無事「生還」した二人。なんだか疲れてモーテルで一休み。その日の夜はインフォメーションセンターの女の子が、「夜7時から町のお祭りで移動遊園地が来るから、もし良かったら来てね。」と言われていたのですが、二人とも疲労困ぱいで行きませんでした。でも、無理してでも行けば良かった、と今でも後悔しています。
深夜、突然ウンジュが壁を思いっきりどんどん叩く音で目が覚める。寝ぼけてるのかなぁー、と思ったら、隣の部屋から不気味な音楽が大音量で聞こえて来た。酒にでも酔って踊り狂っているのか、何か宗教的な儀式でもしているのか?ガマン出来ないリズム&重低音。夜明けまで続いた。
翌朝隣のメンバーとすれ違う。40~50代の白人男女二組。話してる言語は英語じゃなかった。
この日はナバホ・ナショナルパーク、Kanab、Moqui Cave、Brayce Canyon、Zaionナショナルパーク、そして再びラスベガスへ、とかなりの長距離ドライブ。
最初のラスベガスの後からは、運転が面白くなって来た。ここからはほとんど私が運転。いくら運転しても疲労感なし。 若かったなー。。。
なぜまたラスベガスへ行く事になったのか?
それはお金を取り戻す為。ここまで何度も給油して来て、メーターが残り1/4位=ほぼ無くなりそうな感じで給油して$20-30。最初のラスベガスでの給油で支払った金額は$50。二人の意見は一致!「絶対に取り返してやる!」
ラスベガス到着は既に夜。40分宿を探し回ったけど今回ばかりは見つからず。ぼられたGSの敷地の隅に車を止まらせてもらう事にしました。でも、こんな事、絶対にしてはいけません。非常に危険です。テレンス・リー氏に叱られます。GSの遅番は黒人の若者男性。彼に事情を説明すると、「明朝までは僕が当番でここにいるから見張っていてあげる。」、と。「こんな事をするなんて本当に危ない。」、と。又、「わざわざお金を取り返しに来たなんて、、、。」と呆れていた。私達を騙したチョビヒゲおやじは黒人の彼と交代でやって来る、との事。怖いもの知らずの私達は寒い車内で一夜を無事過ごしたのでした。