確認していたので、表示もアナウンスもなかったと思うし、もっと早く言えっ!と言いたいのを我慢してダッシュで「みどりの窓口」へ行き、行列に並びました。
 窓口の一つでは、零細企業の社長さん、という雰囲気のおじさんが窓口担当の若い女子職員にかなりの剣幕で運休を怒っていまして、まあ気持ちはすごくよくわかるけど窓口の女の子にからんでも仕方ないよなー、と思いつつ、これは15時台も微妙だぞ、と16時台の列車に振り替えて、今度こそ走ってくれよと願いながらみどりの窓口を出ました。
 背後で「責任者出せ!」というおじさんの声が聞こえましたが、この台詞を生で聞いたのはすごい久しぶり。

 夕方までどうやって時間をつぶそうか、足が痛いんであんまり歩きたくないしなあなどと考えながらコンコースに戻ったら、若い駅員が拡声器使って叫んでいました。
 「本日の函館方面行きは全便運休となりました~」
 ・・・・一瞬わが耳を疑いましたが、四の五の言ってる場合じゃありません。切符を振り替えてまだ5分と経ってないのに、再び行列に逆戻りです。しかもコンコースを横断して反対側まで連なる長い行列。もはや怒る気力もわきません。
 ようやく暖かい「みどりの窓口」の部屋の中にたどりついたら、さっきのおじさんが警察に連れて行かれるところでした。そんなに悪い人という感じでもなかったのですが、引っ込みがつかなくなって騒ぎが大きくなったというところでしょうか。きっと、交番で説教されて帰される、というパターンでしょうね。
 私の後ろに並んでいた若いOLさんらしき3人連れは、おじさんを眺めながら冷ややかな感想を口にしてましたが、私は個人的にはおじさんに同情的な気分の方が強かったかな。
 おじさんのせいで窓口が一つふさがってて、その分振り替え手続き業務に支障が出ていたのはさておくとして。
 ・・・・ふと思ったんですが、あのおじさんが怒りちらしてたおかげで、私も含め他の客はけっこう冷静になれたかも。天気のことなんでどうしようもないのは理屈ではわかってますが、安全優先と言えば聞こえはいいけれど、むしろ何かあったときの批判回避を優先し、乗客を目的地に送り届けようという気概が感じられないJRに、ちょっと苛立っていたのは私だけではないはず。
 だからと言って、決定権のない現場の職員に八つ当たりしたって意味はないわけですが。

 私の切符、窓口の職員がすまなそうに翌日の便への振り替えをしてくれましたが、私たちは運休初っ端の14時台なんで早く振り替えできたからまだよかったけど、もっと遅い便を取っていて、乗れるつもりで駅に来てから運休を知った人はたいへんだったでしょう。
 後から聞きましたが、この日たった1本出発できた13時台は、結局東室蘭で止まり、臨時バスで函館に向かったのだとか。詳しい状況はわかりませんが、狭い車内で長時間待たされ、疲れと不安でストレスもたまっただろうと思えば、無理をしてでも13時台に乗らなかったばかりにもう一泊する羽目になったのは、運が良かったのか悪かったのか微妙です。
 ちなみに私は、前夜泊まったカプセルホテルにもう一泊し、翌3日(土)、一転穏やかな天気の中、早い時間の特急で帰って来られました。
 もっとも、この日も札幌より東、道央・道東方面に向かう列車は壊滅状態で、道南方面の列車が正常ダイヤで動いてくれたのはラッキーだったのかも知れません。

 週明け(要するに今週)も、これはこれでたいへんでした。
 今週入っていた仕事の準備ができていなかったのに加え、札幌に足止め食ってた間に入ってきた仕事がたまっており、さらに出張命令の変更処理がこれまた面倒で時間を取られ、すべて突貫工事で片づけて、もうどうにでもしてくれという1週間でした(・・・・疲れた)。
 それでも、今週後半の暖気と大雨は、道南では大きな影響は出ませんでしたが、日高や道東方面ではけっこうな被害が報じられていましたね。JRも片っ端から止まっていたようですが、2週続けてこれはほんとにひどい。

 なんかげっそり疲れました。
 やれやれ、です。


 
 
 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿