タソガレブログ

読んだ本のこと。観た映画のこと。マイブームはころころ変わります。

ホラー小説って・・・

2008-04-30 12:32:50 | 本に纏わる事
岩井志麻子『ぼっけえ、きょうてえ』読んでみました。
 わたしコワイのダメー 
って思ってたんですが、それほどでもなかった。面白かったです!
伝承や語り物語っぽい要素が効いてて良いなーと思った。

ホラー小説ってあまり読まないのですが、意識してなくても
読後にホラーっぽいなって思うものが多いと思います。
以下、ホラーをあんまり読まない(見ない)私がホラーについて考えてみた。


・ホラー小説家・・・

恒川光太郎『夜市』もホラー大賞らしいけど、私はファンタジーだと思った。
そのあとに読んだ『秋の牢獄』のほうが恐かったです。

乙一でホラーなのは『夏と花火と私の死体』と「優子」が恐い。
「神の言葉」もすごい恐い…><。

でも、山田悠介がホラーに分類される理由がいまいち分からない。

ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』は読んでて気持ち悪くなった…。
あの吐き気とともに印象に残ってます。
これはガチでホラーです。


・ミステリーとホラー

京極夏彦はミステリーだけど、雰囲気はホラーとしても楽しめそう
なのが多いと思う。『嗤う伊右衛門』は読んでて口が渇いた。。。

横溝正史も数冊しか読んでないけど、『真珠郎』はこわかったなぁ
東野圭吾の『変身』もどっちかっていうとホラーですよね。
恩田陸もミステリなんだかホラーなんだか分からんのが多い、そこが好きなんだけど。

あと!
小野不由美の『東京異聞』や『くらのかみ』もミステリだけどホラー!
あーー「屍鬼」をいまだに読んでない。

加納朋子『コッペリア』も雰囲気がいい。ぞくぞくする。
最後は加納作品らしくほんわかなので恐いの苦手な人にもいいかもー。

ミステリーでも舞台や小道具や死体の状況とかがホラーとして
楽しめそうなかんじ。とゆーかそれだけでこわいw

阪口安吾もほとんどホラーじゃないか。


と、自分でホラーだと思うものをあげてみたけどだから何
ホラーの定義もよく分からないし、ホラーを語るのは私にはムリだなぁ。
私の印象に残っているホラーは、長編はあまりなくて(あるけど。)
中編や短編が多いようです。
そういえば映画「ソウ」がいいと聞いているのですが映像作品は
見る勇気がありません。ありません。ガクブル。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
怖気て眠りたい☆ (雨子)
2008-05-01 17:33:17
小夜さん、『ぼっけえ』読まれたのですねー!
怖いというよりは、やっぱりこの本は面白い!!ですよね。
ぐいぐい読んでしまいました。
デビュー作だからか、ちょっとイメージのつかみにくいところ、
「ここってどうなってるの?」と疑問なところ、
ありましたが表題作はほんとに秀逸です!!

岩井さんのほかの著作も古本屋で買ってきました。

『ねじの回転』はガチホラーですか!
読んでみようと思います!
『新耳袋』も読んでみよう読んでみようと思いつつ…

やっぱりさよっちの読書量はスゴイですね☆
返信する
追伸 (雨子)
2008-05-01 17:36:18
『ソウ』はアブナイですよ**
『キューブ』ぐらいにしておいたほうが 笑

と云いつつ、わたしも映像作品は絶対ダメなのでした^^;
返信する
Unknown (小夜)
2008-05-01 23:57:50
雨子さんが読んでたので私も読んでみようかと♪
「ぼっけえ」は丸々、女の一人称というのが巧い
ですよね。一体誰に向かって話してるのか曖昧で、
読者と聞き手が一体になっていってしまうのが!
方言だと余計恐い、と初めて思いました。
伝承や昔話っぽいのが読みたくなってきたので、
今度図書館で鏡花や雨月物語をかりてみようと思います。
『新耳袋』ですか。読んでないなぁ。
いや、雨子さんの読書量もすごいじゃないですか!?

ソウはアブナイのですか…
…いつか一緒に見てくれる頼もしい人が現れたら
一緒に見てもらおう。いつだそれww
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