降臨節(待降節)

2008-11-30 | クリスマス
11月30日(日) 


今日から,いよいよ降臨節に入る 

降臨節とは,12月25日イエス・キリストの誕生までの4週間を言い,クリスマスは降臨日と言う.

降臨節はアドベントとも言われ,アドベントカレンダーは一般的によく知られるようになったが,キリスト誕生までの一日一日を指折り数え・・・というのがカレンダーになり,今ではツリーの飾りやチョコになって売られている.

しかし,本来は,毎日ローソクに火を灯し,その日を待ち望むというもので,なんと,このアドベントは,ベルリンが発祥の地だったのだ 

<以下は,べるりんねっと からのコピー>

 アドヴェンツ・クランツが誕生したのは1833年のこと、ハンブルクの神学者であり、当時の不良少年たちを収容する施設の創設者でもある、ヨハン・ヒンリッヒ・ヴィッヒェルン氏によるものだそうです。
 当時のアドヴェンツ・クランツは、ロウソクが24本も立てられ、天井から下がる大きな照明器具のようなものでした。
 ヴィッヒェルン氏はこれを宗教的祈祷のためではなく、子どもたちが救い主の誕生を分かりやすく受け止められる道具として発案したのだそうです。毎日1本づつ増えていくロウソクの灯を、心の傷ついた少年たちはどんな思いで見つめたのでしょう。
 ヴィッヒェル氏は後にベルリンの孤児院を訪れ、その時、初めてもみの木を巻いたクランツを作りました。ヴィッヒェル氏は完成したアドヴェンツ・クランツをすぐに付近の家庭へ見せたのではないかといわれています。アドヴェンツ・クランツはベルリンの一般家庭に広がっていき、24本のロウソクがいつしか4本となり、今の大きさになっていきました。
 そしてアドヴェンツ・クランツはベルリンの街から南の地方へと伝えられ、1925年にはケルンのカトリック教会で初めて飾られ、1930年からミュンヘンでも習慣となっていきました。
 こうしてヨーロッパ各地へ、そして海を越えて世界中に広がっていったのです。


ということで,他の文献も調べてみたが,やはりそうらしい.

どうりで,ろうそくの付いた卓上リースが 大量に売られているわけだ! 

ちなみに,私もクリスチャンのはしくれでして,降臨日には欠かさず教会へ行くわけですが,今年は本場で過ごすアドベントを,一日一日大切に過ごそうと思います. ハイ 




誕生日(Geburtstag ゲブアツターク)

2008-11-28 | 和音
11月28日(金) 



  わたくし,今日で 6才になりました!! 

毎年みんなに忘れられて,ママだけがお祝いしてくれるけど,今年もやっぱりママだけだった 

でも,大好きなオヤツと,フースバールも買ってもらってHappy ! 

   

お天気も良かったから,久しぶりに森に行って走ったし,泳げたらもっと良かったんだけど,風邪をひくといけないからダメだって. 

毎日お留守番が多いけど,もうゴミ箱もあさらないし,クッションやスリッパもかじったりしないよ.

ママがドイツ語教室から帰るまで,自分の布団で寝てるの.

ベルリンは最高に楽しいところだよ.
大好きな草もたくさんあるし,イノシシとにらめっこもした!
カタツムリもミミズもナメクジも,みんなデカくていい匂い 

レストランにも連れて行ってもらえるんだよ.
みんなテーブルの下にもぐってるけど,私は正座をして,あきらめずに待ってる 

電車やバスにも乗れるんだよ.
でも,電車は嫌い!!
デッカイ人間の間に埋もれて伏せをするのほど,恐ろしいものは無い.
それに,電車とホームの隙間が恐くて降りられない・・・ 

ママは最近,日本語とドイツ語がごちゃ混ぜになっていて,「ナイン!」とか「ビッテ!」とか,わけわかんないこと言うけど,大家さんの奥さんに,「ヴァオン!」と呼ばれるのには慣れたよ.

友達もたくさんできた.
ジョージア,アルム,ベニー,ビビ,あとほとんどは聞いても覚えられない.

わたしも,大阪,東京,ドイツ・・・と,環境の変化にも耐えて,よく頑張ってるよな~!

大阪や東京の友達は元気かなあ・・・

日本に帰りたいけど,12時間も一人ぽっちで,ゲージの中に閉じ込められるのは,もうイヤだ 

それに,飛行機代が片道30万もするから,もう帰れないって!

しゃあないから,わたしもベルリナーになるわ!

みんな,元気でね!!



Zum Geburtstag viel glück ! (お誕生日おめでとう!) ママより





連日

2008-11-23 | 暮らし
11月23日(日) 

おはようございます

今は,朝の7:30です

今朝も,夕べのうちに雪が降ったようで,アイスバーンの雪の上に,さらに粉糖がかけられた様になっています 

部屋の中はヌクヌクですが,一歩外へ出たら,寒っぶ 

みんなまだ寝ているので,小声で喋ってます
報告まで・・・ 


ここ掘れワオンワオン!

2008-11-22 | 和音
11月22日(土) 


朝起きたら,いつもと違って窓がやけに明るかった.
カーテンを開けたら,まーーーーっ白!



 早く外へ行こうな~ 早く早くう~ 

 ちょっと待ちいさ~ まだ顔作ってないし,まず着替えなな~

 しょうがないなあ~ 出口に張り付いて待ってよ!


 ワァ~イ!! 昨日よりたくさん白いのがあるわぁ~

  何か 出てきそうだなぁ~ 掘れ掘れ~

朝から和音に付き合わされて,私は風邪をひきそうだったので,午後は家から出ない事にした.

するってえと,退屈になった和音は・・・

  ほれ!こんなん持ってきたで!

とばかりに,私の横に来てジーっと様子を伺っている.

気づかないフリをしていると,ポトッと靴下を落として,それを取られるのを待っている.

  ほら,今なら取れるけど・・? ドキドキ

時々,背後でこれをやられたときは,「ハンカチ落としか~い!!」 と,笑えてくる.

取ろうとすると,瞬間にくわえて逃げて行き,追いかけられたり引っ張りっこするのが大好きなのだ.

事の始まりは,和音の血統に介助犬が一頭だけいて,私が靴下を脱がすのを教えたのがいけなかった.

始めは上手に脱がせてくれていたのだが,それが遊びになり,今ではほぼ強引に遊びを強要される 

面白い事に,洗濯籠から持ってくるのは,相方の靴下だけ.(よほど好みの匂いがするのだろう)

おかげで,穴ぼこだらけの靴下に,出勤前の相方の叫びがしょっちゅう聞こえる.

靴下フェチの和音・・・

もうじき 6歳 なり  






初雪

2008-11-22 | 暮らし
11月21日(金) 


雪だ~ 

昨日の天気予報で,今日雪が降ると聞いて,まさか~ と 思っていたら,午後からホントに降ってきました~ 

ドイツの天気は極端に変わりやすいけど,あっという間に積もって,車で出かけていた私は,あわてて家に帰ってきた.

冬支度もまだ出来ていないのに,どうしよう~
聞けば,真冬にはマイナス20度にもなるらしい 

そんな時でも和音は元気に走り回っていた 
足の裏は大丈夫なん?
ええなあ,あんたは毛皮があって・・・
私も欲しい~ 

2時間ほどで雪はやんだが,明日の朝にはアイスバーンが出来ているだろうな...


ところで,昨夜は相方と,パフォーマンスショウを観てきた.



ベルリンの商工会議所からの招待で,ベルリン市内の企業が何件か招待されていた.
特別席で,ドリンクや軽食をつまみながらの2時間.

天井からのロープを使い,空中で踊ったり,ボールや大きな輪を使って狭い舞台いっぱいに曲芸を見せてくれた.

小さな劇場(バーみたい)だったが,初めて観るショウに,日頃から仕事漬けだった相方は,良い刺激になったようで,

「せっかく外国にいるんだから,こういう物をもっと見に行こう」
と言っていた.

ほんまか~ 

きっちり記録しとこーっと! 





氷点下

2008-11-20 | 暮らし
11月19日(水) 

ベルリンは,間違いなく冬になった.

13日の朝,初霜が降りて車の窓は真っ白になっていた 
その後,毎日朝晩は氷点下を記録している.
日の出は7時半頃,日の入りは16時になった.

夏の期間も短かったが,秋もいっきに通り過ぎ,街路樹もすっかり葉っぱを落とし,これから長くて寒い冬へと突入する.


ところで,スリにあって依頼,テンションは下がりっぱなしだったが,なんとか気持ちを切り替えて,打倒!スリ!! とやっと気合いを入れなおした 

あの日・・・ 

私は 一人でベルリンフィルのコンサートへ行くところだった.

東京の知り合いが,都合でベルリンに来れなくなり,なかなか予約の取れない一枚を私に譲ってくれたのだ.

開演までには,まだ時間が早かったので,ポツダマープラッツをブラブラしていたら,駅の真ん中にこんなものが出来ていた.



人工のアイスバーンでできた,ソリ滑り 

「 すっごーい! おもしろそ~ 」 と,パチリ!
まさしく,この写真を撮っている時にやられた 

でも,呑気な私はすぐには気がつかず,そのままフィルへ向かい,エントランスホールに入り,コートを預けてワインでも飲みましょうかしら・・・
と,バッグを見たら,財布が無い 

エッ!?なんで!?
私の思考回路は一時停止・・・そして,すぐさま大混乱!
スリに会った事は分かったが,あと30分もすれば夢に見たベルリンフィルのコンサートが始まる.

聞いてからにしようか・・・
いや,すぐに警察に行かないと!
でも,気づかなかった事にして・・・
おバカ!その間にカードが使われたらどうすんの!

自問自答の末,とにかくここを出なくては!
と,意識がハッキリしたとたん,パニくってしまい,とっても広いエントランスホールを右往左往して,出口が分からなくなったほどだった.

帰りの電車では,早くカードを止めなくては,という焦りからか,頭痛と吐き気がして,悔しいやら情けないやらで,めっちゃ恐い顔をした日本人が座っていたに違いない.

日本時間,夜中の4時に娘をたたき起こし,カード番号の書類を確認し,なんとか被害もなく,翌日にはベルリン警察へ届けを出した.

盗られた現金は,大した額ではなかったが,フィルのチケットを無駄にしてしまった事が悔やまれる.
きっといつか, 「コンサートはどうだった?」
と聞かれるだろう・・・ このブログを見る事はないだろうが,ごめんなさい!

  これが行った証です

まあ,高い授業料だったけど,良い勉強になったと思えば安いもんだ! (お前が言うな!!)← 相方の気持ち

と,立ち直りも早い大阪のおばちゃん!

そして,転んでもタダでは起きない! まだ続きがある.

http://www.berlinnet789.de/today/indtoda2.htm 

「 べるりんんねっと 」 のベルリンTODAY 11月18日(火)をご覧下さい.

これで,少しは今回の不幸も報われました 

さあ,またこれからも ベルリンの冬をお届けしますね~ 







スリ

2008-11-13 | 暮らし
11月12日(水)


わたくし・・・ベルリンのミッテ地区でスリにあいました・・・

あまりのショックに,これ以上言葉になりません・・・

落ち着いたら,また書きます 


ちょっと飛べない 極楽とんぼ・・・より 




ビジネスクラス

2008-11-05 | 井戸端
自慢げな嫌なヤツと思わないで下さいよ.

実は私,JALのビジネスクラスに乗って日本に帰ったのです!
基本的にはエコノミーなのですが,貯まったマイルを使ってビジネスに変更してもらったのです 

いつも,乗り降りするときに,”いいな~ラクそうで~” と横目で見て通り過ぎていたシートに,自分が座っているなんて,思ったとおり最高の気分だった.

まず,座ってしばらくするとオシボリが出て,ドリンクサービス.

メニュー表には各種のアルコールがあって,ソムリエが選んだシャンパンやワイン,日本酒も,吾空”尽空”天領”伯楽星”など (さすが航空会社??) が好きなときに好きなだけ飲める.

食事は洋食と和食のコースが選べて,時間外にもカレーや牛丼,アイスクリームやケーキなども好きに注文できる.

すべてを写真で紹介できないのが残念だが,マズは前菜から始まって,デザートになるまでには,もうお腹がいっぱい!!

食前酒  
前菜のロブスターと帆立   

メインは牛フィレステーキ(写真なし)

エコノミーとの違いは,パックでなくお皿で出てくるところ.

そして,座席シートは完全リクライニングで,手元のスイッチで足だけ上げたり,全開にすると身体が真っすぐ伸ばせて,上半身はカプセルの中に沈んだような状態になるので,寝顔を気にする事もない.

スリッパのサービスも付いていて,至れり尽くせりだ.

ビジネスシート 
  
そして,これがお隣のファーストクラス


ちなみに帰りは,BA(ブリティッシュ・エアライン)のエコノミー.

当然ながら,ギュウギュウ詰めの酸欠状態だが,それに加えて,おばさん達の団体ツアーとかち合ってしまい,それはもう賑やかなこと・・・

見ていると,様々なスグレモノグッズを用意していて,お互いに助け合っての11時間.
トイレの前には行列ができ,エコノミー症候群を予防してか,飛行機内をウロウロするおばちゃんたち.

急に静かになったかと思ったら,どうやら時差ぼけ防止に「今,寝ておかなきゃ!」 と,寝る時も一緒.

私の楽しみである映画も,落ち着いて観られなかった 

でも,友達同士で海外旅行が出来るなんて最高に楽しいでしょうね 

今回飛行機に乗って思ったけれど,これから高齢化が進む時代に,飛行機を利用する客も当然高齢化するでしょう.
私の両親のような高齢者などは,エコノミーで長い時間座っているのはとても無理!
食事のサービスなんかどうでも良いから,エコノミーなど無くして,座席をすべてビジネスにするべきだ.
もちろん料金はエコノミー!
一度に運ぶ人数が減るのと,利用客が増えるのとではどちらが儲かるか分からないけれど,ぜひこの意見を取り入れてほしいものだ 

ちなみに,ベルリンまでは,乗換えの待ち時間を除いて,12~3時間のフライト.
エコノミーは季節によって,往復12万(正月過ぎ)~20万(夏休み)
ビジネスは数十万.  ファーストは百万以上??

<特ダネ>

半年前からの予約で,ロシア経由の飛行機が往復500ユーロ(約7万円)であるそうだ.
実際に使った知り合いが,フライト時間も1時間ほど短く,JALと変わりないサービスで,9月に日本を往復した.(ベルリン在住)
ただし,予約の日にちの変更は出来ないそうだが,「この日!!」と決めて格安で旅行するのもいいかも・・・


Bis dann









帰宅

2008-11-04 | 井戸端
11月 4日(火) 

たっだいま~ 

昨日の夜10時半に,ベルリンのテーゲル空港に無事着陸~! 

いや~ 短かったし,楽しかったし,しんどかった~ 

久々に見る日本は,どこへ行っても人が多い!

池袋は特に,息苦しくなるようだった.(田舎もんになってる?)

また,思ったより涼しくなっていて,半袖はいらなかったな~と言う感じ.

家に帰ってからは,「天井が低い・・」(笑)

そして,トイレの便座が低くて,思わず落っこちそうになった.
そして,外の音がまる聞こえで,戸が開いているのかと思って確認してしまった.
そして,何と言っても「軟水」・・・髪の毛の感触が柔らかくなった.

移動に丸2日かかるので賞味5日間.

予定していた美容院とメガネは作れなかったけれど,念願の焼き鳥も食べれたし,親しい友人とも会えたし,ハードスケジュールだったけれど,臨時帰国にしては充実していたかも・・・

でも,最後の最後に大変な事が起きた.

実は,ベルリンに着いてから,出てくるはずのトランクが,いつまでたっても出てこない!!

グルグル回るターンテーブルを見つめすぎて,頭もクラクラになった頃,トドメの一発「終了~!」の看板が出てきて,一気に体中の血の気が引いた!

 和音の熱烈なブチュブチュ攻撃の歓迎もそこそこに,あわてて航空会社の窓口へ行き,確認してもらうと,「ロンドンのヒースロー空港(乗り換え)にあります」・・・とのこと・・・

なんでやねーん 

大事な密輸品がターンと入っているトランクが,もし開けられたりしたら,えらい事や~ 

何年か前に,ローマからパリに移動した時にも,相方と私のトランクが行方不明になったことがある.(2日後にホテルに届いた)

その時は,元スッチーだった友人に,「パリでは,トランクが無くなる事が良くあるし,開けられて,中のものが盗られる」 と聞いていたので,大事なものは手荷物に入れ,もう戻らないかも・・と覚悟したが,幸い今回はすぐに居所もわかったし,明日には自宅まで届けてくれると言うので,しかたなく帰ってきた.

ほんまにかなんわ~ 

そして,今日,ロンドンにお泊りした荷物も無事到着し,中身も無事!

いや~ ほんまに良かったわ~

なんやホッとしたら,急に時差ぼけになったみたい.
疲れがドッと出たから,今日はもう寝ま~す.(9時)

ほな,  ・・・つづく