子供頃は、「赤毛のアン」や「海底2万里」など月1冊づつ本を叔母さんが、送ってくれたり、
学研「少年少女世界文学全集(全24巻)」を持ってましたし、
高校時代は、普通の高校生と同様に夏目漱石・森鴎外・芥川龍之介・小林秀雄(評論)などを読んでました。
(受験対策の一貫のようなものでしたが…。
でも、受験模試とかは、「青年の葛藤」とかの評論が多かった記憶が…)
大学生時代は、テキスト(教科書)が、メインだったような?
(資格試験とかの教材的本・は、結構…!!)
その中、私の人生観を一番変えた著書は、
何と言っても
阿刀田高(あとうだ・たかし)さんの著
「ジョークなくしては、生きられない」
という本でしたか?
(この前懐かしくて、また手に入れようと本屋さんに行きましたが、見つかりませんでした!
発禁本にでもなったのかなぁ!?
お取り寄せともいかないんで…。
野球の「カーブのサイン」の話とか…
「ウナギ」(「娘氏なくして…」)とか…!
寝ながら読んだら、真夜中に大声で、窒息死しそなくらい笑ったっけ…!
そんな時って、涙がでてきますよね!
次に私の人生観を変えた著書は、偶々古本屋さんで手に入れた
「日本国憲法概論」(中山健男著(1970.6.15 第1刷発行 法律文化社)です。
まず、古本屋で手にした時、
「シブい!」と感じました。
終戦から日本国憲法が、制定されるまでの経緯の記述は、凄く詳しいですし、
他の解説書にはない内容が記載されてました。
本当に、「掘り出し物」といった感じでした。
特に現憲法の「平等権」(第14条1項(法の下の平等)に付いては発見的?な内容が…。
この条項には、「東京学派」と「京都学派」があり、
「東京学派」は、「法の下に平等…」は、国民が国家の立法、司法、および行政の各分野において平等に取り扱われるべきことを規定。
「京都学派」の方は、国家の立法行為を除いた法の適用の部門すなわち司法および行政の分野における平等権を意味する。…
など、著されていました。
日本国民は、憲法を取り出して、憲法の「平等権」を「民事に当てはめ」て主張する国民が多いようですが…!?
ただ「平等権」とは、直接関係なくても、
「平等権」からではなく、国民の他の権利(法益)を守る為に国家として規制する法令(条例)が、必要なだけという事が、はっきりしました。
その頃まで、「平等権」に付いては、
「もやっ~」としたものが、確かにありましたが、「スッキリ!!」
しました。
また逆に他人から強制されるものではないですが、民間人同士の「共通の価値観」である、伝統・文化や善・優しさ・思いやり(ゆすり・たかり式は除く)・美意識等は、「平等」より優位の価値と再認識しました。
そういう視点を与えてくれた著書だったので、
この本は、私の人生観を変えてくれた著書です。