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Jelly Beans

今日もひとりごと・・・。

チェ・ゲバラと旅

2004-10-10 20:32:52 | book
ちょうど今ゲバラの本を読んでいる途中。
元々兄が所有していた本で、気になってたのだが、ナント映画化されるのを聞いて、その映画を観に行くまでに読み終わらねばと、
他に読もうと思ってた本を後回しにして読んでいる。

本の題名は   「モーターサイクル・南米旅行記」

エルネスト・チェ・ゲバラは、革命家としてのイメージが強いけれど、この本はあくまでも「学ぶこと」に貪欲な、
まだ海外旅行というものが簡単に行くことの出来なかった時代の、若き医学生の旅行日記である。
ゲバラにとって旅とは「学ぶこと」に対する情熱の一部だったという。
今ようやく、アルゼンチンを出発して、チリを去りペルーに入った所まで読んだ。
この一冊の中に、たくさんの当時の生のラテンアメリカがある。
映像としてこの世界を観る事が、楽しみでたまらない。








サガンの死

2004-09-26 01:38:35 | book
今朝、サガンの死を知った。
そういえば最近、本屋であまりサガンの本が並ぶを見なくなったなあとは思っていた。
ナント、まだ69歳だったとは。
サガンの本を読みながら恋について考えたりなんかした、学生時代を思い出す。
今宵は久々に彼女の死を悼みながら、もう一度読み返そう、彼女の偉大なる才能を・・・。


塩野七生さんの中のカエサル

2004-09-23 00:26:04 | book
 実は私は塩野七生さんの「ローマ人の物語」を愛読しています。
内容が分かり易く面白いと言うのが表向きの理由なんですが、ホントの理由は、塩野さんは歴史学者ではないけれども、しかもかなり歴史学者に近いところの小説家だと私は思ってるのですが、その塩野さんが描く「ガイウス・ユリウス・カエサル」がとてーも好きです。
愛人の一人になりたいと思うほど・・・
(なあんて言ったら、クレオパトラに「若造が!2200年早いわいっ!」と説教されそうですが・・・)でもここに登場するカエサル程カッコイイ人他にはいないっ!!(若い頃はダメだったけど・・・)
きっと読者の私達をそう思わせるくらいなのだから、塩野さんは、相当カエサルに恋をしてるんだと思います。だから彼女の本は、かなりのカエサルびいきです。(いいんです、学者じゃないんだから、多少私情入っても!!)
2000年以上を経て今もなお、言い伝えられている彼の偉業は、多少着色されている所もあると思うし、エジプト等から見た場合、認めるわけにはいかない部分もかなりあるのではないかなあと
思ったりするけど、読んでいてかなりパワーを与えて貰えます。
ちなみに昨年のイタリア旅行では、ローマでの4日間、ず~っと塩野Bookを片手に遺跡巡りを楽しんだりなんかしました。
今の旅行記が終わったら、そっちも覚えている範囲でUPしていこうと思います。
ちょっとした、旅の提案でした!

Man Ray の写真集

2004-08-17 19:44:36 | book
この写真の題材は「ガラスの涙」というらしい。
マン・レイのカメラで写し出される女性の姿は、すごくカッコよくって美しい!
最近欲しいもののひとつだ。

フランソワーズサガン

2004-08-15 12:26:53 | book
好きな作家の一人。
恋愛小説が多いけれど、半世紀程前に書かれた小説なわりに、それ程古臭さを感じさせないところや、
たんたんと描かれている中に、にじみ出る複雑な恋愛心理が独特な雰囲気をかもし出している。
また、彼女の描く小説にでてくる主人公のちょっと意地悪なところが、とても愛らしい。
そしてこの本を読む上で感動するのが、朝吹登水子さんの翻訳の素晴らしさだと思う。
やはり洋書は翻訳家の腕にかかっている。サガンの本は、朝吹さんの翻訳ありきだ!

ただあまり読みずぎると、彼女独自の「恋愛の倦怠感」に飽きがくるので、腹八分目に読むのがベストかと・・・・。

ギリシャ神話

2004-08-13 17:52:38 | book
以前から興味のあった「ギリシャ神話」。
オリンピックに便乗してこの夏読んでみようと思う。
やっぱり「聖書」と「ギリシャ神話」は多少は押さえておかないと、映画や芝居を見に行った時に、
内容が半減することがあるからなあ。
と考えて、色々ギリシャ神話の本を探してみる。
始めに見つかったのが岩波文庫のやつ。
パラパラとめくってみる。 なんじゃこりゃ。わずか3行で寝てしまいそう。
これじゃあ、嫌いになっちゃうよ。なんか専門的過ぎる。
注訳多すぎ。今回はそういうの求めてないのよ。
で、探すうちに見つかったのがこれ、阿刀田高さんの「私のギリシャ神話」。
非常に読みやすく、名画の挿絵も入っていて入門書としてはピッタリです。
とりあえずこれを一通り読んでから、次へステップアップだ。
今少し読んだけど、ここに出てくる神様、ものすごく人間臭くていい味出してる・・!?

太陽のせいだ・・・

2004-08-11 21:03:47 | book
 高校時代の夏休みにカミュの「異邦人」を読んだ。
母の死の翌日に女性と関係を結び、映画で笑い、人を殺害する主人公。そしてその殺害の理由を「太陽のせいだ」と答える。
当時はこのカミュの作品の文章のクールさに、私はひどく感動した。
しかし小説はあくまで小説の中であるからこそ、想像力を働かし、文章に酔いしれたりするのだけれど、
最近はどうやら、こういった不条理さが前面に出てくるような少年犯罪が多発しているような気がする。
犯罪を実際に犯してその理由を「それは太陽のせいだ・・・」
なんて現実に言われたら、被害者は全くたまったもんじゃない・・・・


存在の耐えられない軽さ

2004-05-09 00:31:42 | book
 なんて、カッコいい題名だ~って思いませんか?
実は私、この映画も小説も大好きなんです。
そもそもこの小説、ミランクンデラという作家が
当時のチェコスロバキアから亡命したフランスで
発表したものなんですけど、内容はチェコ人の話であるにも
関わらず、チェコ語では訳されてないんですよ。
クンデラの作品の中でも、鋭く、繊細な感性が心に突き刺さる
恋愛小説(映画)です。
ちなみに私はこの映画がきっかけで、チェコに関心を強く
抱くようになったのです・・・。