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Takの秘密の木

誰にもいえない気持ちは、誰もしらない秘密の木の洞に、こっそり語って蓋をするんだって。@2046

望む人には望まれず

2010-03-23 | ドラマ・映画・舞台の感想
龍馬伝第12回。

史実を考えればしょうがないのかも知れないけど、だんだんと重たくなって参りました・・・・・。
今回はほんと弥太郎に救われたー。(笑)
綺麗なお嫁さん貰って絶好調の弥太郎。
人生山あり谷ありですね。
望む人に望まれた弥太郎は間違いなく天下一の幸せもん。(笑)

武市は、東洋とは心通わせられるものがあるはずだと確信してたけど、実際はむしろ嫌悪の対象。
後藤象二郎は、東洋から信頼される腹心筆頭のつもりが、叔父は赤の他人を買っていた。
龍馬は、東洋の能力はわかっていても、自分の目指すものとは違うと感じてて・・・・。
なにより、龍馬は土佐の空気自体に、違和感を覚え居心地の悪さを感じてる。
望む人には望まれず、望まぬ人に望まれて。
弥太郎だって、プライベートではいいお嫁さんを貰えたけど、仕事の面では望むポジションは得られていないし。・・・・

武市は憐れではあるけれど、仕方ないのかなー・・・・と。
だって東洋の気持ちもわかるもん。(苦笑)
短絡的で生産性のない考えの人には、心底虫唾が走るんでしょ?
目障りな物を排除しさえすればいいというような、浅はかな考え方が好きじゃない。
自分の目に見える範囲だけからそれを消し去ったところで、現況や本質は変えられないし、何も解決はしないということに、思い至らない人は、ね。・・・・

だから実際に脚になんて纏わりつかれでもしたら、あまりの鬱陶しさに反射的に蹴りが出ちゃってもしょうがないというか。(苦笑)
日本が異文化や異人を排除して、自分の目や耳には届かないところに遠ざけたところで、周囲の世界がどんどん変化し、発展していく現実は止められないし、日本がその影響下から逃れることもできない。
空と海は繋がっている、同じ地球上にいる限りは。
そういう視点を、持っているといないとでは状況の読みが違ってくるのは当然で、結果、下す判断も違ってくる。

東洋が欲しいのは、創造力と交渉能力としぶとさがある人なんでしょ?
いかに対面する相手をうまく懐柔し、自分を保ちながらも角をたてず、おいしいところはちゃんと頂いて、着かず離れずの関係を造り上げられるか。
その為には、これまでにはなかった斬新な考え方や切り口、術を編み出さなければならないわけで、先の先を見渡して行動し、状況を的確に読む視野が必要で・・・・・。
これまでの日本では考えもしなかったスタンスを創り出すこと。
無から有を生み出すには、人並み外れた才能が必要。

武市は残念ならがら、そこからはかけ離れた所にいるわけで・・・・。
しかし自己保身が強い人は、人一倍自尊心も強いから、人に対する僻み憎しみも激しい。
大勢の面前で痛罵なんてされた日には、相手を抹殺するまで恨んじゃうんでしょうね。
・・・・・ほんとこわいっす。・・・・
そういう思考回路だからこそ、「条約が不平等だった→相手を抹殺」て発想なんだろうけど。・・・・
交渉相手を感情的に憎んだところでさー・・・・。
まずは、失態の原因は何かを究明をするのが先決じゃないのかな?不平等な条約を結ぶに至ったことには理由があるはず。
交渉人の不手際や無能が原因なのであれば、そこを改める必要があるし、十分に調査検証する。
次に有利な交渉をし、納得のいく締結をするためにはどういう手順が必要なのか、戦術を練る。
情報を収集し相手を知り、戦術を巧みに実行し、結果を再度検証する。
こういう交渉術・政治力って、いまだに日本が不得手とするところのような気がするんだけど・・・・。(苦笑)

しっかし「あいつさえ居なければ・・・・」て考えって、ほんと無意味というか不毛というか。
その"あいつ"が居なくなったところで、同じポジションを自分が貰えるなんて保証、どこにもないのにね。(苦笑)
東洋を排除したところで、武市は藩の執政の座には着けないだろうし、龍馬を抹殺したところで、弥太郎や象二郎は東洋の腹心にはなれない。
むしろますます望むポジションからは遠のくんじゃないかな、と。
それでも盲目的に突っ込んで行ってしまう人間の感情って、なんなんでしょうねー・・・・・と。

松陰の弟子の久坂玄端も、松陰の遺志を正しく継いでいるようには見えなかったし・・・・。(苦笑)
世の中、うまくいかないもんですね。



それから。
私にとって土曜21時のドラマといえば、大森南朋さんも出演されてた『ハゲタカ』以来、NHKが定番ですが、7月の土曜ドラマは小池徹平さん主演の『鉄の骨』に決まったそうです。
どこかで、『ハゲタカ』以来、メジャーな俳優さんがNHKドラマの仕事を受けてくれるようになったという記事を読んだ覚えがありますが、この『鉄の骨』も意外なキャスティングでなかなかおもしろそうですね。

3月24日が「外事警察の再放送スペシャル」、
4月が江口さんの「チェイス」、
7月が小池さんの「鉄の骨」、
8月が藤原さんの「チャンス」
という放送予定かな?
NHKはスケジュールの進行が早過ぎて、ヘタすると1年も前に撮り終えてたりするから、逆にわかりにくいかも。(苦笑)

和製トミー・リー・ジョーンズ?

2010-03-15 | ドラマ・映画・舞台の感想
龍馬伝第11回。

やっばい。
泯さん東洋かっこいい・・・・・!!
お年は召しているけどやっぱ顔立ちは立派だし、舞踏家なだけあって立ち姿は綺麗だし。
南朋さん福山さん香川さんより、かっこいいと思ってしまった・・・・・。
じじ専の血が燃えたぎるね。(笑)
でもなんかこの感じ、この立ち位置、どっかで見た覚えがあるんだよなー・・・・と思ってたら、たぶんトミー・リー・ジョーンズだわ。
『逃亡者』とか『依頼人』とかのトミー・リー・ジョーンズ。
悪役なのか正義なのか、線引き微妙なキーパーソンで、一癖も二癖もあって。
トミー・リーの方が俳優としてのキャリアが長いだけ演技力は勝ってると思うけど、泯さんの存在感は引けを取らないと思う。
今後も、和製トミー・リー・ジョーンズ的ポジションで映像作品にキャスティングされそうかも?(笑)

内容的には。
「土佐を攘夷一色で染めなければならん。」か。・・・・・
武市さん、それを"粛清"というのです。・・・・という感じだけど。・・・・
「東洋や上士が、このままで済ますわけがない。下士を潰そうとするに決まってる。」
この手の人って、なんでそう仮想敵を作らずにいられないんでしょうかねー・・・・・。
東洋の真意はわからないし、上士だって、そこまで下士を敵視してはいないというか。
いざ国に大事が起こった場合には、土佐藩士として参画する武士の数は、多い方がいいわけで。
その際は、上士か下士かは関係なくなるから、上士だって下士の数をできれば減らしたくはない。
当然、下士を殲滅しようなどとは考えないだろうし、そもそも、そこまで藩内の揉め事だけに関わってる場合でも、下士だけ相手にしてる場合でもない。
確かに諸手を挙げて味方というわけにはいかないけど、それを勝手に敵だと決めつけて、勝手に不安に駆られて徒党を組んで、攻撃をしてしまうというのは。・・・・
100%の味方ではない=敵、考えの違う人の存在を認めようとしない。
ファンダメンタリズム・・・・・というのかしら。

武市という人物の描かれ方として、このドラマでの造詣には異論反論がある人はいるだろうけど、脚本家が、武市のような人の言動で、何を表現したかったかは分かる気はする。
他藩では着々と進んでいるように見える攘夷の気運に、土佐が遅れを取るわけにはいかないという武市の焦りもわかるし、長い間、理不尽に上士に抑圧され、積もり積もった下士の鬱積はいつかは爆発するというのは目に見えていたことだけど。
『インビクタス』という映画にも、似たような状況は描かれていたけれど、極端から極端へと動けば必ず歪みが起こるから、その揺り戻しをいかにうまく昇華させ収めるか、というところに知恵を絞るべきでしょうか。
東洋や龍馬は、それを考えられる人だ、ということなんでしょう。

龍馬は土佐勤王党に加わらざるを得ないのかな?
北辰一刀流免許皆伝なだけに、腕を買われて、巻き込まれたくなくても巻き込まれる運命、か。・・・・・

初ホームズ(追記)

2010-03-13 | ドラマ・映画・舞台の感想
先日の、
「食わず嫌いに出てたジュード・ロウもだいぶアレだったけど、まだ魅力は保ってる方?」
という書き込みに関し、お詫びして訂正いたします。
ごめんなさい、ジュード・ロウ。
かつては端正な美男の代名詞のような人だったけど、年月って容赦ない・・・・とか思ってしまっててごめんなさい。
やっぱ美男にはある程度の毛量って大事かも、とか思ってしまっててごめんなさい。
『シャーロック・ホームズ』のジュード、とてもかっこよかったっす・・・・!
ワトソン・ジュード超好きかも!
今まで観た中で、私的には一番好きなジュードでした!

まさに原作通りのワトソン像だと思う。
ハンサムで、女性にモテて。脚負傷した退役軍人で。
「ドクター」って呼ばれてるくせに武闘派で。
性格良くて、あったかくて明るくて、偏屈変人のホームズが好き。

これまでのジュードって、やっぱ正統派美男役が多くて、なんとなく腺病質だったり、ちょっと狡猾そうだったり、弱さや繊細さを前面に出したような役柄が多かった気がするけど、このワトソンは、ほがらかで行動的で腕っ節が強くて、男っぷりよくてほんとに素敵。
それが似合っててまったく違和感覚えさせないし。
ドクターらしい知性も感じるし。
プロの俳優って、やっぱすごいんだなー・・・・と。

そんなワトソンだから、ホームズは甘えちゃうんだよねー・・・・。(笑)
ロバート・ダウニー・Jr.は相変わらず、しょーもなくてでもどうしょーもなく魅力的な男がうま過ぎる。(笑)
私はロバートファンなんで、このホームズも大好きです。
見た目の造詣は原作通りではないけれど、性格言動はホームズそのものだと思う。
監督のガイ・リッチーはイギリス人なだけあって、"ホームズもの"として絶対に外してほしくないところは、しっかりがっつり描いてくれてて間違いないし。
あのヴィクトリア朝時代独特の雰囲気とかが、実はすごく大事なんだよねー・・・・・。
"グラナダ"っぽくていい!(笑)

金髪碧眼のいい人ホームズとか、四六時中チェック柄のインバネスに鹿撃ち帽とか、柄の曲がったパイプとか、原作にそんな描写、ないから。(苦笑)
日本人でも、原作からかけ離れたようなホームズ像を抱いてる人、かなり多いみたいだけど。・・・・・
かささぎみたいで黒髪で、ジャンキーで拳闘家でエキセントリックな英国紳士。
それがホームズなんだよね。

私の初ホームズは、いきなりの原作和訳の文庫本(もちろん挿絵なし)。
で、次がNHKが放送したグラナダTV製のジェレミー・ブレット・ホームズだったから、そもそもからあんまり原作から離れたようなイメージは、持ってないみたいで。
シャーロキアンにとって、グラナダ製ホームズはすごく高評価らしいから、理想的なホームズ出発点だったかも。(笑)

今回のロバート・ホームズには、正直、多少不安もあったけど、私的には満足な作品でした。
がんばってイギリス英語喋ってたし、バリツもこなし、エキセントリックな天才人物造詣はお手の物。
それにフランス語がせくしーだった。(笑)
なんでだろう・・・・・ラッセルのフランス語もそうだけど、なんか英語圏の人が話すフランス語って妙に色っぽく聞こえるんだよね。

ハンス・ジマーのスコアは相変わらず扇情的だし。
あざといと思いながらも、気持ちが高揚させられてしまうことは否定できない。
『ダヴィンチ・コード』のChevaliers de Sangrealとかも、何度聴いても気持ちが昂ぶってしまうんだよねー・・・・・。
やっぱすき。


王様のブランチのインタビューでジュードが言ってたデビュー作って、グラナダ版ホームズじゃないかしら・・・・!?
手元にDVDがないから確かめられないけど、「フィルムで撮ったテレビドラマ」「女装させられた少年役」「最後に鬘をはぎ取られる」って、そんなシーンあったし、当てはまるような。
思い出してみると、あの少年の顔、ジュードだったような気がする・・・・!(笑)
動画サイトで探せばあるかな・・・・?
それから、ロバートと二人でのインタビュー、最高だった。
しょーもなくてかわいい二人。
監督もかわいかった。(笑)

ごちゃまぜ雑感

2010-03-11 | ドラマ・映画・舞台の感想
龍馬伝第11回。
・・・・・・なんか乗れなかったー・・・・・。
醒めた気持ちでみるラブストーリーほど、虚しいものはないね。
ドラマ本編より、スペシャル番組の『龍馬をめぐる女たち』?の方が、私にはよっぽどおもしろかったな。
広末さんや貫地谷さん、真木さんら女優さんが語る、加尾や佐那やお龍の気持ち・解釈は、とても興味深くて共感できたから、ドラマの方でそれがどう表現されているのかすごく楽しみにしてたのに、なんかちょっと肩すかしだった。
そうなってくると、やっぱそれは演出の腕ということになってしまうんではないかと思うのだけど・・・・。
広末さんの、「当時の、何かと制約が多かった女性は自由な言動が取れなくて、そんな加尾にとって、龍馬の考えや行動には共感できるものがあったんじゃないか。彼に、加尾は自分の気持ちや夢を託していた、自分の代弁者のような気持ちもあったんじゃないか。だから惹かれたのでは?」というような発言は、すごくおもしろかったのに。
ドラマの画面上では、加尾のそういう気持ちはあまり表現されてなかったような。・・・・
真木さんが、お龍と同じ新婚登山を自ら経験してみたのも素敵だった。
あれをやるとやらないとでは、お龍という人に対する理解の深さが格段に違ってくると思う。
真木さんの言葉を聞いていてても、彼女が演じるお龍には期待ができそうだと思ったけれど、でも演出がそれをうまく映像に乗せてくれないと、視聴者にまでは届かないっつーか。・・・・・
製作側、もう少し、がんばってほしいかも。


アカデミー賞。
『ハートロッカー』は観ていないのでなんともいえないけど・・・・・『アバター』が『タイタニック』化しなくてよかった、と、私は思っています。
サンドラ・ブロックは、ラジー賞とのダブル受賞?
おもしろい。
ジョージ・クルーニーは、俳優としてではなく製作側で受賞すればいいんじゃないかな?
私は、作品としては、彼の出演作よりもプロデュース作の方が好きです。


町中みんなで大合唱!
NHKで放送してるイギリス製のドキュメンタリー番組なんですが、この合唱男ギャレス・マローンシリーズ、大好きなんですよー。(笑)
もちろん、リアル『天使にラブソングを』とかリアル『リトル・ダンサー』みたいな内容もすごく良いんですが、なによりも、合唱指導をするギャレスのキャラがいい!
一見、そっち系にも見える若々しい外見の優男なんだけど、鉄の意志の持ち主というか。・・・・
音楽に対する絶対の愛と信頼。
彼は、音楽の力を絶対的に信じていて、それがみんなに伝わるというか。・・・・・
それに、そういう情熱や感情論だけではなく、周到に組まれた指導プログラムにいつも感心させられる。
ギャレス一人で考えたものなのか、テレビ番組のクルーやブレーンがいるのか、その辺りはよく知りませんが、目標の設定の仕方、それを指し示すタイミング、さまざまなタイプの人をその気にさせる鼓舞の仕方、その狙いと手段、絶妙というか高度というか。見事。
絶対にスパルタ方式にしたり練習漬けにしたりしない、切り上げのうまさには唸るしかない。
合唱の参加者がどんどんその気になって、もう少し練習したいと思っているところで、すっぱり「今日はここまで。また来週。」と言うんですよ。(笑)
やりたいと思ってるところで、敢えてそこを抑えて次へのモチベーションにつなげるタイミングの心にくさには感心至極と言うより他ない。
人々がだんだんと、自分に自信とプライドを持ち始め、キラキラと輝き出す様子にはいつも感動させられる。
人間という生き物のかわいさ、愛おしさ、ギャレスは音楽と人々をこよなく愛してる人だなー・・・・と思う。
次回も楽しみです。


あ、あと。
遊川さんの脚本、やっぱ好きだなー・・・・・。
ほとんど外れなしのような気がする。『リミット』再放送しないかなー・・・・。


あ!それからもう一個。
北野武監督、仏芸術文化勲章最高章コマンドール受章、おめでとうございます。
しかしほんとフランス人って、北野映画が好きだよねー・・・・・。
新作『アウトレイジ』、観に行く予定ですが、今回は超メジャーな俳優さんばっかり使ってるんですよね。オールスター状態。(出資者の関係だっけ?・苦笑)
メジャー俳優だらけの北野やくざ映画って、ちょっと想像できないけどどういう雰囲気になってるんだろ?

無所属。

2010-03-01 | ドラマ・映画・舞台の感想
龍馬伝第9話。

今回見てて思ったのは、龍馬って、まだどこにも属してないんだなー・・・・と。
どこの組織にも、誰の配下にもいない。明確な同志や仲間もいない。
まあ、土佐藩士で江戸での後見は千葉道場ってことになるんだろうけど、武市と比べると、他の土佐の連中との繋がりもそれほど濃くはないし、もちろん武市一派ではないし、千葉道場内にも土佐絡みの人はほぼ皆無っぽい。
だからこそ、外部の人間として、山本琢磨に救いの手を差し伸べることができたというか・・・・。
しがらみなしの自分の判断で、自由な行動が取れる。
武市ともっと身近な所にいたら、あそこまでに真っ向から反するような行動はとれないと思うんだよね
一緒にいる限りは、妥協という名の同調をせざろうを得ない場面も増える。組織は規律が重視されるし。
近場でモロに対立したら、ただでは済まない。
龍馬は、他とは一人違った千葉の門弟という立場だからこそ、できたことというか・・・・。
でも、武市の意図を無視し、彼の顔に泥を塗ったという事実には変わりはなくて。
道義を貫くために、武市の立場・自尊心を切り捨てた。
武市自身、龍馬のその判断に理があることは認めるにやぶさかでなく、批判する気もないけど、すべてを許すにはあまりにも自分が受けたダメージが大きすぎたよね。・・・・・
猛スピードで走り抜けようとしているところで、唐突に片輪外されたようなもんでしょ?
お互いに、人間として嫌いではなくても、どうしようもないところまで食い違ってしまったことは、お互い分かってるというか。・・・・
悲しいけど、どうしようもないんだなー・・・・と。

龍馬は、佐那と結婚すれば、千葉道場に完全に連なることになるけど、それも避けようとしてる。
加尾の存在ももちろんあるだろうけど、まだどこにも属したくないんだろうね・・・・。
琢磨に言った「お前の居場所は必ずある!」というセリフは、自分に対しても言ってるのかな。

武市は攘夷、弥太郎は商売という天啓を受けた。
龍馬は何を見るんだろう。

わしは天才じゃき

2010-02-22 | ドラマ・映画・舞台の感想
龍馬伝第8話。

田中さんの東洋、いいっすねー・・・・・・。
"天才なオレ"は、弥太郎の専売特許だったのに、お株を獲られた上に遥かに上手の年季の入った傲慢さに出会ってぐうの音も出ない二人。
仁徳者で清廉有能な上司に直訴して現状を変えるつもりが、実際に話してみたらとんでもない人だった衝撃。(笑)
結構、現実でもよくあることかと。・・・・・
権力に近いところでそれなりの禄を食んでる人は、一筋縄じゃいかないよねそりゃ。悲しいかなそれが現実。
「おぬしに何ができる
何の力もない者は、黙っちょるしか仕方がないがじゃ」
物申したかったら、物申せるだけのポジションを自分で獲得しろ、と。・・・・・
物凄い容赦なく、がつんと頭叩かれた感じ。非道なぐらい。
そういえば、武市もこれやられたせいで、夢とプライドずたずたになって立ち直れなかったんだっけ。(苦笑)

そういう様々な人たちや出来事と遭遇して、自分の想像を超える現実を知るたびに、少しづつ成長する龍馬?
父親が亡くなり、幼馴染の一人は実の親に足を引っ張られてて、他の一人は危険な思想を抱くようになっててまるで別人、仄かな恋仲になってはいるものの結婚で縛られるには早すぎて、属する組織は賄賂は当然、理不尽な上下関係を強いられる究極の専制。
優秀そうな上役は、下の人間に温かい手を差し伸べてくれるような優しい人じゃなかった。
ま、オトナには、いろいろあるよね、いつの世も。(笑)

福山龍馬もここへ来て、付け届けの話を聞いて、「それはちっくとむごい話じゃのう・・・・」と呟いた時の顔つきとか、そのネタを東洋に告げ口しようと弥太郎に提案したところなんて、結構、不敵な雰囲気が徐々に出てきた感じ。
龍馬が交渉の策らしき策をろうしたのは、これが初めてじゃない?
奉行所前での弥太郎とのやり取りの時も、なんとなくやさぐれ風情があったような・・・・。
なんだかんだいって、弥太郎の落書きを眺めているだけで加担しなかったのも賢明だよね。
結構抜け目ないというか。(笑)
弥太郎のおやじさんにそれを指摘されてんのもおもしろい。

香川さんは、今回、激昂してる場面で怒鳴り散らしてばっかりで、ちょっと一本調子な感じ。
福山さんの直訴も、もう少し声に工夫が欲しかった気がしないでもないかな・・・・。
それでも一応息子はかわいい蟹江さんのおやじさんと、それでもおやじさんを愛してる香川さんの弥太郎は、微笑ましかったけど。

今回はとにかく、田中さんの東洋の怪演につきるかしら。(笑)

おまさんと呼んでくれぃ

2010-02-15 | ドラマ・映画・舞台の感想
龍馬伝第7回。

わはははははは。
おもしろいよ、香川さん!
もう大げさとかやり過ぎ演技とか、ふざけ過ぎとか、超越しちゃったわ。
だって、香川さんの弥太郎と谷原さんの桂は、おもしろパートを一手に引きうけてるってことなんでしょ?(笑)
彼らは悲喜劇という前提で演出されてるんだろうから、今さらそれをどうのこうの言っても意味ないわ。
二人が出てきたら、今のところは、笑う準備をしときます。(笑)
加尾が思わず、土下座して謝っちゃうほどキモ怖い弥太郎のプロポーズ。
ギャグシーンらしいギャグシーンで、ちゃんと笑えましたよ。

で、相対して怖い武市。
ヘンに凝り固まっちゃって怖いー・・・・・。保守的も過ぎると、他を排除粛清するんだよね。
自分を守ろうとするあまり、他者を攻撃してしまう。・・・・今でもよくあることですね。
しかも、現実よりも自分のプライドを優先させる人は手の施しようがない。
鷲津さんは外資のファンドマネージャーなのに、幕末ではこってこての攘夷派だなんて。(笑)
でもなんか哀しいわー・・・・・・哀しい人だわー・・・・・。

龍馬のおやじさんはマルクス・アウレリウスのテーマ?(苦笑)
この曲の8:40ぐらいからの部分にそっくりだよね。
龍馬は、お母さんを早く亡くしてるってこと以外は、すごく恵まれた家庭環境だった、だから、性格のいい大らかな明るい人になった、というのは嫌いじゃないな。
おやじさんをはじめ、家族に充分に愛されて育ったから、萎縮してない、猜疑心もあまりない、ほがらかな人になったのね。
砂浜でのシーンでは、児玉さんから福山さんへの、本物の愛情を感じたよ。
本を読み、剣の腕を磨き、己の命を使いきれ、という言葉も真に迫って心に響いた。

龍馬の、黒船を見て「仕組みが知りたかった。自分で造ってみようと思った。」というセリフも好きだな。
そういう思考パターンは、すごく共感できるというか・・・・。
龍馬って、たぶんそういうタイプの人だろうな、と思うから。

弥太郎・武市・龍馬の3人の言い合いは、当時の人々のスタンス3タイプを象徴的に表現するシーンなんだろうね。
わかりやすくて、いいんじゃないでしょうか。シンプルな構図にまとめるのは、簡単そうにみえて意外に高度で難しい。
考え方や価値観、希望、信念がそれぞれ違う人たちが一堂に会せば、当然、、ああいう喧喧囂囂の衝突、論争になる。
・・・・や、そんな理想的なことは、なかなか起こらないのが現実だと思うけど。・・・・
現代なら国会という場所でそういうことは起こるべきなんだろうけど、国会と言う仕組みは、今うまく機能しているとは言い難いよね。

リリーさんの河田小龍も結構いいかも。
飄々としてて、横山大観の無我の童子みたいな風体で、たくさんの猫の鳴き声とともに現れる。(笑)
多才で時代の空気を読むに敏で、龍馬の言葉にも鋭く反応する。
いいですね。


全体としては・・・・・なんか薄味の少年漫画って印象でどうも座りがわるいんだけどー・・・・でもどっかがちょこっと心にひっかかるようなー・・・・・。
すごく福田さんらしい味わいの脚本って感じで・・・・。
一年間の長丁場になると、これぐらいがちょうどいいのかな。

心の安全装置

2010-02-10 | ドラマ・映画・舞台の感想
先日、NHKスペシャルで『ミラクルボディー』という番組をやっていたんですが・・・・。
取り上げられていたのは、ダウンヒルの王者アクセル・スヴィンダル選手。
「限界を少しでも越えようとするなら、心の安全装置を少し外さなくてはならない。でなければ、勝つことはできない。」
と言っていて、スピードにめっぽう弱い私は、
「んなもん、外せるかーー!」と。(笑)
むき出しの我が身一つで、プロテクターもなしに、時速160キロだよ?
ターンでは、体重の3.5倍?だかのGがかかる。
ジャンプは時に70メートル近い距離を飛ぶとか。
ほんのわずかのバランスの狂い、ほんのわずかの体勢の乱れ、ほんのわずかの緩み、逡巡が、すべての破滅や崩壊へと直結する。
そんなことにならないために、人間には予めのいろんな安全装置が付いてるわけで・・・・。
速過ぎる、とか、重すぎる、とか、遠すぎる、とか、時には、痛すぎる、とか。
その全てを実感している上で、敢えて安全装置を外すなんてほんと尋常じゃない。
その上、彼はジャンプで失敗して、一度大事故を起こしてる。
そのトラウマを抱えながら、それでも安全装置を外すことができるのは、並大抵の努力・精神力じゃない。
1分間にまばたきを一度しかせず、目から入ってくる情報をすべて克明に把握することで自分の心と身体を完璧にコントロールする・・・・そんな脳の機能までも発達させるほどのダウンヒルへの情熱。
それには「狂気」も必要と、自分でも言ってましたが。・・・・
恐怖に打ち克たなければ、勝ちはない、と。

しかし、世界最高峰にいる人の境地って・・・・・どんなジャンルにしても似通ってるなー・・・・と。
『インビクタス』という映画の中の、マンデラ大統領のセリフで、
「I'm the master of my fate. I'm the captain of my soul.」
というのがあったけど、これも、一種、究極の自己制御能力のことを表現してるような気がしないでもなかった。
30年間も監獄に幽閉されてもなお、狂気に至らず、恨みや憎しみに呑まれることもなく。
極限状態におかれても、心を乱すことはなく、肉体を健全に維持し、限界点を越えてみせる。
確かに、自分の心と自分の身体をコントロールできるのは誰でもない、自分自身なのは当然なんだけど。・・・・・
自分の運命や、自分の魂は、自分自身が握ってる。
人や状況のせいじゃない、すべては自分次第だ、と。・・・・・

番組中では、極限状態を越えることで、脳はより強化されると紹介されていました。
スヴィンダルいわく、「すべてを把握しているという感覚が得られれば、最速のスピードが得られる」そうです。

すごいなー・・・・・・頂点にいる人しか得られない境地。
やっぱカッコいいなー・・・・・。好きなんだよなー・・・・超一流のアスリート。
まぁー・・・・、何の準備もなく、基本もできてなく何も把握していない凡人が、闇雲に安全装置を外したところで、それはただの自滅でしかないと思うけど。(苦笑)
私もできる限り、がんばるぞ、と。



Invictus by William Ernest Henley

Out of the night that covers me,
Black as the pit from pole to pole,
I thank whatever gods may be
For my unconquerable soul.
In the fell clutch of circumstance
I have not winced nor cried aloud.
Under the bludgeonings of chance
My head is bloody, but unbowed.
Beyond this place of wrath and tears
Looms but the Horror of the shade,
And yet the menace of the years
Finds and shall find me unafraid.
It matters not how strait the gate,
How charged with punishments the scroll,
I am the master of my fate:
I am the captain of my soul.

なんだよ・・・

2010-02-08 | ドラマ・映画・舞台の感想
龍馬伝第6話。

なんだよ・・・・・松陰に会ったら開口一番で、
「私も黒船に、共に連れて行ってください!」
て頼むのかと思ってたよ。
だって桂に纏わりついて、無理にでも引き合わせてもらったのは、その為じゃなかったの?
なのに一緒になって連座して、最初に出た一言は、
「お引き留めに参りましたーーーーー!」
って。
・・・・・えっ!?・・・・ていう。(苦笑)
道場飛び出したり、刀を捨てようとしたのなら、そんぐらいの覚悟や、異文化や先進技術への強い思い入れや興味が、あってのことじゃなかったの?
まさか、黒船にいざ乗り込もうとする人の裾を引いて留めるとはね・・・・・逆にびっくりしたわ。
てっきり、龍馬は桂から松陰の決意を聞いた時点で、「実は俺も乗りたいと思ってたんだよ!」て、ぴぴぴーーんと来たもんだと思ってたのに。(苦笑)

そのくせ、松陰の熱さや決意を目近にしたら、また俄かに「連れてってください―!」て。・・・・・
まあ・・・・その甘ちゃんな考えや半端な覚悟を松陰には見抜かれてて、随行は許されなかったけど。・・・・
誰かの後にくっついて行きさえすれば何とかなる、とかいう程度のスタンスじゃ、そりゃダメでしょ。
我一人でも行かん、ぐらいの信念がないと。
松陰に拒絶されることによって、自分の考えや気持ちが、いかにまだ浅はかで単純かっていうのに気付かされて、良かったねといえばそうなんだろうけどーー・・・・。・・・・・
腹がまったく座ってなかったっていうのがね。
この福田版龍馬って、武市や弥太郎と比べて、ほんと呑気な末っ子ボンボン気質っていう設定なんですね。
実際、20そこそこぐらいって、そんなものだとは思いますけど・・・・・。

しかし生瀬さんの松陰さん、今にも「Don't think, .....feel!」って言いだしそうだった。(笑)
でなければ、「Let your soul be your pilot.」とか「I'm the captain of my soul.」とか。
PilotやCaptainになるためには、それなりの修練や経験は当然必要なんだけどね。
まだまだ、そんな段階ではないと。
ようやっと士官候補生ぐらい?自分で航路を決められるような立場じゃないわけね。
龍馬の心の羅針盤は、まだ定まってない、と。

先が長いなー・・・・・。



劇場以来で見た、ブラピのアキレス。
誰にも手なずけられない金色のライオンみたい。ずば抜け過ぎてて孤独で、美しくて。
その誰にも心を許さない、懐かなさ加減が、またそそるね。

People should know when they're conquered.

2010-02-01 | ドラマ・映画・舞台の感想
龍馬伝第5話。

People should know when they're conquered.
これは「グラディエーター」の中で、ローマ軍がゲルマン族を制圧する直前に言ったセリフ。

自分が今歩いている道が、先がないと知ってしまった時。
「知って」というのに語弊があるのなら、「分かって」しまった時かな?
でなければ、先が「見えて」しまった時?

知ってしまった人は、どう動くべきなのか。
これ、会社とかの組織でも、よくある話なんじゃないかなー・・・・・と。
龍馬のような国や、企業という大規模の場合もあれば、プロジェクトのような小規模の場合もあって。
今の路線では立ち行かないのが目に見えてしまった、では、どうすべきか。
すっぱり止める勇気、一度すべてを捨てる勇気、新たな道を探すもしくは拓く決断をするって、実のところ、できる人の方が少ないんだよね。
「今はもうその決断が必要」という自覚が持てるところまで来てる人ならまだ良い方で、先を見ない人や見えない人にとっては、そんな選択を迫られてる現状すら認められず、その圧力を疎ましく思ってしまう人も多い。
いわゆる"上の人間"って、耳心地のいいことを言う人が好きなんだよね。
「このままで大丈夫です」「絶好調です」「何もする必要はありません。静観しましょう。」って。・・・・
そういう人のことを、ポジティブで前向きな人とか呼んだりする。(苦笑)
戦時下の日本なんてまさにそれ。
「連戦連勝」「神風が吹く」って言ってたわけで・・・・。下手にリアルなことを口にでもすれば、非国民扱い。
でも現実は、ね。

龍馬は黒船の実物を目の当たりにして、現実を知ってしまったんだよね。
これまでのやり方では到底敵わない。このままでは吹き飛ばされてしまう。
その動かしがたい事実と実感。
今の道では先がない、でも他の道も見当たらない。でも今の道を今までのようにただ歩んで行くには、現実を知ってしまったからには、黙っていることもできない。
同じ実感を共有できるのは、桂一人で、その桂の反応、憔悴しきって狂乱の態とまでいえる様子には、自分が抱いた危機感・恐怖はただの妄想や一人よがりの悲観論ではないと一層自覚してしまう。・・・・
龍馬の抱いた恐怖、狼狽ぶり、だけど身の周りの人からは共感を得られず、しかしその不安から少しでも逃れようとするように、闇雲に道場から飛び出してしまうのは、彼の若さも表わして、うまい展開だよなー・・・・と。
龍馬は、泣こうが後悔しようが、もう新しい道を拓くしか残されてないんだよね。
誰も思いつかなかったような、まったく新しい発想を持って前に進むしか、やりようがない。
あの時代に、坂本龍馬に託されたものは何だったのか、なぜ龍馬がやらねばならなかったのか、また龍馬がやろうとしたことは何だったのか、なんとなくその屋台骨が浮かび上がってきたような感じして、なかなかおもしろくなってきました。
この福田版龍馬は、巻き込まれ型の主人公なのかな?
まだまだ線は細いけど、その内、雲を突いて飛翔する龍になるんでしょう、たぶん。(笑)
楽しみです。

それにしても、黒船って、3本マスト横帆のシップかバーク型で蒸気機関付きの帆船だったのね。・・・・
20~40門ぐらい大砲積んでるのは当然だけど、あの頃の日本の船には、そんな大砲を搭載したような戦艦はなかったのか・・・・・。
そりゃ、龍馬が驚いて勝ち目がないと思うのはしょうがないよね・・・・。

あ、あと。
兄ちゃんの好物のきんつば、龍馬に全部あげちゃう佐那に普通に笑ってしまった。
加尾にマンツーマンの弥太郎もかわゆし。
それから「ハゲタカ」のレンズ磨き職人さんが、特異な存在感を放ってらしたわ。

こましな視線

2010-01-25 | ドラマ・映画・舞台の感想
龍馬伝第4話。

この鬼小町のエピソードって、後々重要になってくるのかなー・・・・・?
ただ女性視聴者に媚売ってるだけのエピソードなら、あんまり必要性感じなかったかも、私には。(苦笑)
鬼小町がこれからどう龍馬と絡んでくるのか、一応、期待しときますけど。・・・・

しかし、福山さんが女性にもてると言われる所以が、なんかわかった気がした回でもありました。(笑)
なんだかやたらと事前に宣伝してた、細まっちょな二の腕や腹筋もなかなかでしたが、あの目つきですよ。佐那とのシーンの、あの一瞬の目つき。
まだ龍馬は若造の年齢のはずだし、どっちかというと天然ボケで青い生真面目っぽい人物造詣なのかなー・・・・と思わせるシーンが続いてたから、能天気でたわいもない青年のままで行くのかと思っていたら。
ほんとに一瞬ですけど、佐那役の貫地谷さんの目を覗きこむあの感じ。
あの一瞥で女性に何を伝えられるかって、よくわかってる人の目つきでしょ?あれ。(笑)
ある意味、ちょっと福山さんの素が出ちゃったのかな?とも思いました。
今まで興味を持って福山さんって見たことなかったけど、なるほどこういう人なのねー・・・・と。

香川さんの弥太郎は相変わらずかわいかったです。(笑)
ああいう、しょーーーもなくてガツガツした人物を、惨めったらしくなくかわいく演じられる俳優さんってなかなか居ない気がする。
例え脚本自体がそういう人物設定であったとしても、演技を通して視聴者に実際にそう思わせるのは、意外に難しかったりするんじゃないかと。
僻みっぽくて、嫉妬深くて、野心ばっかりだけど、どこか人間としての可愛らしさがある。
ほんと上手な人です、香川さんって。

武市は弥太郎と立場は近いけど、逆に重苦しい押し殺した嫉妬が暗い翳りをもたらしていいですね。
大森さんの持つ、独特の色気が際立ってきていいんじゃないでしょうか?

あ、あと、映像的には今回はやたらと逆光を多用してて、少々目が疲れましたが、夜の屋台の立ち食い蕎麦屋(?)のシーンが良かったな。
JINも江戸の町の雰囲気をよく伝えてるなー・・・・と思ったけど、何気ない周囲の風物の作り込みが、リアリティがあって好きです。

3回目。。。

2010-01-18 | ドラマ・映画・舞台の感想
龍馬伝第3話。

・・・・・うー・・・・・・ん。
なんか今一、毎回盛り上がりに欠けるのはなんでだろ?
先が長い話だから、徐々にペースアップしていくのかも知れないけど、なんかもう一つ、「来週が楽しみ!」て気分になりきれない。
なんとなく薄味というか、細切れというか。・・・・・
それにやっぱ、音楽がハンス・ジマーに似すぎてると思うし。それが気になってしょうがない。
前回は「羊たちの沈黙」?と思うフレーズもあったし、今回は武市のシーンの歪んだギターの音・・・・どっかで聴いたことあるような・・・・・ニール・ヤングかなー・・・・・。

まだ3回目、というべきなのか、もう3回目、というべきなのか。・・・・・

一応、喧嘩のシーンと関所のシーンが、盛り上がりどころなんだろうけど。・・・・
福山さんは、ちょっと声が細いのが物足りないところかな。
やっぱ声って、すごく大事な気がする。説得力が出るんだよね。
張るべきところで張りきれていないような・・・・もっと声量がほしいかも。
前回、屈強なお百姓さんたちと渡り合ったんだから、もう少し胆力が付いた感じがしてもいいかも。

宿場のシーンとか、船のシーンとか、相変わらず映像はすごく凝って造り込んでて綺麗だなー・・・・と思うけど。

まあ、あんまりあざとく盛り上がりシーンとか毎回入れてくるのも品がない感じになるんで、加減は難しいところだとは思いますが。

統率力

2010-01-13 | ドラマ・映画・舞台の感想
龍馬伝2回目。

私は映画も映像の美意識が強い監督の作品が好きなので、凝った美しい画づくりは嫌いじゃないです。
冒頭の、坂本家会議での、隣の部屋から庭まで見える奥行きのある画は好きだし、龍馬の部屋の、行燈の明かりが床に落ちて模様に見えるシーンも好き。
窓から吹きこんでくる枯れ葉の感じも。
柱越しにみえる武市の横顔も監督の愛を感じる。(笑)
日焼けした頬と鼻先のメイクは、たぶん、当時の土佐の人たちはこんな感じだったんだろうなー・・・・とリアリティ感じるし。女優さんたちは嫌がりもせずによくやってるな、と。
児玉さんは、お年を召されても、整った顔立ちをしてるなー・・・・・なんて思ったり。
でも、芸人さんのどアップはいらないかも。(苦笑)
凝るのはいいけど、くどいのはやだな、と。

ストーリーとしては。
統率力って、実力も実績もない人には、生まれないもんなんだよなー・・・・・と。
たとえそれが"龍馬"であっても。それを地味にシビアにリアルに描く福田氏。・・・・らしいな、と。(笑)
またそれを衒いもなく、色を付けることもなく、まんま演じてる福山さんには好感を抱きました。
経験も知識も才覚もない若造に、人はそう簡単についてきてはくれないよねー・・・・そりゃ。
お酒飲んで賑々しく歌でも歌って仲良くなれば、連帯感が生まれる、なんて世間知らずで浅はかな考えには、シビアな周囲はその足元を見てますます白けるばかり。
形ばかりの指揮官の、中身のない指示になんて誰も耳も傾けず、指揮官ぶろうとすればするほどその底の浅さが知れる。
挙句の果てには役立たずを痛罵され、自分を思い知らされる龍馬。
できることといえば、皆の中に立ち混じり自身も身を粉にして動く誠実さを示すことだけ。
その誠実さだけは本物だから、通じた。
そうして、龍馬は大勢の人を動かすことの難しさ、人々の先頭に立って率いるためには、率いられる側の人間の信頼に応えられる自分でなければならないことを、だんだんと知ってゆくという・・・・。
どうすれば人の気持ちを動かせるのか。徐々に経験値を増やし、成功と課題を見つけ、知識や知恵を身につけて行く様子が刻々と。(笑)

実の父親でもわからない息子のこと、というのもおもしろかったな。
本当は、肉親ほどわからないことが多いのかも。・・・・・
甘やかしてはいけないと思いつつも、上京を段どってあげてしまう、その親心も切なかったな。

さて来週は、香川さんの出番がもう少し増えるのかしら?
南朋さんは出るのかなー・・・・・。
もっと出て欲しいなー・・・・・。


それから、この記事を書きながらつけっぱのTVでやってた「曲げられない女」。
なかなかおもしろかったです。
脚本はNHK土21「リミット」の遊川さん。
・・・・納得。
遊川さんは、今後また波に乗りそうかな?
NHK土21は、塚本さんが出てた「監査法人」もおもしろかったし、視聴率的には奮わないけど何気に業界の注目度は高そう。

He Comes with the Rain

2010-01-12 | ドラマ・映画・舞台の感想
とにかくメイキングが見たかったので、まずそれだけチェック。
映画のメイキング見るの大好き。
バイパーって、一切フィルムを使わない撮影方法のことなんですね。
ずーと気になってたけど、謎がとけました。(笑)

・・・・・・まあ、主役はジョシュですものね。当然、ジョシュ中心。
思ったより、短い。・・・・
いい感じのちまみれショットが新たにいくつか見れましたが、テレビでちらっと流れた中にはあったシーンが、なかったり・・・・・。
他のインタビューとかの方で見れるのかな?

リサ・ジェラルド

2010-01-04 | ドラマ・映画・舞台の感想
龍馬伝、見ました。
この龍馬像、私は嫌いじゃないです。

こういう人、結構いるような気がする。
将来その人が"龍馬"になるかどうかは別にして、争いごとが嫌いで、周囲と同じタイミングで激昂したりできなくて。
ある意味KY。一緒に盛り上がれない人。(笑)
土下座して謝ったりするの、ぜんぜん平気で。それでプライドが傷つくことはない。
むしろ、土下座をそんなにご大層なものだとする感覚や、「謝れない」という人の方がわからなかったり。(笑)
昼行燈タイプ。・・・・ま、結局、夜でも灯らなかったりする人も多いようですが・・・・。(苦笑)

福山さんは、力むことなく、彼本人の人好きする雰囲気を生かして、それなりに役目を果たしているのではないかと。
龍馬はさまざま思い入れが強い人も多いようで、納得いかない向きも多いかも知れないですが、言うなれば、今はまだ臥竜鳳雛なわけでしょ?
よちよち歩きで、やっと目覚め始めたぐらいの段階。
龍も鳳凰も、弱弱しい時代はあるわけで・・・・・。
福田さんらしく、なぜ龍馬という人間が、ああいう思想や韜晦を抱くようになったのか、彼の原体験やトラウマ的なもの、幼少期の環境などを、緻密な構成の元に計算づくで描きこんでる感じ。
・・・・あんまり計算づくだと、感情面のうねりが物足りないものになったりするのはストーリーテリングの上でよくあることかな、と。・・・・・

それに福山さん、意外に(と言ったら失礼になるのかな?笑)剣道シーンが決まってるのが驚きでした。
経験者なのかな?すごく自然だった。
ずいっと相手が切っ先を合わせて来たところを、す…と後ろへ下がって、自分に頃合いの間合いを取ったところが、殺陣指導の方が上手なのかどうなのか知らないけど、素人じゃないように見えた。
私は一応有段者だけど、あの動きは一朝一夕じゃなかなかできないと思う。
かなり練習されたのかな?運動神経がいいとか?
腕がたつ役のはずなのに、あんまりにも素人じみた動きとか見せられると、私はすごく白けてしまうタイプなので、これは嬉しい発見でした。

香川さん南朋さんは、期待を裏切らない上手さ。
香川さんのヨゴレっぷりは、ウチのおばあちゃまもママンもどん引きだったけど(笑)、演技のうまさには唸るばかりだったようです。
香川さんは狂言回しだけど、南朋さんが今後どう絡んでくるか楽しみです。

ひとつ気になったこと。

音楽の佐藤直紀さん?
スコアがハンス・ジマー過ぎだろ、と。(苦笑)
初っ端からリサ・ジェラルドで、なんて「グラディエーター」な・・・・・と思ってたら、なんか聞いたことがあるようなフレーズが次々と・・・・。
Now We Are Free(1:00過ぎぐらい?ここ聴くと毎回鳥肌がたつ), Slaves to Rome, The Might of Rome(2:00ぐらいから), Elysium, Barbarian Horde・・・・・この辺にちょっと似過ぎなような気が。
まあリサ・ジェラルド使ってる時点で、開き直ってるような気もしないでもないけど・・・・・オマージュとして聞くことにしますけどーー。・・・・