Top Runner、直訳すると先頭走者。
オグリさんの回を見ました。
・・・・というか、ママンに頼まれて録画したのをチェックがてら見てみました。(最近のママンのお気には何気にオグリさんのような気がする・・・・・)
一昨年の一時期よりはずっと雰囲気が丸くなって穏やかになった感じ。取り巻く状況が、いくらか落ち着いて元の状態に戻ったのかな?
降ってわいたようなアイドル騒ぎには、本人がだいぶイラついてたみたいだったから・・・・・。
今は好きなこともやらせてもらってる、というのも大きいんだろうね。
映画制作だっけ?(岡田くんもちらっと言ってたね)
その活動が充実してるから、他の仕事にも落ち着いて取り組める、て感じなのかな。
番組の中で男性司会者にも言われてたけど、
「闘ってるし楽しんでるし、その二つを同時にやってる人が、こうやって世の中を変えて行く予感をさせてくれるのは、すごく気分がいいなー・・・・・・・と。世の中の人もみんな、その姿を、いろんな作品を通して見ているんだろうなー・・・・と」
というのは、わかる気がする。
やっぱなかなか言うことがおもしろいし、興味を惹かれるわ。オグリさん。
まだ20代なんだし、生意気そうで食えなくて、若さにかまけた勢いだけみたいな所があっても、今は別にそれでいいと思うんだよね。
聞き分けのいい良い子ちゃんになる必要なんてまったくないと思うし・・・・変に浅知恵つけて、その場限りの体裁を小器用にまとめる人よりも、よっぽど追々実が付いていく感じがする。
当然、軋轢は起きるし敵も増えるとは思うけど、でも逆に、その気骨や実を見て目をかける人もいると思うし・・・・。
大成する人って、どんなジャンルでもだいたい最初はそんな感じなんだよね。
若さにかまけて暴れられる内は、思う存分暴れればいいじゃん。
それに、ちゃんと年相応の成長はしてるし自覚すべきところは自覚してるみたいだし・・・・・。
「高校を辞めてしまったことはものすごく後悔してる。学業を一生懸命やるということを、3年間もできるって、すごく大事な時間だなー・・・・・て」
「ほんとに勉強もしなかったし・・・・なんであの高校の時にあんなになんにもしない時間を過ごしちゃったんだろうって。」
私も学校の勉強は大嫌いだったから、受験の時なんてほんとストレスで苦痛でしょうがなかった。
受験のための勉強は無意味だと思ってたし。
でも、社会人になってから、学校での勉強の意味が、なんとなくわかって来たような気がするんだよね。・・・・・
結局、地盤がある程度整ってないと、その上には多くの物を乗せられない。
なるべく広くて盤石な地盤さえあれば、その上にどんどん新しいものや大きなもの、多種多様なものを乗せていける。視野と可能性がどんどん広がる。
素養がないと、増やせる知識や知恵・情報の限度がどんどん低く少なくなるんだよね。・・・・
物事が派生し複雑化していくと、全体の重量もどんどん重くなる。だから基礎がしっかりしてないと終いには倒壊してしまう。
学校の勉強は、上物を乗せるための頭の造成工事。基礎作りなんだなー・・・・・て。
だからそういうつまんない段階・作業は、早いうちにさっさと終わらせてしまった方がいい。
今のオグリさんの気持ちは、なんとなくわかる気がするんだよね。
司会の人も言ってたけど、早く気付けただけ良かったじゃん。
藤原竜也さんからのVTRコメントのくだりも最高におもしろかったなー・・・・。
二人してお互いに言いたい放題。(笑)
でも「同世代のダメだしって俳優同志はタブーだと思ってた」とか。
だろうね。そういう空気って、傍から見ててもすごく感じる時がある。
特にマジな演技論とかになると、いかにも鬱陶しそうだなー・・・・とは思うし。(笑)
でも、言い合えてお互いに成長できる間柄ならば、歯に衣着せない意見は生産的だと思う。
司会者が言ってたけど、「藤原さんに限らず同年代にいい俳優さんたくさんいますよね。」と。
オグリさんは、「同世代でいい俳優さんが一杯いるのは、すごく嬉しい。俺たちの未来は、楽しいことしかないだろうな、と」すごくわくわくしながら答えてた。・・・・・
Summer Snowがオグリさんにとってのターニングポイントだったのね。
現場ではいつも「下手くそ」と呼ばれてたって。・・・・(笑)
「やり過ぎてもいけないし、でも視聴者にはそういう人だということがわからなくちゃいけないし。聾唖の人に合わせてもらったりした。いつも不安だった。」
そういう配慮・葛藤は、見ている方にはちゃんと通じていたと思います。
私は、そういうオグリさんを見て、なかなかいいな、と思ったし。
いつか機会があったら演じてみたい役柄は、織田信長だそうです。
オグリさん見てそうー・・・・・「天下をとったバカ」。「GIFT」と同じぐらい好きなんじゃない?(笑)
あれは強烈だったもの・・・・・あれほどいろんな意味でピタリとはまったキャスティングはなかった。
今度上映される「TAJOMARU」はオグリさんいわく「生にしがみつく男」の話だとか。
オンエアされてるCMはそういう売りにはなっていない気がしますけど(苦笑)、制作側の心意気としてはそんな路線だということで。
楽しみです。