GLAY Story

GLAY関連の書籍を一つにまとめてみました。今まで知らなかったGLAYがみえてくる――。

 「DANCE VISION」のレコーディング

2009-09-20 | アマチュア時代




 AKIRAがGLAYのメンバーに加わったことでドラムの音も安定し、TAKUROはますますやる気が出てきた。

 「絶対、これから1年のうちに曲で答えを出すよ。絶対、頑張るよ」と言いながら曲作りに励んだこともあって、持ち歌がたまってきた。AKIRAが働いていたサウンドステーションで安上がりなレコーディングのパックを売り出したのは、ちょうどそんな頃だった。


●レコーディング決定

 「レコーディング6時間パック」という企画だ。4万円払えばスタジオが4時間使えて、レコーディングができた。

 そこでAKIRAが、「レコーディングしようよ。TAKUROの曲もけっこう増えてきたし」 こう言い出すと、全員が「いいじゃん、それやろうよ。4万円ぐらいだったら高くないからさ」と盛り上がり、レコーディングが決定した。

 このとき録ったデモテープが「DANCE VISION」だ。曲目は、『FLOWERS GONE』、『JUNK ART』、そして『TWO BELL SILENCE』、『MOON GOLD』、『心に雨が・・・』の5曲入り。

 午後3時ごろから始まったレコーディングも、夜の9時には終わった。かなり納得のいくレコーディングができた。

 レコーディングといっても、メンバーにはちゃんとした技術があったわけではない。ただ、AKIRAがこのサウンドスニプーションに3カ月ほど店員として働いていたので メカにもかなり精通するようになっていたのがかなり役に立った。

 ベースやギター、ドラム、そして、ボーカルを次々に重ねていく。「函館で録った曲もこんなに綺麗に澄んだ音は録れなかったよね。最高だよ
」と、メンバー誰もが□をそろえた仕上がりだった。

 この『DANCE VISION』は後々、GLAYの最大の収入源になった。





【記事引用】 「Beat of GLAY/上島明(インディーズ時代のドラマー)・著/コアハウス

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