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Takの秘密の木

誰にもいえない気持ちは、誰もしらない秘密の木の洞に、こっそり語って蓋をするんだって。@2046

TRとあさイチ(追記)

2010-11-21 | 若手俳優さんのはなし
■トップランナー 松山ケンイチ 後編
特に印象に残った話は・・・・・。
表情の造り方の違い、かな。
「自分が普通に造る時は眉頭の辺りに力が入る感じがするけど、ワタナベという人は、眉山の辺りを中心にして動かす人のような気がしたから、そういう風にして、表情を造るようにした」とかなんとか。・・・・・
表情の造り方の癖って、私は実生活でもすごく気になる性質なので、とても合点が行きます。
先日の堤さん、岡田くんに続き、松ケンさんも、やっぱそういうところまで意識的に自身をコントロールする人なんだなー・・・・・と。
まさにプロだなー・・・・・と。
SPでの堤さん、というか尾形。
感情に障る言葉を耳にすると、片方の眉を神経質そうに、中央に寄せる癖があるんだよね。
ああいう癖がある人は、実際に何人か見たことがありますが、そういう人は、一見人当たりがよく優しい人であっても、結構、内面は苛烈であったり癇性であったりする、恐い人が多かったりするんだよね。
だから、その場で厳しい反応をおおっぴらに示さない人であったとしても、かける言葉には常に細心の注意を払った方がいい。
何がそのその人にとって瑕なのかはっきりするまでは、めったなことは言わない方がいいんだよね。
他の役を演じている時に、堤さんがこの癖を見せたことはないので、たぶん本人の素ではないだろうなー・・・・・と思ってはいたけど。・・・・・
それにこの手の表情の造り方の癖って、結構、遺伝的なものが多い気がする。
尾形のあの感じは、父親似?
子供って怖いなー・・・・と思う。
特に女の子って、喋ってる時の表情がお母さんそっくりな人が多いんだよね。

■あさイチ
岡田くんって、ちょっとファザコンの気があるのかなー・・・・・て。
どこか人恋しく大人の男性が好きで、父性が強そうな人に憧れる気持ちが少しあるみたい。
あの恩師の方と、堤さんって、どっか雰囲気が似ている気がするし。
大きな影に寄り添いたいような気持ちが、どこかにまだあるような。・・・・だけどお母様の教育で自立心が強くて、男気を大事にしてて、孤独が好きみたいだけど。(笑)
超インドア派なくせに、身体を動かすことは好き。
人が好きだけど、一人が好き。
ふふふ、おもしろい。
それに、仕事の自分とプライベートの自分をはっきり分けているところを見るに、あくまでも「アイドルという役も演じている」、というスタンスで、自分の中で折り合いをつけているのかな?
アイドル業に対して客観的な距離や冷静さを、すごく感じた。・・・・それはすごくいいんじゃないかなー・・・・と。
アイドルをらしく演じている、という冷めた俯瞰する気持ちが薄くなり、本当の自分との境界線が曖昧になって来てしまうと、実生活にもいい影響がないと思うんだよね。
たぶん演技の幅も、どんどん狭くなって行ってしまうんじゃないかな。
アイドルはあくまでもその場限りのそういう役として演じ切り、本当の自分は現実的な実生活(リアリティ)をきちんと体得する。
その線引き、距離感をちゃんと維持できれば、演技力が衰えることはないと思うんだよね。・・・・・
筋肉を付けて身体を造った時に、事務所にまで「お前は一体何になりたいんだよ?」と言われたらしいけど、「筋肉つけとかないと怪我しちゃうんで・・・・・。」と言ってたのも良かったな。
アドバイスめいたこと、忠告めいたこと批判めいたこと、御尤もぽいことを言う人って、周囲に本当に山ほどいると思うけど、どれが聞くべき言葉でどれは聞き流すべき言葉か、判断するのって実はものすごく難しいと思う。
本当に信頼している人であったとしても、常に正しいとは限らないし。
そこをブレずに、優先すべきことが自身でちゃんとはっきり見えてるのは、すごく賢明だなー・・・・と思うし、かの恩師が仰ってたように、頭の良い人だなー・・・・とつくづく思った。

(追記)
宇多田ヒカルさんの、休業にあたってのインタビューを見ましたけど、彼女の言ってたことは、まさに上に書いたことなんだよなー・・・・・と。
彼女もまた、すごく賢明な人なんだなー・・・・と。
「イタい大人になりたくない」、か。・・・・・
確かに、現実的な実生活をきちんと送っていないと、どんどん浮世離れした人になってしまって、言動にリアリティがなくなってしまうような感じがするんだよね。・・・・・芸能人って、波乱万丈なようでいて実は乏しい人生経験なのかも。
そうなってくると、結局表現力が枯渇してしまいがちというか。・・・・・常識やセンスが実社会と乖離してしまうし。
特殊な人生を送り過ぎて、まったく汎用性のない特殊な人になってしまうというか。
アーティストが唄う歌にしても、俳優さんが演じる役にしても、大抵は市井の人の心情を表現することが多いわけだから、特殊な人が特殊な表現をしてもリアリティは出ないんだよね。
岡田くんにも、そうなってほしくないなー・・・・・と。
だから、アイドルである自分と、本当の自分をごっちゃにしないようにして欲しいんだよね。
偶像は偶像、偶像を求める人たちのために、それはそれとして演じればいいんじゃないかな。
でもそれとは別に、自分自身はしっかりと地に足を付けて、手触りと実感のある人生を着々と積み重ねて行って欲しいな。
そうしてしっかりとした土台に豊饒な土を養えば、太くて大きな木になれると思うんだよね。

おめでとうv

2010-11-18 | 若手俳優さんのはなし
SP、V3と20億円突破おめでとう。
岡田くん、お誕生日おめでとう。

今日は舞台挨拶、明日はあさイチ。
映像はまだ何も見れてないけど、録画はしているので、週末まとめて見れたらいいな。
映画本編ももう一回ぐらい観たいし。
やっぱ、前半のトラック上アクションシーンと、後半のナイフ格闘シーンがみたい。
あの間合いの取り方、低く構えた姿勢、すっごいかっこいい。
で、切ない。

Twitterに書かれてたけど、なるほど、切ない理由がわかった。
SPは、刺されても殴られても攻撃に転じず、ひたすら守るのが仕事・・・・か。
だから悲壮なのかな。
そう、なんか観てると涙が出てくる瞬間があるんだよね。


悲壮感を醸しだす(追記)

2010-11-14 | 若手俳優さんのはなし
どうやら私は、悲壮感を漂わせることができる俳優さんが好きらしい。・・・・・

悲壮感って、実は一番難しい表現なのかも。
悲しいだけではだめ、かっこつけてるだけではだめ、みすばらしくてもだめ、さびしいだけでもだめ、弱弱しくてもだめ、暗いだけでもだめ。・・・・
「悲壮感」と書くのは簡単だけど、実際に肉体でそれを表現し、映像に写し込み、観客に説得力を持って伝えることができる日本人俳優さんって、ごくごく限られてるような・・・・。
まるで「悲壮感」と書かれた札を顔の前にぶら下げたかのような、稚拙な芝居をする人も多いような気がするし、でも、やっぱ乏しい人生経験や、大した苦労も成功もしたことがなく人づきあいの幅も狭かったりすると、そりゃ、説得力のある風貌になんてなれないよなー・・・・・と。・・・・
その人自身から滲みでてくるものなんだろうから、表面的で画一的な振りだけではどうしようもないっつーか。・・・・
世間知らずに悲壮感は、そりゃ無理だよね。(苦笑)
時代劇を成功させることが難しいのは、それもあるんじゃないかなー・・・・と。
厳しい封建制度や、当り前のように切腹を言い渡される理不尽さや、戦争に駆り出される毎日を送っていた時代の人を、現代日本人が演じるのは、特に若い俳優さんの人生経験では、かなり無理があるのかも。
年齢が若ければ若いほどその傾向はどんどん強まっているような。

その中で、「龍馬伝」の佐藤健さんはなかなか良かったな。
あれだけ尖がった雰囲気を二十歳そこそこで出せる俳優さん、今はほんとに稀な気がするし。
あと「ハゲタカ」の大森南朋さんももちろん良かった。
・・・・・かといって、別に私は、悲劇やアンハッピーエンドやハードボイルドが特に好きというわけでもないんですが・・・・・。(苦笑)
でも、男性が漂わす悲壮感には、ものすごくぞくっと来ます。
その深み陰影が、すごくせくしーだと思うし。
だから、せくしーに感じられない「ひそうかん」(笑)しか表現できない俳優さんには、がっかりするっつーか。・・・・・

岡田くんも堤さんも、悲壮感を漂わすことができる俳優さんの一人、という認識がある。
SP野望篇の2回目を観てきたんですけど、醸し出す翳りにきゅーんと来るんだよね。
峻厳な貌のラインに、尋常じゃない眼光とか。・・・・・・はぁ・・・・。
尾形と井上は悲しい一方通行なのかなー・・・・・。
もう尾形をまったく信じていない井上、尾形を慕っていただけに詰りもあるだろうし、だからこそ最後のあの言葉が出るんだろうけど・・・・。
でも尾形に躊躇があるのも事実で、それは井上には通じていない。
尾形は一体何者なのか?ってとこだよなー・・・・・・。
堤さん、期待してます。


追記。
松ケンさんの「トップランナー」の前編、見ました。
いろんな意味でおもしろかったーー。(笑)
印象に残ったのは、「自分の層が薄いと、芝居も薄っぺらになる。」とか、「本番からカットがかかるまでの間は真っ白になってて、自分が何をしたのかも覚えていない。」とか、「合コンは地獄絵図」とか(笑)、次にどんな役を演りたい?と質問され、「木」とか(トラン監督の影響のあるのかしら?笑)。
海釣りのロケも入りつつも、後編はもっと濃密トークになるのかな。ノルウェー絡みの話は出なかったし。
思えば、「銭ゲバ」の松ケンさんの悲壮感もすごかった。・・・・・今の感じからは想像もつかないけど。(笑)
後編も楽しみどすーー。

モントリオール世界映画祭

2010-09-08 | 若手俳優さんのはなし
深津さん、最優秀女優賞おめでとうございます!

深津さんと言えば、「1999年の夏休み」だっけ?Sちゃん。(笑)
小柄だけど、顔立ちの端正な女優さん。
演技も上手だし。

しっかし最近、ベルリンの寺島さんといい、日本人の女優さん凄いなー・・・・・。
男優さんも、もっとがんばって欲しいな。
日本人男優さんの受賞が見たいーーーー。

ノルウェイ製家具

2010-09-04 | 若手俳優さんのはなし
「ノルウェイの森」の公式HPがつながりません。

にしても、トラン監督、とりあえずおめでとうございます。
コンペ部門に選出されるだけでも結構たいへんなのに、かなりの好評を得ているようですね。
ベネチア国際映画祭のワールドプレミアで3分間のスタンディングオベーションなら、一定以上のクオリティには達している作品であることは、まず間違いないでしょう。
そうなるってーと、さてさて・・・・・日本ではどれぐらいの規模で公開されるのでしょう。
松ケンさんは、これからガンツもあるし、いろいろと忙しそう。

トラン監督作品は好きだし、松ケンさんにも興味あるんで、一応観に行こうかと思っているのですが、実は原作はかなりニガテ。・・・・・
あの作家さん自体がニガテ。・・・・・
でも、トラン監督フィルターがかかると、また違ったものになりそうだし、そこにかなり期待しています。松ケンさんの演技力も。
ビートルズの「ノルウェーの森」を使う許可も得ているっていう話だし。

Norwegian woodというタイトルの和訳は、「ノルウェーの森」「ノルウェー製家具」と二つあると言われてますが、私は「ノルウェーの森」で良いんじゃないかと思ってます。
この曲を初めて聴いた時、そのフレーズがもたらす世界観と「ノルウェーの森」という言葉の間には、何の違和感もなくて、むしろ、あの音色にはすごくしっくりとくるタイトルだと思っていたので・・・・。
当時、スウェーデンの児童文学作家リンドグレーンの本が大好きで、彼女の描く北欧の空気や、針葉樹林の森の深さや暗さ、短いけど透明で明るい夏、牧歌的な自然、バイキングに繋がりそうな骨太さ、今で言うところのフォークロアな風俗や雰囲気にうっとりと漬かっていた私の耳に、それは、極めて自然に流れ込んできたんですよね。
北欧のイメージと、その音とタイトルにはなんらバッティングするものがなく、むしろより強くイメージを喚起されたというか。・・・・・
ベルイマンの映画も好きで(これもスウェーデンだけど)、北欧系のアートにはちょっと思い入れがあるんですが、レノンの「ノルウェーの森」はそのエッセンスを掴んでいると感じました。

それだけに、同じタイトルを掲げた本には、少し期待したんですよねー・・・・・。
あの北欧の独特の澄んだ空気を、少しでも感じることができるのだろうかって。・・・・・・
まあ、別に、それをテーマにした話ではないんだから、私の勝手な思い入れなんですけどね。(笑)
いざ読んでみると、ちょっと私には、ピンとこない世界だったな・・・・・と。

でも、トラン監督の目を通せば、また違ったものになりそう。
彼の描く、原初的な、無垢で生々しい生命そのものの美しさみたいなものが、結構好きなんで・・・・。
トレーラーを見る限りだと、やっぱ映像は抜群に美しいですね。


そういえば「十三人の刺客」はどうなってんだろう?
吾郎さんは、ベネチアに行くのかな?
HPには吾郎さんの画像、ちゃんと載ってますね。
トレーラー見ると、なんか、グラディエーターのコモドゥスみたいだけど。・・・・・
こういう憎まれ役って意外とおいしいと思うんで、いい演技をみせて欲しいな。

SPプロモーション(追記)

2010-08-12 | 若手俳優さんのはなし
劇場版SPのプロモーションがぼちぼち始まったようですね。
この前、朝の番組で、お台場のイベントに警護課の面々が登壇した様子と、トレーラーがちらっと流れてました。
確かVFXはハリウッド外注で、音効はスカイウォーカーランチ(ルーカスのですね)とかTWITTERで読んだような覚えがあるんですが・・・・・。
トレーラーもほんのワンシーンぐらいしか流れなかったので何とも言えないのですが、ハリウッド最高レベルという感じではなかったけど、日本のテレビドラマレベルのCG合成とはだいぶ違うような印象でした。
まあ、技術的なことはさておいて・・・・・。
なにより、堤さんと睨みあう岡田くんのショットがすごく良かった。
2部構成にイマイチ引っかかりを感じていたんですが、なんかすんげー楽しみになってきました。
ダ・ヴィンチという雑誌に、脚本家の金城さんのインタビューが掲載れているんですが、言葉の端々に自信がみなぎってる感じがするし、期待できるかな。
「透徹したプロフェッショナリズム」の世界、私も大好きです。

・・・・しかしSPの公式HP、ぜんぜん繋がんないんですけどーーー・・・・・・。
どういうこと?
結構、アクセス殺到しちゃったりしてんのかな?

お台場は、某刑事ドラマ映画より、早くSPに比重をシフトした方がいいんじゃないかと思うんだけど・・・・・。

(追記)
総務課さんが慌ててサーバーを大増設してくれたみたいで、今はかなりスムーズにつながるようになりました。
アクションすげーー。すごすぎ。壁歩いてるし。むふふ。

SP製作会見

2010-04-21 | 若手俳優さんのはなし
http://eiga.com/buzz/20100419/17/

映画「SP」は2部作となったそうで・・・・・・。
・・・・・・う~~ん・・・・・。正直、TVドラマ映画のそういうの、あんまり好きくない。
まあでも、しょうがない・・・・・か。
ツイッターからも、随分と濃度が濃いスケジュールで撮影やってるのは感じられたし、2部に分けても薄味にならない自信があるから、ということなんでしょうね。
VFXはハリウッドに外注なんだ。・・・・へーー・・・・・・。
アクションは、カリの師匠からもベタ褒めされてたしね。
楽しみどす。

用心棒日月抄

2010-04-04 | 若手俳優さんのはなし
藤沢周平「用心棒日月抄」青江又八郎(イメージ)

最近の通勤の友。又八郎かっこいいーーーーーーー!!
ひっさしぶりに絵を描きたくなってしまった。
藤沢周平の作品って、描写の行間から香気すら漂うような気がするんだよね。大好き。
映像化したがる人が多いのはわかる気はする。
Mステ見ながら描いたせいか、なぜかBGMはラルクのHEAVEN'S DRIVE。
顔の元ネタは某岡田くん。
私のイメージ的には、もっと男っぽくて、渋いイメージだけど・・・・いかんせん腕がないからさーー。
「長身で彫りが深い男くさい顔。人を斬って出奔。26歳の風貌に若干の苦味。一種憂鬱げなかげり。」
て。・・・・・たまんねーーーな!(笑)
今、誰だったら演れるのかなー・・・・この役。

最近の私、時代劇づいてるな。(苦笑)

続ラテンの岡田

2010-03-04 | 若手俳優さんのはなし
私がラテンの岡田と勝手に呼んでる(嘘です)ガエル・ガルシア・ベルナル出演の「ルドandクルシ」、先日観て参りまして。・・・・
なんつーか・・・・・藤原さんとのGRを聴いた後だと尚のこと、岡田くんにもぜひ観てほしい作品だなー・・・と。いろんな意味で。
岡田くんの現状認識というか、自分や世間をみる客観性はとても正確だというのがよくわかるというか。
それで何がプラスかっていうと、まあ、自分の予想や予測がだいたい外さないということに自信が持てるということと、同じような考えを持つ人、同じような現実は、世界中どこにでもあるから、仲間はたくさんいると力づけられることかな。
あなたが見ている現実は、とてもリアル。地に足が付いてる。
だからこそ、いろんなことがやれるはずだし、思いは様々な人に通じるはず。
その考えは、全世界に届けることができる。
て、感じかな。

『ルドandクルシ』みたいな映画って、アメリカ製のブラックムービーでよくある感じ。
自分の生活や人生を変えるためには、音楽かスポーツで成功するしかない人たちがいる。で、そういう富と名声が得られる場所には、本当にいろいろな人が押し寄せてくるわけで・・・・。
栄光と挫折は隣り合わせ。輝かしい道は落とし穴だらけ、高いところから落ちるのが一番危ないわけで。・・・・
公式HPにも書いてあるけど、教育格差とか貧困層とか、大都市の暗部とか・・・・包み隠さない現実が描かれてる。
でも、アメリカ映画と違うのは、ただただ汗と涙のプロスポーツサクセスストーリーなわけでもなく、そのシビアな挫折と終焉を描いて終わるわけでもなく、悪徳スカウトマンの勧善懲悪にもならず、それになぜか、ラテンらしくそこはかとなく明るいところかな。(笑)
ぶっちゃけ能天気なサッカーおばかコメディ映画なのかなー・・・・と思ってたけど、意外にものすごくリアルでシビア、でも、その割には暗くない。
製作が、アルフォンソ・キュアロン、『バベル』のイニャリトゥ、おまけに『パンズ・ラビリンス』のギレルモと来たら、そりゃ口当たりがいいだけのコメディでは終わらないのは当然だけど。
ルドとクルシのキャラクターのおかげもあるかも。
アホの子というかおばかさんというか・・・・でもさー・・・・・スポーツとか芸能界とかって、学歴問わないだけに実際ああいう人が多いのも事実だと思うし。
もう少し知性知識があれば、引っかからないと思う、あんなことこんなこと。(苦笑)
でもなんか、人間、最後は収まるべきところに収まるもんなのかもー・・・・・とも思ったり。
サッカーの才能が見染められたのに、どうしても歌手になりたがるクルシ。
最愛の彼女だって「あなたの歌が、サッカーぐらい一流ならね。」と、言ってはいるんだよね。(苦笑)
「才能と情熱は違うということを、人間がすぐに気付ければいいのに」
というナレーションも秀逸だったな。
サッカーで注目されたからこそ歌を出せた、という現実をクルシは分かってない。スターサッカー選手じゃないクルシの歌なんて、誰も聴こうとはしない。歌手でいたいのは自分だけ。
カノジョは、たぶんヴィクトリア・ベッカムみたいに、自身もアイドルになりその上にスターサッカー選手と結婚することが夢なわけで、ひたすらそれを目指して必死に生きてきた人でしょ?
サッカーできないダサい歌好きの田舎者と、いつまでも一緒にいるわけがないんだよね。
彼女のそういう夢や人生を、否定することは誰にもできないわけで。
その彼女をもう少しだけでもつなぎとめたいんだったら、サッカーにがんばるしかなかったのに。・・・・
それでもクルシはサッカーを疎かにし、なのに歌と彼女にいつまでも固執し、ついにはチームを解雇される。
「そうして、世間から忘れ去られた」
とナレーション。
もう少し、ルドもクルシも賢かったら・・・・と思う。
ああいういろいろな誘惑や引っかけがあっても、ちゃんと回避してきている一流アスリートって、やっぱ頭もいいんだなとつくづく思うけど、でも、妹のトンデモナイ旦那のコネで、田舎でそれなりの居場所を見つけて細々生きているルドとクルシは、落ち着くべき所に落ち着いて、それなりに幸せそうにもみえるし。
こういう類の達観って、ハリウッド映画ではなかなかお目にかかれない感じ。

ガエルがこの作品の出演を決めたのも、そういうモロモロがよくわかってるからだろうなー・・・・と。
なるほど脚本賞獲っただけあって、細部までよくできたストーリーだったし。
このガエルは、二枚目役じゃないせいか、あんまり綺麗じゃなかったけど・・・・・。
さすがに『モーターサイクル・ダイアリーズ』や『バッド・エデュケーション』の頃のような、透明感のある輝く美貌は、薄れつつあるかな。
もう子供もいるしね。


あ、そういえば・・・・・ヒュー・グラント。来日してたんですね。
びっくりするぐらい老けてて、ちょっとショック受けちゃった。ああいうタイプになるんだ・・・・・。
あれだけ美貌で鳴らした人でも、年月って残酷だな。・・・・・
ジョージ・クルーニーはどんどんステキになるタイプだし、ロバート・ダウニー・Jr.もキュートおやじだし、ヒューももう少しがんばってほしかったな。
食わず嫌いに出てたジュード・ロウもだいぶアレだったけど、まだ魅力は保ってる方?
ジェレミー・アイアンズとかダニエル・デイ・ルイスみたいになって欲しいな。

ラテンの岡田

2010-02-06 | 若手俳優さんのはなし
ラテンの岡田と私が勝手に呼んでる(嘘です)、ガエル・ガルシア・ベルナルの新作「ルド&クルシ」が20日から公開されるとのこと。
http://www.cinemacafe.net/news/cgi/present/2010/02/7540/

ヴェネチアで最優秀脚本賞を獲ってるんですね!
楽しみ~。
ダサそーーーー!(笑)
こういう、ダッッサダサな役やっても妙にハマっちゃって、ヘンにかわいかったりするのも、二人の似てるとこかな?


さて、日本の岡田くんの方は、Twitterによると相変わらずSP撮影の真っただ中のようですね。
この前、TVでみかけたら随分シャープになってた。
精神的にも肉体的にもかなりハードな内容の作品になってるのかな?
・・・・それになんか、中吊り噂によると、カノジョと言われてる人が、今は南朋さんと仲良くしてるとか・・・・・。(笑)
いい男を二人を天秤にかけるとは・・・・・うむ・・・・・なかなかいい趣味しちょる。・・・・・
南朋さんふぇろもんはかなり強力だもんね。
なにが嘘か本当かは知りませんが(笑)、みなさんの撮影が順調に進み、良い作品が観れるといいなー、と。
あ、Cyber-shotの新CMは明日からオンエア?
どんな感じに仕上がってるのかしら。

ベルリン国際映画祭

2010-01-20 | 若手俳優さんのはなし
http://www.cinematoday.jp/page/N0021947
山田監督の「おとうと」がクロージング作品に選ばれたそうです。
フォーラム部門では、松田龍平さん出演・SABU監督の「蟹工船」、パノラマ部門では堺雅人さん出演の「ゴールデンスランバー」そして藤原竜也さんの「パレード」等も上映される予定とのこと。
ヨーロッパでは結構、邦画に追い風吹いてる感じ?
その風に耐えられるクオリティの高い作品がどんどん造られるといいですね。
(久しぶりに「マスター&コマンダー」見たら、頭がすっかり帆船モードに・・・・)


それから、
ロバート・ダウニー・Jrがゴールデングローブの主演男優賞を受賞!
おめでとーーーー!!うれしーーー!
・・・・実力は、あるんだよねー・・・・・。今後も良い子にしてがんばってほしいなーー。・・・・
シャーロック・ホームズ」はなんか結構いろんなごたごたも耳に入ってきてたけど、主演男優獲ったところをみるに、上がりはわりかし良かったのかしら?
スコアがこれまたハンス・ジマーなんだよね。
日本公開は3月か。
楽しみー。

がんつ。

2009-10-08 | 若手俳優さんのはなし
まつけんさんの次の映画は「がんつ」。
漫画原作ですね。

漫画に極めてうといワタクシですが、実は知ってます、「がんつ」(威張り!笑)
なぜなら、人が買ってた某週刊誌をたまに横から読んでたから。
でもあの作品はちょっと苦手で、かなり飛ばし斜め見ではあったけど。・・・・
絵はすごく綺麗だなー・・・・・とは思っていたけど、あんまりにも内容が凄惨で。
なんだか見るたびに、最初から最後まで、そういうシーンが延々あって。
ストーリーの根底には真摯なものもあるのかも知れないけど、そういうシーンをガン見する趣味はまったくなくて。

映画化のニュースを読んだ限りでは、年齢制限はつかない作品にするらしいけど、・・・・・できれば私でも観れるような感じでお願いしたいかも。・・・・・
カムイだって、それがあるから観れないんだもの。

ICWRを5回も観といて矛盾したことを言ってるかも知れないけど、なんというのかー・・・・・・。
あの手の猟奇的な表現って、たとえば、人間の狂気とか病的な部分をリアルに表現するために必要、とか言うのであれば別にいいんです。
その人物が、いかにくるっているか、とか、尋常じゃないか、とかいうことの表現のためならば。
でも、ただそのシーンをスリリングにするため、とか、テンション高く派手っぽくみせるため、とか、より刺激的にするためとかいう理由が主だと、やっぱちょっと避けたくなってしまう。
バイオレンスに意味を問うのは、そもそもがおかしいのかも知れないけど、バイオレンスをファンタジーやエンターテイメントとして捉えることがなかなかできない性質だと、どうにも仕方ないのかも。
だからスプラッタとか観たいとは思わない。
原作ファン的にはR付いてもいいから、あの雰囲気は守ってほしいものなのかな・・・・?
まつけんさん、そういうの躊躇しなそうだからなー・・・・・。

しかしまつけんさん、あのかなりふぇてぃっしゅなコスチュームを着るのかしら?
似合う・・・・・・かも知れないけど、どうするんだろう。
水着関係の会社に発注すれば、機能的な感じのものが作れそうだけど。(笑)

公開は2011年の予定。
まだまだ先の話だけど、とりあえず楽しみにしときますー。

UNOのIZM

2009-10-05 | 若手俳優さんのはなし
三浦さんの新ドラマの宣伝も兼ねてるのかな?
UNOの面々がまとめてイズムに登場してました。

4人ともそれぞれ良いキャラしてて結構笑えたーー。
みんなトークもわりといけるんじゃ?
一番如才ないのは、やっぱ一番年上のつまぶきさんかな。
昔、なんかの番組で見かけたときは、あまりそういう場にうまく馴染めないような雰囲気もあったんだけど、今回見てたら、返しもうまいし間のつくり方も完璧だし、話も上手だし、それに他の3人に対するさりげない配慮が感じられて、なんか性格のよさがそこはかとなく・・・・・。(笑)

オグリさんは大河で共演してるのもあるのか、つまぶきさんとは以心伝心ツーカーって感じだし。
やっぱ一緒に呑んで、泣くのね。・・・・・・(笑)
結構古い体質のおとこ?
4人の中では実は一番テレ性な感じかな。
でもその斜め上をいく、超天然エイタさんがいるから、オグリさんの口の重そうな感じがあまり目立たなかったけど。

エイタさんは自由人なんだけど、その物静かな自由っぷりがなんだかおかしくてしょうがない。(笑)
本番中にお腹鳴るし。
ぼんやりしてそうに見えつつちゃんと言いたいことは言う感じ。外柔内剛?
ロンドンの英語とポテト事件といい、靴洗いブラシといい、カマドウマといい、素っぽいところがほんと笑かしてくれて。
私もカマドウマ嫌いーーーーーにがてーーーーー。
あの脚のトゲトゲとかカラーリングとか形状がとにかくだめ。だから気持ちはわかるな。

三浦さんをまともに見たの、これが初めてだったけど、4人の中で1人だけ10代だし、やっぱ末っ子的ポジションになるのか、この人も結構自由な人って感じ。
たしかに、まっくろくろすけはかわいいよね。(笑)
サボテンブラザースも、すごく心惹かれるのはわかる。
でもぜんらでムササビは追わないかな。(笑)

4人に共通してるのは、かわいいものがすき?(笑)
確かに、あのチャリとか並んだサボテンとかかわいいけどさー。
で、英語絡みでガイジンにからかわれてちょっとトラウマになってる?(笑)
あと、女性のちょっとした変化には気付けないけど、気付いたフリをする、と。・・・・・・(笑)
でも、女性はスカートがいい、と。

買い物の癖
ツマブキ:思いついた時に即買っちゃうけど、後で買い直したり・・・・・
オグリ:悩んで悩んで結局買わない
エイタ:(含み笑い)
ミウラ:悩んで買うけど、選ばなかった方のが良かったかもとか思う

嫌いな虫
ツマブキ:セミ
オグリ:ムカデ
エイタ:カマドウマ
ミウラ:カマキリ(怒ったメス)

100本のバラをドライフラワーにする心理テストより、買い物とか虫とかの方が、個々人の性格がよくわかる感じがした。
私はバラは20本だな・・・・・ナルシスト率20%?
ま、普通かな。(笑)

俳優さんはあんまりバラエティは出なくていい、と思うタイプだけど、すごくおもしろかったです。
くりぃむの上田さんの司会、結構好き。

ついったー

2009-09-23 | 若手俳優さんのはなし
■SPでついったー
映画版SPのサイトに、Twitterというページが展開されているんですが・・・・・これって、あんまり日本ではなじみがないウェブツールだと思うけど何だろう・・・・。
刻々と、SPの撮影現場をリアルタイムで報告してくれてる(画像つき)、ブログとチャットを足して2で割ったみたいな感じ。
おもしろい。
すごい臨場感ある。

読んでると、ほんとアクションシーンがてんこもりって感じだなー・・・・・。
爆破とか銃撃戦とかは、私はあまり好きじゃないけど、リアルな格闘をみるのは好きかも。
この前、「トランスポーター」みたら意外とおもしろくてハマってしまった。
ジェイソン・ステイサム?あの人かわいい。(笑)
やっぱ俳優さんがリアルでやってると、ぜんぜん迫力が違うなー・・・・と思った。
元々、スポーツ観戦とかが好きな方だから、身体能力が抜群に優れている人とか、プロの技の切れ味とか見るのは大好きなんだよね。

それにしても岡田くんって今、隣国に居るんじゃなかったっけ・・・・・?
日本と行ったり来たりして撮影してるのかな?たいへんだね。
でも、格闘技の師匠に太鼓判押されちゃってるみたいだし、ますます心技体に磨きがかかってるんだろうねー・・・・・・。
この前、Vシュラン見たら、顔つき・表情がまたかなりシャープになってたし。
ドラマ版でも本格的なアクションシーンが良かったけど、映画版はかなりのスケールアップが望めそうですね。

最近のお台場は、どうも広告宣伝の戦略展開がちょっと・・・・・・と思うことが多いんで、そこが少し気にかかるけど・・・・・。
現場は盛り上がってる雰囲気があるし、作品の質は期待できそうだから、うまく波が起きるといいな。

■月21のTOKYO犬たち予告
あのヘンなサブタイトルなくなったんだ・・・・・良かった。(笑)
予告、見かけましたけど、いまのところはなんともかんとも・・・・・。
水嶋さんが結構、日焼け+ヒゲでヤカラっぽくなってて驚き。オグリさんの方がクール担当なのかな?(笑)
二人とも動けるタイプだから、ダイナミックなシーンが造り出せれば魅力的な作品になる可能性は高いと思うけど。・・・・
主演が若いと、うまく乗せれば右肩上がりになる傾向が強いから、期待しときまふ。

■いいともに森山さん
森山さんがテレフォンゲストだった。
・・・・サブカルな人って感じになってた。(笑)
全然、熱血刑事・加藤啓吾じゃなかった。役者だね。
しかし携帯・テレビのない生活を頑なに守る若人って。・・・・・・タモさんと意気投合?
想像以上にヘンなっぽい人で良い感じ。(笑)
若手実力派俳優ってテロップで紹介されてたけど、そういう認識をされているのね。
舞台と映画が多いみたいだけど、ドラマももっと出て欲しいかも。

■エミー賞主演女優賞
http://www.cinematoday.jp/page/N0019786
ダメージ」でグレン・クローズが2年連続受賞。おめでとうございます。
たしか、ウィリアム・ハートもノミネートされていたと思ったけど、受賞はならずだったのね・・・・・。
やー・・・・・・・相変わらずド迫力っすパティ。
出てくる人みんなどんだけ負けず嫌い?(笑)それこそ宇宙一負けず嫌い決定戦みたい。
誰一人として本当のことなんか言う気もないし。
撃たれたの、パティじゃないんだー・・・・・・・・。
だれーーーーー?!!!

リマスター版(追記)

2009-09-12 | 若手俳優さんのはなし
どうでもいいけどビートルズのリマスター版がほしいーーーーー!!!
でも高ーーーーーーーーーーーーーい!!
たぶん全曲知ってると思う。
ホワイトアルバムがお気に入りだったりする。

はたと思ったんだけど、もしかしてUNOのCMって、このリマスター版発売に伴いビートルズブームが起きるんじゃないかって期待して作られた?
ま、私的には、80年代のモノより、6、70年代の雰囲気の方が好きなんでブーム起こっても別にいいですけど。・・・・・日本の場合、80年代をフィーチャーすると、どうしてもバブル回帰になりがちだから鬱陶しいんだもん。
でもここ10年ぐらい、業界発信の流行ってなかなか起らないよね。
結構、みんな冷めてる。(笑)
てか業界が勢い込めば勢い込むほど足元見えちゃって冷める感じ。(苦笑)
本当に実質が伴わないと、買わなくなってる。それは高品質高級志向とかいうのとも違うんだよね。
もっと合理性とかライフサイクルとかコストパフォーマンスとかも考慮されてる、本質的な感じ。
商品開発にはしっかりお金がかかってる、前向きなものにはちゃんと市場は反応してるんじゃないかと。・・・・

さて、このビートルズ・リマスター版を高いと思うか普通と思うかだけど・・・・。
アナログはアナログの良さがあるのは確かだし、オリジナルのレコード版は、それにしかない味があるのも事実だと思う。
どうしてもビートルズ聴きたきゃ、実家と兄貴の家には、全アルバムのCDがあるから、新たに買わなくても何とかはなるんだよねー・・・・・。
でも、タモさんが。(笑)
昨夜のタモリ倶楽部みたら、なんだかむしょーーーーーにとにかくビートルズを聴きたくなっちゃって。
どうせ聴き直しするんだったら、やっぱリマスター版買って、新しい音の発見してみるの楽しいかも・・・・・!とか妙に盛り上がっちゃっいました。(苦笑)
ほんと久しぶりに、それも高音質でがっつり聴いてみるのいいなー・・・・・・・・。

ビートルズって、アイドルのハシリでもあるよなー・・・・・と思う。
歌ヘタ、演奏ド下手でも、スーパースターになれるっていう形を、初めて成し遂げてしまった人たち。
でも彼らの音楽性の高さは、誰にも否定できないけど。シンガーソングライターでプレイヤーだし。
活動期間は8年だから、結構短いんだよね。濃ーーーーーーーい8年。
ウチの親と兄貴がビートルズ好きだから、子供の頃からさんざんビートルズ関係のドキュメンタリーや映画を見させられた。(笑)
メンバーが亡くなったり、何かあるたびにスペシャル番組が放送されるから。
それこそ世界中のテレビ局が作ったものがあるんだよね。もちろん本国イギリスのが一番多いけど。ラジオのスペシャル番組も、録音までしてたし、ウチのママン。(苦笑)

昔は、ビートルズがなぜ解散しなければならなかったのか、分からなかった。
ずっとビートルズはビートルズで居て欲しかったのに・・・・と思ってたから。
いまだに、ポールのせいだ、いやジョンとヨーコのせいだ、とか世界中でいろいろ言われてますけど。(苦笑)
でも、最近は、なんとなくわかる。
というか、親が、エルヴィス・プレスリー、クィーン、マイケル・ジャクソン、カザルス、カラヤン、ジョン・コルトレーン、エラ・フィッツジェラルド・・・・等々が好きで、その特集番組とかも見させられたせいで、なんかいろんなライフサイクルを、見て来たような気がする。
(つい最近は、井上陽水さんの特集も録画を頼まれたわ・笑)
サッカー選手が、若く輝くルーキーとして現れ、代表に選ばれ、活躍し、成熟し世界でスターになって、ベテランになり、世代交代のひと悶着の後(苦笑)引退していくのも、何人も見てきたし・・・・・。
映画スターも。
物事は流れ移り変わる。生き物である限り、歳を取り変化していくことは止められないし。

でも本物は、形を変えて生き続けるなー・・・・と。
ビートルズも、演奏・歌はうまくなくても、創り出された音楽は普遍。
陽水さんも現役だし。彼の音楽の才能はやっぱ本物。
この前、イチローの特集も見たけど、毎年バッティングフォームを変えてるんですよね。
彼の能力の最大のポイントであるヒットメイキング、そのスキルの根幹の変化を厭わない。
あの年齢になっても、抜本的な改革をできてしまうところが凄い。
絶対に、惰性にならない。一度確立したやり方が、いつまでも通用すると思ってない。
歳を取れば取るほど、慣れ親しんだものを変えるのにはかなりの勇気と視野、柔軟性・順応性が必要だと思うけど、そこに何の躊躇すらも感じないところが彼が本物の本物たる由縁。

先日読んだジョニー・デップの記事でも、「毎回違った映画に出て、違ったキャラクターを演じる。そうやって努力するのが、僕たち役者の使命だよ。」と。

変化することが維持につながる。正直、誰にも、どこにも安泰なんてないんだよなー・・・・・と。
サッカー選手も、常に弛まぬ個々の競争の中に晒されてる。他と比べて能力が落ちれば代表にすら選ばれなくなる。当り前のことなんだよね。自然淘汰ってやつで。
先頭集団に居たければ、先頭にいるための努力は、各人でするよりほか仕方がないかな、と。
当然、前に風除けはないし、孤独で、ヘタすると道もなくても。