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至誠惻怛(しせいそくだつ)=真心と慈愛の精神

映画「カルメン」

2010-02-04 | 日記
 2月4日(木) 

  立春。未明の道路に強烈な霜。
  日中も気温が上がらなかった。
 
  2月4日9時
 今日のアメダス(新見市足見堂の下) 19時現在
  最高気温3.4℃=13時、最低気温-5.4℃=7時、積算降水量0.0mm、最大風速4m/s
   ……徳島のアメダス(徳島市大和町の徳島地方気象台)は、19時現在、最高気温8.0℃、最低気温0.5℃、積算降水量0.0mm、最大風速8m/s


 午前10時、起床。母を皮膚科医院へ送っていく。

 ――囲碁「棋聖戦・第3局・1日目」(山下敬吾棋聖vs張栩十段・大分県別府市「ホテル白菊」、解説=河野臨九段、司会=高倉梢アマ6段) 日本棋院ネット中継「幽玄の間」、BS2 17:00~18:00、20:50~21:00 ……黒番・山下棋聖の封じ手(45手目)は「11の十五」のコスミだった。白を分断して攻める作戦。
 
  2日目朝、山下棋聖(左)と張十段(右)
 
 ……BS2の放送が再開された午後5時ごろ、白番・張十段は地が足りないとみて、左下で「3手寄せコウ」を仕掛けた。無理のように思われたが、左上との振り替わりで黒の大石を取った。これが大きく、張十段の勝ち。これで張十段は3連勝。
 
 囲碁の第34期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)、山下敬吾棋聖(31)と挑戦者、張栩三冠(30)の第3局は3日から大分県別府市のホテル白菊で行われていたが、4日午後7時50分、303手で白番の張三冠が8目半勝ちし、今シリーズ3連勝とした。持ち時間各8時間のうち、山下棋聖は残り1分、張十段は残り8分だった。
 張三冠はあと1勝で棋聖を奪取、史上2人目の7大タイトル制覇を達成する。第4局は18、19日、神戸市の有馬グランドホテルで行われる。
 
   終局図
 
 左下で弱い石同士の攻め合いとなったが、張三冠は白78で中央を厚く打ち、左下を捨てるという意欲的な構想を見せた。白118の打ち込みから戦線が右上周辺に拡大。白の攻めに対し、右上黒の生きを見切った山下棋聖は黒135と切って地合いでリードした。しかし、張三冠は左下の難解な寄せコウを粘り抜いて勝勢を築いた。
 
 
 
 【1日目の経過】
 定刻、立会人の上村陽生九段の合図で、黒番の山下棋聖が右上星に第1着を打った。張三冠としては珍しい白4の高目から白6のシマリまで「まね碁」のような形になった後、白8と変化。黒11の割り打ちに白14と厳しく迫り、左辺から中央へ向けての競り合いとなった。
 解説の小林覚九段は「張三冠が地にからい棋風とは違って白4、10と高く打っている。今後の戦いに備えた工夫だ」と話した。
  ◇
 左辺の競り合いで張三冠は白20と切って黒を攻め、上辺で地を稼いだ。しかし、この間に厚みを築いた山下棋聖は、黒29と白を分断。中央白のサバキが焦点となった。張三冠はすぐに補強を図ったが、山下棋聖は白を割き、中央を攻める姿勢を鮮明にした。白44と反発した局面で山下棋聖が封じ手を宣言した。
 解説の小林覚九段は「白44の打ち込みは意表を突く強手。下辺の攻防がどのように収まるのか、早くも中盤の難所を迎えた」と話している。
 
 【2日目の経過】
 中央白のサバキが焦点となって迎えた2日目朝、立会人の上村陽生九段が開いた山下棋聖の封じ手は黒45のコスミ。白を分断して攻めようという力強い手だ。これに対して張三冠は白46のツケから右下をさばこうとする。さらに白52と果敢にコウ争いを仕掛け、局面が複雑化してきた。山下棋聖は黒61とコウを解消、左下の攻め合いで白は生きがなくなった。
 解説の小林覚九段は「張三冠は白78で左下を捨てて、中央を厚く打つという大胆な作戦に出た。右辺の黒地がどれだけまとまるかが注目される」と話した。
 
 張三冠の話 「難しい局面がつづいた碁だった。2日目に入って白が手厚くなり、自信を持った。また次も頑張りたい」
 山下棋聖の話 「まずい碁を打ってしまった。寄せコウの具合がよく分からなかった。第4局はぜひ勝ちたい」


 《佐藤九段、1勝7敗で降級決定-将棋A級順位戦8回戦》
 
 トップ棋士10人が羽生善治名人(39)への挑戦権を争う第68期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の8回戦全5局が3日、東京と大阪の将棋会館でいっせいにに指された。佐藤康光九段(40)が藤井猛九段(39)に103手で敗れて1勝7敗となり、B級1組への降級が決まった。藤井九段は3勝5敗。
 佐藤九段は名人2期を含むA級在位14期、タイトル獲得12期を誇る実力者。引退後には永世棋聖を名乗る資格を持っている。今期は開幕から6連敗するなど、苦しい戦いが続いた。名人経験者、永世称号保持者のA級からの降級は、中原誠十六世名人以来10年ぶり。
  ◇
 挑戦権争いは、三浦弘行八段(35)が谷川浩司九段(47)に117手で勝ち、6勝2敗で単独トップに立った。谷川九段は5勝3敗。森内俊之九段(39)vs木村一基八段(36)戦は117手で木村八段が勝ち、4勝4敗とした。森内九段も4勝4敗。高橋道雄九段(49)vs上慶太八段(46)戦は89手で高橋九段が勝ち、5勝3敗とした。井上八段は3勝5敗。郷田真隆九段(38)vs丸山忠久九段(39)戦は167手で丸山九段が勝ち、5勝3敗とした。郷田九段は4勝4敗。三浦八段は3月2日の最終9回戦で郷田九段に勝つと、初めての名人挑戦が決まる。三浦八段が負けると6勝3敗者同士のプレーオフになるため、丸山九段、谷川九段、高橋九段の3人にも挑戦の可能性がある。一方、もう一つの降級枠を巡る争いは、藤井九段、井上八段の2人に絞られた。

 
 ……佐藤康光九段は最近、毎局のように序盤で新しい手をためしている。勝敗を度外視して将棋の可能性に挑戦しているかのようだ。だから、降級はショックだろうが、納得しているにちがいない。
 その佐藤九段は、明日5日(中国上海市)から始まる棋王戦五番勝負で、昨年棋王位を奪われた久保利明棋王に挑戦する。さすがに実験はさておいて、勝負に徹するにちがいない。

 昼食は、ニッスイのお好み焼き。

 ――映画「カルメン」 (スペイン、イギリス、イタリア・2002) DVD
 
 
 
 妖艶で自由奔放なジプシー女と誠実な青年の情熱的な悲恋を描いたフランス人作家プロスペル・メリメの不朽の名作を、原作に忠実に映画化したラブ・ストーリー。監督は「アマンテス/愛人」のヴィセンテ・アランダ。主演は「トーク・トゥ・ハー」のパス・ヴェガと「10億分の1の男」のレオナルド・スバラグリア。
 
  <配役・スタッフ>
   Carmen カルメン…Paz Vega パス・ヴェガ
      Jose ホセ…Leonardo Sbaraglia レオナルド・スバラグリア
       Prospero…Jay Benedict ジェイ・ベネディクト
        Tuerto…Antonio Dechent アントニオ・デチェント
         監督…Vicente Aranda ビセンテ・アランダ
         原作…Prosper Merimee プロスペル・メリメ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 軍人のホセ(レオナルド・スバラグリア)は、タバコ工場で同僚を切り裂いた女を牢獄へ連れて行く役を命じられた。その女の名はカルメン(パス・ヴェガ)。ホセは言葉巧みにカルメンに誘惑され、牢獄へ入れる寸前に、まんまと逃げられた。しばらくして偶然カルメンと再会し、彼女をずっと忘れられなかったホセは一夜を共にした。
 ホセは自由奔放なカルメンを愛するあまり、軍隊の上司を刺し殺した。軍人から盗賊へと堕ちぶれ、詐欺、強奪、殺人が日常になっても、カルメンを独占できる喜びがホセの心を満たしていた。
 やがて、カルメンが人気闘牛士へ心変わりしたとき、ホセは永遠の愛を誓おうとカルメンに懇願する。しかし束縛を嫌い自らの情熱だけに従うカルメンは、それを受け入れようとしなかった。怒り狂ったホセは、たまらずナイフをカルメンに突きつけた。カルメンは「あなたを愛した自分が憎い」と言い放った。カルメンにホセが与えた運命とは。


 《朝青龍が引退表明-相撲協会理事会で》
 
 日本相撲協会は4日、東京・両国国技館で理事会を開き、横綱朝青龍(29)=本名・ドルゴルスレン・ダグワドルジ、モンゴル出身、高砂部屋=が引退を表明した。
 同日午前11時からの理事会は、朝青龍の緊急召喚を決定。午後1時19分過ぎに両国国技館に到着した朝青龍は、師匠の高砂親方(元大関朝潮)とともに事情聴取を受けた。
 朝青龍は報道陣に「いろいろお世話になりました。引退します。世間をいろいろ騒がせた。今は晴れたような気持ち」と話した。
  武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)の話 本日の理事会で朝青龍の処分を議論した。不祥事に本人が「大変申し訳ない」と引退届を出して理事会で受理した。この騒動で被害者の方や多くのファンにご心配、ご迷惑をおかけしましておわび申し上げます。今後は協会一丸となって再発防止に努めていきたい。

 
  高砂親方とともに理事会会場を後にする朝青龍

 夕食は母と、雑煮餅。ブリに代わりにサワラ。

 《永田町を舞う「謎の鳥」》 
 
 ネット上で流行している「謎の鳥」と題するたとえ話が、永田町でも話題を呼んでいる。作者は不明で、真意も分からないままだが、鳩山由紀夫首相を揶揄しているのは明らかだ。
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で決断できない鳩山政権に対するいらだちや、昨年の衆院選で民主党が掲げた政権公約(マニフェスト)に盛り込まれたガソリン税の暫定税率廃止を見送ったことなどを念頭に、複数の作者によって次第に“バージョンアップ”されたようだ。
 自民党町村派会長の町村信孝元官房長官も知人からこのたとえ話を聞きつけ、先月末の派閥総会でこう紹介した。「おもしろいことを言う人がいるもんだ。地元での演説で活用されるかどうかは、みなさんのご判断ですが」  (MSN産経)

 
 



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