※11/16追記: 昨日書いたタイトルを変えました。「33位(たぶんね)」⇒「32位(確定)」に詳しくはこの記事の一番下を参照してください。
=↓↓11/15夕方に書いたもの ↓↓=============
三井住友VISA太平洋マスターズ、石川遼は、残念ながら4位タイでした。
4位という、他の選手ならすばらしいはずの順位に、どうしても「残念ながら」という形容がついてしまう遼くんの今の状況。来年の今頃はいったいどうなっているのでしょうね。
4位同着の人数は2人なので、賞金は660万円。
故障に悩んだ勇タックんは同着4人の45位タイなので、49.5万円。
結果、賞金累計は、石川遼:159,625,759円、池田勇太:154,127,070 となり、石川遼が約550万円のアドバンテージとなりました。
でももしあと一打伸ばせてて、2位タイ(3人)なら、1080万円獲得で、970万円のアドバンテージだったのよね~悔しいわ。
さて、世界ランキングのほうですが、前の前の記事で書いたとおり、この試合の優勝ポイントが20点だと想定すると、
遼くんは5.4ポイントGet。アベレージポイントは、2.93⇒3.01。初の3.00超えで、現状34位から、あのMike Weirを抜いて33位になると予想されます。
何回も書いてますが、順位は周りの選手の動向にもよるんですが、Mike WeirはもうOFFに入ってるようなので上がることはないでしょう。他の選手が割り込んでくる可能性はありますが。
ちなみに勇タックんは、ポイントGetはゼロですが、順位は変わらず35位なんじゃないかなー、だぶん。
なあんて書いてるうちに、JGTOの賞金ランキングも更新されましたね。計算間違いは無かったようです。
世界ランクのほうは明日発表だけど、どうなるかなー?
11/16 世界ランキング発表になりました。
石川遼;33位ではなく32位
でした。
ポイントは上に書いたとおりだったんですが、Soren Kjeldsenという選手が、香港オープンで予選通過できずに(あらら)少し落ちてきて、0.01ポイント差という微妙なところで遼くんの下に来ました。あまり一喜一憂しても仕方ない状態かもしれませんね。
でも、とにかく、自己ベスト(最年少記録も)更新ということで!
池田勇太はやはり35位のままでした。
ダンロップフェニックスの招待選手が、10日付で7人も追加発表されてました。(でも「出場選手」のリストは相変わらず更新されてないよ

↓「世界ランキング何位の選手が何人出るのよ!」って表を作ってみました。
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世界ランキング200位までの選手のリストです。
それぞれ、2008年10月末の時点と、2009年10月末の時点でのランキングで表示してます。
出場者リスト(をちょっと訂正したもの)と世界ランクの表を単純に氏名でマッチングして出した表なので、もしかすると漏れがあるかもしれません、気づいたら教えてくださいね。(特に韓国の選手の表記って、氏-名 だったり 名-氏 だったり、ばらばらなのよねえ。なんとかして)
ちなみに、私が目と手でマッチングさせたんではなく、表計算ソフト(Excel)とプログラムを使ったんですよ。遼くんに赤い色を付けたりしたのは私の目と手だけど。
それから、緑色は招待選手です。
あとは、皆さんそれぞれ、データを見て「ふ~ん」って感想を持ってくれれば。
で、私の感想は、
やっぱり去年よりはねぇ。。。とくにダンロップで10位台の選手が居ないのがねぇ
だけど、今年は日本人(特に遼くん)頑張ってるじゃん
って感じです。
それぞれの試合の、世界ランキングの優勝ポイントは…去年より下がるとは思うんですが、どのくらいなのか、よく分らなくなってきましたね。
※ 初めてこのブログに来た方、または最近の記事しか読んでいない方は、まず、「ゴルフ世界ランキングのしくみ」という記事を(最初のほうだけでも)読んで貰えると嬉しいです。
来週には、お金持ちの集まる(でも今は不況で大変な?)あのドバイで「ドバイ世界選手権」というのがあるらしいです。賞金総額750万ドルっていうと、7億円くらい?だから、すごい試合ですよね。なんかこの試合は、ヨーロッパツアーでやってる「ドバイへの道(Race to Dubai)」というシリーズの目玉らしいですが、アメリカツアーの選手とかもいっぱい参加するみたいです。
そのとばっちりで、日程の重なっている2億円の「ダンロップ・フェニックス」には、なかなか選手が来てくれないようで… その前週である今週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」も、あおりを食ってるのかもしれません。去年は今田竜二(当時世界ランク57位)とイメルマン(当時世界ランク22位)が参加して盛り上げていましたが、今年は今田竜二だけ。しかも今田は今年ずっと不調で、ランクは今や139位。(ちなみにイメルマンも106位になっちゃってるけど)
世界ランキングの優勝ポイント(その試合で優勝したら何点貰えるか)は、出場者の層の厚さによっても変わるので、つまり、世界ランクの上位者が大勢出場する試合は、優勝ポイントも高くなります。(具体的な算定方法は明らかになっていないんですが。)だから、三井住友VISAの優勝ポイントは去年より少し下がっちゃうんだろうと予想されます。この前に勇タックん(こと池田勇太)が優勝したブリヂストンと比べてみると、全体の人数は少ないんですがランキング上位者の顔ぶれはほとんど全く同じ… なので、三井住友VISAは、今年は去年より2ポイント減って、ブリジストンと同じ20ポイントになるのではないかと予想しています。
あっ、意味分からない人は、遼くんが日本オープンで2位をとった直後にこのブログに書いた「石川遼マスターズほぼ確定!池田勇太もあとわずか。藤田プロは…」を見てくださいね。「これから年末までの試合とポイント」という表があるんですが、その中の数値が変わってきそうだなあ…ってことです。
日本でやる試合のポイントが下がっちゃうのは、なんとなく残念ですよね。ポイントの高さが、その試合の重要度とか注目度を表しているようなところもあるし。それになにしろ、遼くんが優勝したときにGetできるポイントが下がっちゃう(=ランクの上がり方が少なくなる)じゃないのさ!
でも、それより問題なのがダンロップ・フェニックス。去年は、ヘンリック・ステンソン、マルティン・カイマー、イアン・ポールター、アーニー・エルスとかの凄い面々(当時も今もランクは軽く一桁~30位以内)が出場し、もう少し格下の選手も何人か来ていて、その効果で、日本オープンを上回る36ポイント。去年だけでなく、一昨年も、多分その前も、このトーナメントはずっとそういう位置付けだったようです。だから「あのダンロップ・フェニックスで2位だった」石川遼、っていうのは、「マイナビABCで優勝した」ことよりすごいことかも知れないらしいです。(って最近まで知りませんでした、私。)実際、ダンロップの2位の方がマイナビの1位よりポイントも沢山もらえたし。
でも今年は(今日更新されていた「出場者」のページによると)、日本ツアー外からの出場者、つまり「目玉」になる外人選手は、ほとんどビジェイ・シン(現20位)だけ。 日本ツアーのメンバーの出席率は、他の試合より良いけど… 主だった出場選手がこれ以上増えないとすると、選手層の厚さは「今年のブリジストンより全体的に少し厚い」という感じです。そこから推測すると、ダンロップフェニックスの優勝ポイントはせいぜい24~28くらいで、とても30台には到達しないように思えます。
ポイントはともかく、なんだか試合自体が骨抜きになっちゃうようで、本当に残念です… 来年は日程を上手くずらすとか手を打って、何とかして欲しいですね。だって、「ダンロップ・フェニックスは石川遼が優勝した年(もちろん2009だよ!)から衰退しちゃったよなあ」なんて言われたくないですからね
そうそう、でもね。「目玉になる外人選手」が来てくれなくても、「目玉になる日本人選手」が居れば良いわけで。去年の今頃は、世界ランク50位以内には片山晋吾(45位)しか居なかったんですが、今は石川遼(34位)
と
池田勇太(35位)
が居るわけで。ランク200位入りも14人→17人に増えたし、全体的に上がりましたよ!(※本当は日本人だけじゃなく、日本ツアーで頑張ってる外国人選手(B.J.とか、マークセンとか)も数えたいのだけれど、世界ランクの情報の中には国籍しかなくて…)
「遼が男子ツアーの底上げをした」(By矢野プロ)効果と「点数輸入」(海外出稼ぎ参戦)効果でしょうね。すると、日本の試合のポイントも高くなりそこで勝った選手のランクが更に上がり
その選手が出場する日本の試合のポイントが更に高くなり
という感じで、盛り上がっていくと良いですね!(ある程度盛り上げれば、遼くんも心置きなく日本ツアーから巣立てるでしょう
)
※今日は続けて2つ記事を書きました。前の記事の件も皆さんよろしくですよ。
※HSBCチャンピオンズの結果で遼くんの世界ランクがどうなるか知りたい方は、前の前の記事の最後のほうのコメントに書いてあります。
HSBC終わりました。
昨日までの成績が好調だったので欲張って期待してしまい、今日の結果にちっと(ではなく、本当は「すごく」)意気消沈してしまった私ですが、夕飯を食べてスイーツ
を食べて(やっぱりこういうときには甘いもの
っていうのは私だけじゃないですよね)ちょっと落ち着き、さらに気晴らしに、グラフなんぞを作ってみました(やっぱりこういうときには数字で遊ぶ
のはやっぱり私だけ?
)
というわけで↓は「世界ランキングとHSBC結果順位の関係」です。
「世界ランクの順番」(横軸)は、世界ランクそのものじゃなくて、「HSBCチャンピオンズの出場者を、世界ランク順に並べた順番」です。
で、縦軸が「HSBCチャンピオンズでの順位」です。
もしも順位が世界ランクの順番どおりになっていたら、(例えばランク40番目だったら40位とかなら)赤い線の上にみんな並ぶことになります。
世界ランクのわりに順位が上だった人(今回頑張った人)は、赤い線より上になります。
頑張った人の代表は、ムーアで、39番目(世界ランク75位)なのに3位になりました。丸山も、58番目(世界ランク187位)なのに10位タイ!
逆に、世界ランクが高いのに順位が低かった人(調子悪かった人)は赤い線より下になるわけですが、
調子悪かった人の代表はオヘイア。9番目(世界ランク13位)なのに62位タイでした。あと、やっぱり池田も調子悪かったよね。
ということで、バラツキはあってもなんとなーく赤い線の周りに集まってるよね。つまり、世界ランキングと順位はやっぱりある程度相関関係があるんだー、ということと、
遼くんも少しだけど赤い線の上の方に居るわけで、つまり「頑張った人」の一人だよねぇ。
と、グラフを見て納得したところで、私のご機嫌ナナメも少しは直りました。
HSBCはUSだけじゃなくていろんなツアーの人が出場してるし、マッチプレイとかじゃなく普通の4Rストロークプレイなので、相関関係を調べるのには良さそうだな~と思ってました。で、実は1R終了時の順位で同じようなグラフ(散布図)作ったら、点が全体に散らばってしまって、つまり相関関係がほとんど分らなくて「ダメじゃん」て思ってたんです。でも、4R終わってみると…上位に出てくるべき人は出てくる、ってことですかね~。